スマートウォッチとしては、以前も紹介した「Xiaomi Smart Band 8」を使ってきましたが、今回の Apple Watch Series 10 発売のタイミングで、初めて Apple Watch を購入しました。購入後、数日使用したので、使用した感想も合わせて紹介。
2年くらい前に一世代前の「Xiaomi Smart Band 7」を購入して便利に使ってたんだけど、数か月前にどこかにブツケたみたいで画面が割れちゃいました。結構前に「Xiaomi Smart Band 8」が販売されていたのは知っていたけ[…]
Apple Watch Series 10 を購入した理由
ジョギングが習慣化してきた
以下のエントリーで紹介した、ジョギング用シューズを8月の頭に購入してから、2~3日に1回くらいのペースでジョギングが継続出来ています。
昔は週に2~3回くらいの頻度で、一回あたり約10kmくらいのジョギングをやってたんですが、ここ数年は完全にサボってました。まぁ、その結果として年々体重が徐々に増加していくことに。それにテレワーク生活との合せ技で体力の低下を感じることが多くな[…]
トラッキングということだと、Xiaomi Smart Band 8 でも十分問題ないんだけど、今後も続けると思うので、モチベーション維持も含めて所有欲の高い Apple Watch に乗り換えようと思いました。
Apple Pay(クレジットカードのタッチ決済、Suica)の支払いを便利に
電車に乗る時は iPhone の Suica を使ってて、店舗などでの支払いについては、以下の優先順位で使ってます。
- Apple Pay(クレジットカードのタッチ決済)
- Apple Pay(Suica)
- paypay(Apple Pay では無くバーコード決済)
Suica の支払いが一番レスポンスが早くて良いんだけど、Suica の場合には事前にチャージを行っておく必要があって、残高を気にしておかないと行けないのが少しだけストレスなので、基本的にはクレジットカードのタッチ決済がメインです。Suica 自体は View カードを紐づけているのでオートチャージ設定はしてるけど、オートチャージは電車の改札通過時にしか実行されないので、電車に乗らない日が続くとたまに残高不足になることがあるので。。
都内で生活していると、大抵は ① か ② で済むことが多くて、① と ② に対応していない店舗でだけ ③ を使うような感じです。
iPhone での利用で困ることは無いんだけど、iPhone を出すのが面倒だなと思うことがあったり、たまに手を滑らせて落としそうになったことがあったので、支払いをもっと便利にしたいなと思って、Apple Watch の導入を決めました。
健康系のトラッキングが魅力的
Apple Watch に付いている健康とウェルネスの機能としては以下のものがあって、日常的に見守られている感じがいいなと期待しています。
- 血中酸素ウェルネスアプリ
- 心電図アプリ
- 過去の排卵を推定できる周期記録アプリ
- 心拍数アプリ
- 高心拍数と低心拍数の通知
- 不規則な心拍リズムの通知
- 服薬アプリ
- 心の状態を記録できるマインドフルネスアプリ
- ノイズアプリ
- 睡眠ステージ対応の睡眠アプリ
- 睡眠時無呼吸の通知
Apple Watch Series 10 (46mm) の開封
Apple っぽいパッケージ。
Apple Watch Series 10 は 42mm と 46mm の2サイズ展開ですが、46mm を選びました。iPhone も 15 Pro Max を使ってて、画面は大きければ大きいほど好きなので。素材は「チタニウムケース」が魅力的だったけど、値段が高すぎるので「アルミニウムケース」の「ジェットブラック」を選びました。
バンドについては、ジョギングにも使うので汗をかいても問題ないように「ブラックスポーツバンド」を選びました。Xiaomi Smart Band 8 でも何種類かバンドを試したけど、ジョギングで使うときには汗が染み込まず、シャワーの時に一緒に汗を洗い流せて、その後に直ぐに利用可能な素材が一番良かったので、Apple Watch でも同様の素材を選びました。
スポーツバンドで布系のやつがあるけど、汗が染み込んだりシャワーとかで使うと布に水分が染み込んで乾くまで時間がかかるので、ジョギング用には向いてないかなと思ってます。
土屋鞄のレザーバンドを購入
Apple Watch と合わせて購入したスポーツバンドは、ジョギングでの使用を想定して購入したので、日常使い用として土屋鞄のレザーバンドを購入しました。購入したのは「レザーウォッチバンド Apple Watch用(フィールドソフトレザー)」というやつです。
無難に黒を選びました。
裏はこんな感じ。
実際に装着してみるとこんな感じで、凄く相性がいい感じ。ある程度使い込むと革がいい感じになっていきそうで楽しみ。
用途毎にワイヤレス充電器を購入
自宅での充電用に据え置きの 3 in 1 ワイヤレス充電器を購入
Apple Watch 用の充電ケーブルは製品に付属(充電器は付いてないので別途購入は必要)してますが、自宅での充電を快適に出来るように、据え置きタイプの充電器を購入しました。これまで「iPhone 15 Pro Max」と「ワイヤレスイヤホン(Technics EAH-AZ80)」は有線で充電してましたが、Apple Watch はワイヤレス専用なので、今回に合わせて3つとも無線充電したいなということで、3台同時に充電出来る「3 in 1タイプ」から選択しました。
