XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS レビュー【本格的な撮影にあると便利な超望遠レンズ】

一番稼働率の高い XF100-400mm をレビューします。購入は 2017年7月。

XF100-400mm について

スペックシート

まずは、スペックシートで簡単におさらい。

項目
型番XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
レンズ構成14群21枚 (EDレンズ6枚、内1枚スーパーEDレンズ)
焦点距離f=100 – 400mm(35mm判換算:152 – 609mm相当)
最大口径比(開放絞り)F4.5(ワイド端)、F5.6(テレ端)
最小絞りF22
絞り形式9枚(円形絞り)、1/3ステップ(全15段)
撮影距離範囲1.75m~∞(ズーム全域)
最大撮影倍率0.19倍(テレ端)
外形寸法:最大径×長さ(約)ø94.8mm×210.5mm(ワイド端)/270mm(テレ端)
質量(約)1,375g
フィルターサイズø77mm

外観

富士フイルムらしいデザイン。

XF100-400mm

 

前玉の周辺には刻印は無し。

XF100-400mm

 

フィルター経は 77mm。プロテクトフィルターはいつもの Kenko ZX を装着。

 

フード

レンズフードは、作りがイマイチなものが多い富士フイルムの中ではかなりマトモな造り。他のレンズもこのクオリティーで作って欲しい。

XF100-400mm

 

フードの下部には、PLフィルターを装着時に回転させるために利用出来る蓋がスライドタイプで付いてる。

XF100-400mm

 

取り外し時は、このロックスイッチを押しながらじゃないと外れないので、使っている時に不用意に外れることはないので安心して使用出来る。

XF100-400mm

 

装着するとこんな感じ。デカい!

XF100-400mm

 

物理スイッチ

搭載されているスイッチは、左から「手ブレ補正の On/Off」「絞り値のオート」「フォーカスリミッター」。撮影中には意図せず変わることはないけど、カメラバックに収納する時に触れちゃって意図せずに変わっていることがたまにあるので、もう少し造りに考慮が欲しい。

XF100-400mm

 

あとは、ズーム部分のロックスイッチが付いてる。ただ、このスイッチは殆ど使うことはないかな。

XF100-400mm

 

ただ、撮影中に伸ばしたまま移動してどこかに当ててしまったことが原因と思われる故障をしたので、移動中は一番縮めた 100m に戻してロックしてから移動した方がいいかもしれません。

 

三脚座

三脚座は小ぶりな造り。撮影中は、この部分を持って移動することもあるから、もう少し大きめに作って欲しかった。あと、取り外し用のネジが緩みやすくて、何回か危ないことがありました。。

XF100-400mm

 

取り外すとこんな感じ。

XF100-400mm

 

富士フイルム純正でアルカスイス互換のプレート(MLP-75XF)が発売されてて、XF50-140mm と共通で使うことが出来るでの三脚での使用が多い人はあると便利だと思うけど、ちょっと高い。。

 

まだ購入出来てないけど、興味があるのがサードパーティーから出ている三脚座自体を取り替えてアルカスイス互換に対応する製品。こっちの方が使い勝手はいいと思う。

 

XF50-140mm との比較

焦点域が違うので、単純な比較は出来ないけどサイズ感がわかればということで。

XF100-400mm, XF50-140mm

 

XF50-140mm はインナーズームなので全長は変わらないけど、XF100-400mm を 400mm にした時はこんな感じ。

XF100-400mm, XF50-140mm

 

XF100-400mm, XF50-140mm

 

お気に入りなところ

写りと重量バランスがちょうどいい

このレンズを使うことが多いのが、野鳥/花/旅客機 の撮影に使うことが多いけど、手持ちで長時間使っても、そこまで苦痛ではないです。それに、写りも趣味で使う分には十分すぎるくらいの写り。

X-T20, XF100-400mm

手振れ補正が強力

スペックとして 5.0 段分の手振れ補正が搭載されてます。

このレンズの手振れ補正は EVF を覗いているときから像がピタッと止まってくれるのでかなり強力です。レンズの手振れ補正が効かないくらいのシャッタースピードだと、被写体ブレすることも多いと思うので、このレンズで手振れ補正で困ったことが無くて、かなり撮影を助けてくれます。

 

けっこう寄れる

最大倍率が 0.19 倍なので、そこそこ寄れることが出来るので花の撮影とかでも無理なく構図を作ることが出来て凄い使いやすいのがいい。以下の写真は XF1.4X テレコンを付けてるのも最大倍率が 0.26 倍になってるので、蜂みたいな小さい被写体でもここまで写すことが出来ちゃう。

というかズームレンズとは思えないくらいよく写ってると思う。

X-T2, XF100-400mm + XF1.4X

 

テレコンとの相性

XF100-400mm は富士で最大の望遠なので、野鳥撮影などでもっと焦点距離を稼ぎたい時はテレコンが必須になります。富士のテレコンは XF1.4XXF2.0X のラインナップがあるけど、野鳥撮影ではシャッタースピードも重要になるので、私はバランスのいい XF1.4X を組み合わせて使ってます。

テレコンのレビューは以下をどうぞ。

XF1.4X との組み合わせだと AF 速度の低下は殆ど感じないし、画質の低下もほぼ感じることは無いので、違和感なく使うことが出来ます。ただ、物理的に 開放F値が1段分落ちる ので、野鳥が木陰とかに入られるとちょっときつい事がある。

 

イマイチなところ

値段が結構高い

最近のミラーレス用のレンズは高額なものが多いから、そこまで飛び抜けて高いわけではないけど、趣味で購入するにはちょっと躊躇してしまう値段。。

ただ、私の場合は、使い勝手と写りを考えると購入して満足度は高いです。

 

風景撮影には画角は狭い

望遠レンズの1本目として XF50-140mm と XF100-400mm のどっちを買おうかなと悩んで、XF100-400mm で色々とカバー出来るかなーと思って初めに買ったんだけど、APS-C で 100-400mm だと風景撮影に使うには画角が狭すぎて使いづらかった。。

XF50-140mm と XF100-400mm は大きな枠としては望遠レンズで一緒だけど、使うシーンが全く違うので比較する対象ではなかった。

 

ただ、こういった太陽をアップで撮りたい場合には、XF100-400mm は必須のレンズ。

X-T2, XF100-400mm

作例

望遠レンズって、遠くのものを大きく撮るだけってイメージしている人もいると思うけど、花の撮影を行う人にはオススメできる。というのも、花の撮影って撮影対象が柵の中にあって近づけないことも多いし、望遠レンズだと前ボケとかも作りやすいので、こんな感じの写真が簡単に撮れちゃう。

 

こういった写真って、焦点距離が短いとレンズだと撮れないので、花の撮影=マクロレンズって思われがちだけど、撮りたい絵によっては望遠レンズの方が合ってることがある。

 

もちろん、野鳥撮影には必須のレンズ。解像力も十分だと思う。

 

 

羽田空港での旅客機の撮影に使ったけど、焦点距離が使い易すぎた。

 

 

XF100-400mm はガッツリとした撮影では使用頻度が高いのでオススメの1本です。