NFJ DAC-X6J のオペアンプを OPA627AU に交換

この前のエントリーの一部で紹介したヘッドフォンアンプ搭載の DAC のオペアンプを評判のいい OPA627AU に交換してみました。

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Burr-Brown社製 OPA627AU について

オペアンプの世界は全く分からないけど、オペアンプを調べると必ずと言っていいほど出てくるのがこの OPA627AU でした。OPA627AU は偽物も出回るくらい人気もあるみたい。

今回の購入は出来るだけ安心して使えるように NFJ で2回路化基盤に実装して、2回路 8Pin DIPオペアンプ化された完成品を選びました。値段としては約3千円程度で DAC-X6J が約1万円なので価格の比率はかなり高いので効果がなかったら悲しい。。

OPA627AU

 

DAC-X6J のブロック図

DAC-X6J のブロック図は NFJ の公式ブログで公開されてて以下になってます。

引用:http://nfj2019.livedoor.blog/archives/2600859.html

 

今回の交換対象は TI-BB製オペアンプ OPA2134PA の部分です。ブロック図を見てわかるように、このオペアンプからヘッドフォンへの出力とスピーカーを繋げてるパワーアンプに出力する RCA 端子に繋がってるので、交換することでどちらにも影響があることがわかる。

 

DAC-X6J のオペアンプを OPA627AU への交換

DAC-X6J はオペアンプ部分は交換可能な構造になってるので、誰でも交換することが可能です。半田付けとかも不要なので、既存の部品を抜いて新しい部品を刺すだけで完了です。

まずは DAC-X6J のフロントの4箇所のネジを六角で外します。

DAC-X6J のオペアンプを OPA627AU への交換

 

4つ外すと前方にスライドすることでカバーを取外ことが出来ます。

DAC-X6J のオペアンプを OPA627AU への交換

 

丸で囲んだ部分の部品を交換します。

DAC-X6J のオペアンプを OPA627AU への交換

 

部品が小さくて素手で取り外すのは難しいので、専用の工具も購入しておきました。

 

工具を使って部品を真上に引き抜くだけで簡単に外せます。

DAC-X6J のオペアンプを OPA627AU への交換

 

取り付ける向きが決まってるので、そこだけ注意が必要です。

DAC-X6J のオペアンプを OPA627AU への交換

 

あとはケースに戻して交換は完了です。

 

OPA627AU へ交換後の感想

こんな部品1つで音なんか変わるかなって思ったけど、いい感じに変わりました。

  1. 交換前に比べて音が心地よく聞こる
  2. 薄いフィルタを1枚剥がした感じでボーカルの声とかがスッキリ聞きやすくなる

 

この小さな部品一つでここまで変わるなら、今使っている DALI のスピーカー(OPTICON 1)は中高音が凄く綺麗だけど、今のアンプの環境だとスピーカーの性能自体を使い切って無い気もするので、アンプ自体を他のものに変えて色々試したくなるなー。