Anker の PowerConf というスピーカーフォンを購入しました。
購入した理由
現在の仕事環境
2020年8月現在の仕事の環境についてこんな感じです。
- 基本は自宅でテレワーク
- どうしても客先に行かないとダメな時だけ外出して打合せ
自宅でのテレワーク時は前回紹介したゼンハイザーのUSB接続のヘッドセットを使ってます。
そもそもスピーカーフォンって?
ノートパソコンに内蔵されているマイク/スピーカーや外付けのヘッドセット(USB接続 or 3.5mmジャック)は1人で使う為に最適化されてるけど、スピーカーフォンは同じ場所に複数人が居て一部の人はリモートにいる場合に最適化されている製品です。
会社の会議室には設置されていることが多いと思います。
外出先での数人での打ち合わせ時に使いたい
会社に行けば基本的には各会議室には USB 接続のスピーカーフォンが設置されてるから使うことはないんだけど、現在の仕事環境のとこで触れたように、一部の客先ではリモートではなくて対面での打合せになることがあるんだけど、昨今の状況として、リモート参加出来るメンバーはリモートにして現地での人数を減らすということが多いです。
そういったシチュエーションの際に利用したいなと言うことで今回の購入となりました。
自宅でのテレワーク時も便利なのでは?
今回購入した最後のひと押しとなったのが、この部分でテレワーク時の自宅でも使えるんじゃない?ということでした。
外出先で使うこともあるんだけど、頻度はそこまで多くないから買うのは勿体ないなと思ってたんだけど、Youtube でリモートワーク時のデスク環境の紹介をしている動画を見てる時にスピーカーフォンを使ってると紹介されてて、自宅で1人でもスピーカーフォンってありなんだと思って購入することに決めました。
というのも自宅ではゼンハイザーの USB接続のヘッドセットを使ってて音質とかも良くて使い勝手には満足してるんだけど、1点だけ不満があって1時間を超えるような会議だと耳への圧迫が気になってくるところ。
比較検討したスピーカーフォン
今回は Anker PowerConf を購入したけど、購入検討したスピーカーフォンは以下がありました。
ジャブラ(Jabra)スピーカーフォン Speak 510
私の中ではスピーカーフォンといえば Jabra ってイメージがある。多分、会社の小さめの会議室に設置されているのもこの機種だったと思うので、安定性は折り紙済み。ただ、ガジェット好きとしては定番過ぎて面白みがなかったので今回は選びませんでした。
あと、実売価格で2万円弱なので個人で買うにはちょっと高いかな。。
主な特徴としては、以下となります。
- USB(ケーブルは内蔵)または Bluetooth 3.0 接続
- 1~4名程度の小規模会議に最適
- 最大出力 10ワットのスピーカー
- バッテリー駆動時は最長 15 時間の利用が可能
- 重量 195g
ヤマハ スピーカーフォン YVC-200
ヤマハ製品なので音質とかは良さそうな気がしてて凄く欲しかったんだけど、値段が3万円弱しちゃうので実機を見ずに買う勇気はありませんでした。。
- USB(MicroUSB) または Bluetooth 4.2 接続
- 1~4名程度の小規模会議に最適
- 無指向性マイク x 1(収音範囲:最大2m以内)
- 45mm フルレンジスピーカー x 1
- バッテリー駆動時は最長 10 時間の利用が可能
- 重量 280g、140 x 140 x 43mm
Anker PowerConf を買った今でもちょっと気になってる。。どこかで実機を触れていい感じだったら欲しいな。
2020/08/09 追記
我慢できずに YAMAHA YVC-200 を購入しました。
Anker PowerConf について
Anker PowerConf の仕様
基本的な仕様は Jabra Speak 510、ヤマハ YVC-200 とは大きくは変わらない(1~4名までの小規模会議用)気がするけど、最近発売されただけあって接続形式が有線は USB-C だし無線も Bluetooth 5 になってるのがいいところ。ただ、無駄に大容量のバッテリーを積んでるからか重量が 340g も重めになってます。。
あとスピーカー性能も劣る感じです。
- USB-C または Bluetooth 5 接続
- 最大出力 3ワットのスピーカー
- バッテリー駆動時は最長 24 時間の利用が可能
- 重量 340g、124 x 124 x 28mm