ワイヤレス充電器は色んなメーカーから多種多様な製品が出てて値段もピンキリだけど、以下の点を満たしているものを選びました。
- iPhone の充電として 15W での充電が出来ること(Magsafe対応 or Qi2対応)
- Apple Watch が高速充電(5W)出来ること(MFi認証対応)
- USB Type-C が利用出来ること
ワイヤレス充電は充電速度が重要ですが、対応している規格などをしっかりと確認しておかなと低速での充電となってしまうので、iPhone と Apple Watch の高速充電に対応しているものを選ぶ必要があります。3 in 1 でしっかりと上記の条件を満たすものって、かなり高額なものしか無くて(最低でも1万円以上)、調べた感じだと Anker の製品が一番コストバランスがよさそうだったので、これを選びました。
内容物はこんな感じで、充電器付きというのがポイントが高いところ。
厚み自体はこんな感じで、デスク上に置いてても邪魔をしなくいい感じ。左から iPhone の充電、ワイヤレスイヤホンの充電、Apple Watch の充電という使い方です。
Anker の製品が良いところが、こんな感じで、Qi2 に対応しているところと Apple Watch のところが可動式になっているところです。そのため、Apple Watch で利用するバンドがリング式でも対応することが可能です。
充電器のプラグ部分は折り畳めない仕様です。基本的には家で挿しっぱなしなので問題なし。
レビューは以下が判りやすかったです。
外出時の緊急時用にバッテリー内蔵充電器を購入
電車に乗る時も Apple Watch の Suica を使うことを想定してるんですが、Apple Watch の場合、バッテリーが切れると同時に Suica が使えなくなるみたいなので(iPhone の場合にはバッテリーが切れても数時間は利用可能)、緊急時に充電出来るようにバッテリーを内蔵した充電器を念の為購入しました。
Apple Watch の充電器は色々なものが出てるけど、バッテリーを内蔵しているものは選択肢があまり無くて、値段も安かったのでコレにしました。見ての通りコンパクトで見た目もいい感じ。
こいつ自体を充電する時はケーブルを外して USB Type-C で充電する感じです。内蔵しているバッテリー容量は 1,200mAh で Apple Watch 約1.5回分の充電が可能みたいです。
サイズ感がわかるように Apple Watch Series 10 (46mm) を置いてみました。仕事に行く時の鞄であれば、モバイルバッテリーとかも入れているので、Apple Watch の充電器にバッテリーを内蔵していなくてもいいんだけど、プライベートで外出する時はモバイルバッテリーは持ち歩いて無くて、カバンも小さめなので、その鞄に入るサイズで完結する必要があるので私の用途にピッタリでした。
ただ、注意点としては、この製品は「Made for Apple Watch (MFi認証)」は取得していないので、高速充電(5W)には対応してなくて、2.5W での充電スピードになります。私の場合は、あくまで緊急時用で日常的に使うことは想定していないので、値段重視(約1,700円)でこれを選びました。日常使用も想定している人は、高速充電(5W)に対応している方がいいと思います。ただ、バッテリーを内蔵してて MFi 認証を取得しているのは私が調べた範囲では、CIO から出ているコレだけっぽいです。ただ、MFi 認証を取っているだけあって結構いい値段はします。。
Apple Watch Series 10 を数日使ってみた感想
Apple Pay の利用が思った以上に便利
一番期待していた Apple Pay の利用が本当に便利になりました。
特に便利になったのが「クレジットカードのタッチ決済」です。iPhone でクレジットカードのタッチ決済を利用する流れは以下だと思います。
- iPhone をポケット or カバンから取り出す
- 電源ボタンをダブルクリックする
- Face ID 認証する
- タッチ決済をする
- iPhone をポケット or カバンに入れる
Apple Watch の場合には以下になります。Apple Watch の場合、腕に装着して一度ロックを解除したら、腕から外すまではロックは解除されたままになっているので、わざわざロック解除が不要というところが便利です。
- Apple Watch のボタンをダブルクリックする
- タッチ決済する
この手間が無くなるだけで、本当に Apple Pay の利用が快適になります。iPhone で Apple Pay(クレジットカードのタッチ決済、Suica)を頻繁に使っている人は、絶対に Apple Watch を導入した方が良いです。めっちゃ快適です。
毎日の充電はあまり気にならない
これまで使っていた Xiaomi Smart Band 8 は1回のフル充電で約2週間は使えてました。
Apple Watch の場合には、毎日の充電が必要なので面倒かなと思ってたんだけど、お風呂に入る時に外して充電しておいて、寝る前までのどこかで装着すればいいので、充電自体はあまり気にならず利用が出来てます。
22時くらいにフル充電の状態で装着して使いだして、翌日の20時くらいでバッテリー残量は約30%台後半~40%台前半くらいなので特に困ることはないです。公称のバッテリー持ちは 18時間になってるけど、この時間は1~2年経過してバッテリーがヘタった時を考慮した数字なのかな?
