Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)レビュー【富士フイルムのミラーレスカメラで Canon の EFレンズが使える電子マウントアダプター】

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)を購入したのでレビューします。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)について

Fringer EF-FX PRO II は Canon EF マウントレンズを富士フイルム Xマウントに変換するための電子マウントアダプターです。

大事なところは「電子」というところ。

これまで、以下のエントリーでも書いている Nikon FマウントXマウントに変換する K&F Concept のものを使ってましたが、このマウントアダプターは電子接点がないので、Exif にレンズ名と F値が記録されないし、マニュアルフォーカスでの使用となってました。なので、私が K&F Concept のマウントアダプターを使うレンズはマニュアルフォーカスでも問題ないマクロレンズ(Tamron 180mm Macro)のみでした。

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Tamron 180mm Macro

 

この Fringer のマウントアダプターの特徴としては、日本での代理店となる焦点工房のオンラインストアに以下が記載されていますが、電子接点がついてるので富士純正のレンズを使うようにCanon のレンズが使えます。

  • キヤノンEFマウントレンズの電子コントロール、AF撮影が可能(※EF-S規格のレンズにも装着可能)
  • マウントアダプター側の絞りリングで、絞り制御と撮影モードの切り替えが可能
  • レンズ内の手ブレ補正機構(キヤノン「IS」、シグマ「OS」、タムロン「VC」)に対応
  • 撮影した画像の焦点距離、露出などの情報はExifデータとして記録
  • コンティニュアスAF(AF-C)に対応
  • 「顔検出」「瞳AF」に対応
  • PC端末とのUSB接続で、ファームウェアのアップデート可能
  • アダプター内部の植毛加工により内面反射を制御

あと、このマウントアダプターの名称については、本家では「EF-FX PRO II」の名称ですが、日本だと「FR-FX2」という名称になってます。

 

購入先について

私が購入するタイミングでは日本で販売しているところが無かったので、本家のオンラインストアから購入しました。価格としては、製品 $299/送料 $25 で 合計 $324(当日のレートで 36,993円)でした。本家(中国)のオンラインストアからの配送は EMS での発送でした。

実際の配送履歴としては、5/24 に現地から発送されて 5/30 に到着しました。海外からの通販はたまに使うけど、いつもより遅い気がするのは ドナルド・トランプ が来日してたからなのか?(笑)

 

日本だと代理店の焦点工房が Amazon にも出品してます。海外から買うよりもちょっとだけ高めだけど、初期不良とかを考えるとこっちの方がいいかな?

 

PRO II とは違って、絞りリングが付いてないバージョン(絞り設定はボディー側で行う)もあります。

 

1型と2型の違い

今回購入した 2型は、2019年5月11日に発売されてます。1型との違いとしては、以下の3点のようです。

  • 絞りリングの操作性の改善(1型はマウントに近すぎて使いづらかったようです)
  • 今後のファームウェア更新のためのリソースの増強
  • アダプター内部の内面反射の改善

 

外観

EMSの袋を開けると茶箱に入ってました。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

茶箱の中に本来の箱が入ってました。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

横にスライドさせて、中の箱を取り出し。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

中の箱を開けたところ。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

取り出したところ。質感は悪くないと思う。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

Canon EFマウント側。ファームウェアアップデート用の MicroUSB 端子があります。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

富士フイルム Xマウント側。至って普通。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

X-H1 に付けたところ。

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

Fringer EF-FX PRO II(FR-FX2)

 

対応が謳われているレンズについて

最新情報は本家のサイトで確認をお願いします。

Fringer smart adapters

Fringer smart adapter official web site.Contax NContax 645…

 

2019/5/30 時点では、ファームウェア Ver 1.10 が最新で以下の本数が動作対象になってます。

  • Canon: 58本
  • Sigma: 27本
  • Tamron: 14本
  • Tokina: 3本
  • Samyang:1本

 

使用するレンズ

富士フイルムの前は Nikon を使ってたので Canon のレンズは持っていませんでした。

今回、マウントアダプターを購入したきっかけになったのは、この「Canon EF400mm F5.6L USM」が使いたかったから。スペックを見てもらうと分かりますが、野鳥撮影のために購入(中古)しました。

EF400mm F5.6L USM

 

と言っても、これまで野鳥撮影には、富士フイルム純正の XF100-400mm を使ってて 焦点距離と開放F値も変わらなくて違いとしては、ズームレンズか単焦点かというところ。写りの評判的には、Canon の最新の 100-400mm の2型と比較されているレビューサイトを見ると、100-400mm の方が解像力が上という評価もあるので、あまり期待はしてないけど、とりあえず使ってみたかった。

ただ、室内で使った感じだと、焦点距離が長いからか X-H1 のボディー内手振れ補正の効きがイマイチっぽかったから調べてみると、Fringer のファームウェアのリリースノートに以下の記載があったので、100mm よりも焦点距離が長いレンズだと効果が薄そうで、ちょっと想定外。。

However, IBIS performance with lenses longer than 100mm may be poor.