Anker PowerConf の一番の利点としては値段が安いというところ。実売価格としては 12,980円です。値段さえ無視すれば個人的にはヤマハ YVC-200 が一番欲しかったです。。
Anker PowerConf の開封
パッケージは Anker らしい感じ。
ケースに収められている状態で収納されてました。
ケースに収められている本体と USB-C ケーブルが付属されてました。
ただこのケーブルは太くて取り回しがイマイチだったので以前から使っているケーブルに変えて使うことにしました。
他のレビューでも触れられているけど、このハードケースは本体と同じサイズで作られてるので付属されているケーブルだとボリュームがありすぎて一緒に収納することが出来ません。。私は上記のケーブルに交換して 30cm タイプを使ってるので一緒に収納することが出来ました。
前面には「電源ボタン」「Bluetoothボタン」が配置されてます。ボタンの両サイドにはステータスの LED になってます。角にあるのがマイクです。
背面にはこのスピーカーフォンをモバイルバッテリーとして使う場合には出力が出来る USB端子とオーディオ出力と PC と接続するための USB-C ポートが配置されてます。基本的には USB-C ポートだけを使うことになります。
モバイルバッテリーで有名な Anker らしく、このスピーカーフォンは内蔵しているバッテリーをスマホとかに給電することが可能です。バッテリー容量として 6,700mAh 搭載されているので普通のスマホだとフル充電2回分くらいは賄えるかも?
上面にはWeb会議時に利用するタッチセンサーのボタンが配置されてます。
マイク/スピーカー性能は必要最低限
マイクは周辺に合計6個配置(四隅に1個ずつと両サイドに1個ずつ)されてて、利用時はこんな感じで音声を認識している方の LED が青色に光ります。
真ん中をタッチするとマイクをミュートすることが出来て、ミュートされているのが分かりやすく LED が赤色になってくれます。
テストで使ってみたファーストインプレッションとしては、マイクの性能もスピーカーの性能も必要最低限は満たしているって感じで、特段優れてるとはところはありませんでした。
ただ、ノートパソコンの内蔵に比べたら圧倒的に優れているので購入する価値は十分にある。
パッケージには収音範囲は 5m との記載はあるけど、ちょっと盛り過ぎだと思う笑 実際には 2m 以内を目安に使ったほうがいいと思います。
当たり前だけどマイク性能は USB接続ヘッドセットに分がある
これは比べるまでもなかったくらいだけど、マイクの性能は明らかにゼンハイザーのUSB接続のヘッドセットの方が良かったです。単体で使用する分にはどちらでも気にならないけど、交互に聴き比べると明らかにゼンハイザーの USB接続のヘッドセットの方が聞きやすいクリアな音声になりました。
テレワーク時のヘッドセットとの使い分け
自宅で使う場合だけど、以下の使い分けで行く予定です。
製品 | 説明 |
Anker PowerConf | ・ケーブルもなく取り回しがいいし、耳への負荷が無いので、自分がしゃべる事が少ない会議の時に利用 |
ゼンハイザー VoIP PC8.2 USB | ・マイクの音声がクリアなので、自分がメインで話す時が多い時に利用 |
ファームウェアのアップや詳細な設定はスマホアプリからのみ実行可
スマホアプリは Anker から出ている「Soundcore」をインストールして「More」から「PowerConf」を登録します。
「ファームウェアを更新する」→「インストール」でファームウェアのアップデートを実行します。(有線接続でPCに繋げているとエラーが出てアップデート出来なかったので、ケーブルは外して実行しましょう)
スマホアプリからは「ミュート」「音量の調整」「シングルモード/グループモードの切り替え」と「バッテリー残量の確認」が出来ます。シングルモードとグループモードについては一人で使う分には違いがわからなかったので、実践で使ってみて違いが分かったら追記します。
最後に
Anker PowerConf については、値段の安さが一番の魅力だと思います。4名程度であれば十分に使えるので、リモートでの打合せが多い人は買っておいても損は無いと思います。
あと、今回紹介した商品はどれも小規模な会議用(1~4人)なので、広いところで使う予定の人は上位機種などを検討した方がいいと思います。
ヤマハ YVC-330(4~6名程度)
ヤマハ YVC-1000(8~40名程度)