iPhone の画面が Off のまま Apple Watch に通知してくれるのがいい
これまで利用していた Xiaomi Smart Band 8 の時は、通知がある際には iPhone の画面が On になって iPhone 側でも通知が来たことが目視で把握出来て、Xiaomi Smart Band 8 側にも通知が来る仕様でした。私的には、誰かが近くにいる時に iPhone を机の上に置いた状態だと、通知内容を見られるのがあまり好きではありませんでした。。
Apple Watch の場合には、通知が来ても iPhone の画面は Off のままで Apple Watch 側に通知が来るので、周りに人がいても、iPhone の状態を気にしなくて良くなったのが凄く快適になりました。ということは iPhone の画面が On になる回数も減ると思うので、iPhone 自体のバッテリー持ちの向上にもなると思います。
サイズは大きいけど、寝る時に付けてても気にならない
これまで使っていた Xiaomi Smart Band 8 と比べると、Apple Watch Series 10 (46mm) はサイズが大きくなるので、寝る時に付けてると邪魔にならないかなと心配があったけど、まったく問題なかったです。
実際に比べてみるとこんな感じ。
ジョギングの時に存在は気になる。。
Xiaomi Smart Band 8 でジョギングをする時は、軽量ということもあって存在を感じることはなかったんだけど、Apple Watch Series 10 (46mm) は、付けてるなというのを感じるくらいの重さがあるので、ジョギング中に気になることが何回かありました。。 ただ、これは慣れる気がするからどうでもいいかな。
Apple Watch (GPSモデル) 単体で、ジョギング時のルートトラッキングが可能
Xiaomi Smart Band 8 の場合には、単体で使っているとどのルートを走ったかはトラッキングすることは出来てなかったんですが、Apple Watch Series 10 の GPS モデルの場合には、単体で使用して自宅に戻って iPhone で結果を確認すると、走ったルートを正確にトラッキング出来てました。まだ、決まったルートしか走ってないので現時点だとあまり有り難みは無いけど、今後、長い距離を走れるようになってくると楽しくなるかも。
YouTube Music でプレイリスト内でシャッフル再生が出来ない
音楽再生アプリについては「YouTube Music」を使ってます。前までは Amazon Music を使ってましたが、YouTube で広告を表示したくないので昔から有料プランに入ってたんですが、そのプラン内で YouTube Music が使えると知ってからは、YouTube Music を使ってます。
Apple Watch で YouTube Music のコントロールは出来て、好きなプレイリストを選んで再生することは出来るんですが、私の使い方としては、プレイリスト内でシャッフル再生をしたいんですが、Apple Watch からだとプレイリストを選んで再生した後にシャッフル再生を有効にする操作が出来ませんでした。。
マップでの道案内が快適
購入前はにはまったく期待してなかった機能ですが、Apple 純正のマップアプリでの道案内が凄く便利でした。Apple Watch の新しいバンドが欲しくて、Apple銀座に行ってきたんですが、一時移転してから行ったことがなかったので、いつも使っている Google Map を使おうかと思ったんですが、どこかのレビューで Apple 純正マップアプリだと地図が表示出来るというのを見たのを思い出して、Apple 純正マップアプリを使ってみました。
Apple 純正マップアプリだと、Apple Watch にこんな感じで案内を出すことが出来るので、想像以上に快適に利用出来ました。歩きながらスマホを触るのって面倒ですが、Apple Watch であればまったく邪魔にならないので、凄く快適に使うことが出来ました。
ちなみに Google Map に場合には、Apple Watch 側にはこんな感じで文字情報だけで表示されるので、あまり直感的では無いのが残念。
Xiaomi Smart Band 8 と比べてみて
「Xiaomi Smart Band 8」と「Apple Watch Series 10」だと約13倍くらいの価格差があるので、そもそも比較する対象でもないけど、上記に書いた点だけでも買い替えて良かったと思います。上記に書いてない部分としては、そもそも物としての作りが違う(レザーバンドも含めて)ので所有している喜びがあるというのが凄く大きいです。
Apple Watch が劣っている点としては、値段が高いだけあって取り扱いに気を使うというところくらいかな(傷を付けるのが怖い)。Xiaomi Smart Band 8 は値段が安いので、何も気にせず適当に使えるというところが凄いメリットでした。
あと、Apple Watch との違いで Apple Watch の方が気に入っている点は振動(バイブレーション)の質が違います。Apple Watch の振動は滑らかで心地良い感じで高級感を感じて、いいものを付けてるなと感じさせてくれます。
最後に
高い買い物だったけど、Apple Watch は購入して正解でした。Apple Watch の購入時に想定してたよりもかなり満足度は高いです。Apple Watch の購入を迷っている人がいたら、迷わず購入していいと思います。