 

使い勝手

絞り設定

この EF-FX PRO II を選んだ一番の理由が、絞り設定用のリングが付いていること。これで、富士フイルム純正のレンズと同じように絞りの設定が出来るので操作に統一感が出来るところがいい。

といっても、野鳥撮影はシャッタースピードを稼ぎたいから開放しか使わないけど(笑)

AF スピード

違和感なく使える!

というか、野鳥撮影で使った感想としては、Fringer EF-FX Pro II + EF400mm F5.6L USM だと、純正の XF100-400mm より AF スピードはちょっとだけ速いです。

EXIF への記録は?

EXIF のレンズの情報には、正式なレンズ名が記録されていました。

 

ファームウェアアップデート

MicroUSB 端子に接続すると、パソコン側にストレージとして見えて、その中に格納されている「VERSION.TXT」のファイルを開くと、現在のバージョンが確認できます。

 

届いたものを確認してみると、以下の記載になってました。

Version: 1.00
Internal Version: 19.4.21.1

 

公式サイトを確認すると Ver1.10 のファームウェアが公開されていたので早速アップデートしました。アップデート方法としては、ダウンロードしてきた bin ファイルを対象のドライブ内に保存するだけです。

 

ファイルを保存すると数秒で自動的にドライブがアンマウント→マウントされ、マウント後はさっき保存した bin ファイルは消えてて、VERSION.TXT を開くと以下の記載になって、アップデートされていることが確認できます。

Version: 1.10
Internal Version: 19.5.23.1

 

作例

※天気が悪かったのもあるけど、基本的にはすべて絞り開放の F5.6 で撮ってます。

ファーストショットは、やっぱりカワセミ!

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

というか、撮影した直後に背面液晶で確認したときも薄っすらと思ってたけど、富士フイルム純正の XF100-400mm よりも写りがいい。。まぁ、ズームレンズと単焦点だと単焦点の方が有利というのはあるけど、なんかちょっと悔しい(笑)

上の写真をカワセミの部分だけトリミングしたのがこちら。めっちゃ解像してる!

X-H1, EF400mm F5.6L USM

 

紫陽花も咲いてました。

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

 

カルガモの雛にも遭遇!

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

 

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

 

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

 

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

 

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

 

X-H1, EF400mm F5.6L USM

X-H1 / EF400mm F5.6L USM

 

X-T3, EF400mm F5.6L USM

X-T3 / EF400mm F5.6L USM

 

X-T3, EF400mm F5.6L USM

X-T3 / EF400mm F5.6L USM

 

まとめ

買う前までは正直あまり期待してなかったけど、想像以上に普通に使えて、いい感じのマウントアダプターでした。ただ、値段がちょっと高いので、富士フイルムにはラインナップが無い、ちょっと尖ったスペックのレンズが欲しい場合にはいい選択肢だと思います。

富士フイルムで野鳥撮影を考えた場合、純正の XF100-400mm と比較すると価格的には約8万円の差があるので、この選択肢もありだと思います。

  • Fringer EF-FX PRO II(約4.3万円)+ EF400mm F5.6L USM(中古相場 約7万円)
  • 富士フイルム純正 XF100-400mm(約19万円)

ただ、最初にも触れたけど、EF400mm F5.6L USM はレンズ側に手振れ補正がなくて、X-H1 のボディー内手振れ補正も Fringer との組み合わせだと 100mm 以上はあまり効果は無いので、純正の XF100-400mm の強力な手振れ補正だと撮影時もファインダー像が安定してて撮影が快適だけど、EF400mm F5.6L USM だとファインダーが揺れるのであまり快適ではないです。(一脚の使用を推奨)

あと、動画撮影を考えると EF400mm F5.6L USM だと 手持ちでも一脚でも画面が揺れ過ぎて動画としては使い物にならないので、三脚+ビデオ雲台が必要になります。

用途によって使い分けは必要だけど、今回はいい買い物でした!