このブログサイトを作る時に、どこで作ろうか迷ったり検討したので写真ブログを作ろうと思っている方の参考になればと思い紹介します。
はじめに
WordPress(ワードプレス) を選んだ理由
ブログをやるためには WordPress を使わなくても無料で使えるブログサービスが複数あります。有名どころでいえば「はてなブログ」とか「Amebaブログ」とかかな?
無料のブログサービスについてはお手軽に使えて便利なんだけど、デザインの制約とか広告が表示されたりで、せっかくの写真ブログで見た目にこだわりたくても限界があるので、私は自由度の高い WordPress を選びました。
逆にデザインとかに強いこだわりがないのであればブログサービスを利用するのが早いと思います。あと、ブログサービスも有料プラン(はてなブログPro など)を契約すれば独自ドメインが使えたり広告が表示されないなど、多少は自由度もあがります。ただ自由度には限界はあります。。
WordPress はブログ作成だけではなく、企業のサイトの管理用でも使われてて圧倒的なシェアを誇るので、世の中に情報が沢山あるのでカスタマイズするのにも困らないし、沢山のプラグインが出てるので、やりたいと思ったことは大抵のことが実現出来ます。
初めの数カ月は検索サイトからの流入は見込めない
この後に説明はするけど WordPress でブログを作る時は独自ドメインで作るので、エントリーを書く量にもよるけど初めの数カ月は検索サイトからの流入は見込めないので我慢強く地道に書き続ける必要があります。
ちなみに、検索サイトの流入が分かる Google Search Console の実績としてはこんな感じで、ブログ開設1年目は、まーーーたく伸びなくて開設1年後くらいから徐々に伸びるようになりました。
WordPress 実行環境の準備
WordPress でブログを始める場合、最低限必要になる要素
WordPress はあくまでもコンテンツ管理システム(CMS)なので実行環境などを用意する必要があります。そこで最低限必要になるのが以下になります。
- 独自ドメイン
- レンタルサーバー
私の場合は独自ドメイン(このサイトで言えば fuji-x-life.tokyo)とレンタルサーバーは、さくらインターネットを利用してます。
まずはレンタルサーバーの契約
レンタルサーバーはディスク容量とかデータの転送量毎に複数のプランが用意されていますが、私のブログサイトは大したアクセスも無いので スタンダードプランの月額 524円 のものを利用しています。
スタンダートプランの1日あたりのデータ転送量上限は 80GB ですが、このブログの月間アクセス数は 3万PV 前後(1日平均1000PV)ですが、実際のデータ転送量は以下のような感じで、最大でも 3.67GB なので単純計算でも月間60万PV までは大丈夫です。(個人ブログで月間60万PVはありえないと思う)
スペック的には余裕すぎるので個人ブログであればスタンダードプランで問題ないです。
さくらのレンタルサーバであれば、2週間はお試し期間で無料 で使えるので、とりあえず登録してみて、いろいろと触ると分かりやすいと思います。
独自ドメインの取得
ドメインは取得してから実際に使えるようになるまでには数時間~半日程度かかります。
独自ドメインの取得に関しては、レンタルサーバーと同じさくらインターネットが提供しているさくらのドメインから取得することが出来ます。独自ドメインに関しては、取得するドメインにより多少は金額が違いますが .tokyo ドメインであれば 1年で 2,200円になります。
まずは、自分が付けたいドメイン名を検索して使えるか確認しましょう。
ドメイン名を検索すると類似したドメインも使えるか表示されるので、使いたいドメインに申し込みます。
さくらのドメインに記載がありますが、各ドメイン毎の用途はこんな感じです。噂では SEO 的には .com ドメインが一番良いとは言われているみたいです。
ドメイン名は途中から変えるのは大変なので、じっくりと考えて決めましょう。私の場合には fuji-x-life.tokyo にしてしまったので、富士フイルム以外のカメラを書きにくい状況になってます(笑)
レンタルサーバーに WordPress をインストール
さくらインターネットのレンタルサーバーは WordPress のクイックインストール機能が用意されているのでウィザードに従うだけで簡単に WordPress を導入することが出来ます。以下がレンタルサーバーの管理画面になります。
詳細な手順については、さくらインターネットのサイトに記載があります。
あと最近のブラウザ(Chromeとか)はサイトが SSL化 されていることが基本条件になってます。SSL 化とは URL の先頭部分が https:// になってる通信が暗号化されているサイトになります。
そのため、さくらインターネットで用意されている WordPress の SSL化プラグインを導入すれば無料で SSL 化することが可能です。さくらインターネットのレンタルサーバーは WordPress が使いやすいようにいろいろと準備されているのも選んだ理由にもなります。
WordPress 導入後のブログ環境の準備
WordPress のテーマは無料の Cocoon を選択
WordPress はデフォルトでテーマも用意されているし、無料・有料のテーマも数え切れないくらい公開されています。いろいろと探してみたところ、一番使いやすそうな日本製の「Cocoon」というテーマを選択しました。
無料でここまで高機能のテーマを提供してくれるのは凄いと思う。
Cocoon で気に入っているところは、
- 日本製だけあって、設定画面も日本語で分かりやすい
- 完全なレスポンシブスタイル(どんなデバイスで見ても表示が崩れない)
- 公式サイトにサンプルや解説が公開されており、設定等も楽に出来る
Cocoon の WordPress へのインストール方法は以下の公式サイトを参照(Cocoonテーマをインストールする方法)してください。
インストール後は、WordPress の管理画面の左側のメニューに「Cocoon設定」というメニューが表示されるのでそこから各種設定を行います。
導入当初は1~2週間くらい、ああじゃないこうじゃないとかで触り倒して今のベースを作り、細かなところは1年間の中で徐々に修正していきました。なお、細かなところは「外観」→「テーマエディター」から「Cocoon Child」を選択して、CSS で定義も出来ます。
2020年05月31日追記
有料テーマの THE THOR(ザ・トール) を導入してみました。CSS とかの知識不要で簡単におしゃれなデザインを導入できるので、金額はそこそこするけど、初心者にはオススメかもしれません。
Google アナリティクスの導入
アクセス解析のために Google アナリティクス を導入しておくといいと思います。Google アナリティクスの導入手順については、Google 検索を行うと良いサイトがあると思うので各自で検索お願いします。(←自分で書くのが面倒なだけ(笑))
大きな流れは以下になります。
- Google アカウントの作成(持っていない場合)
- アナリティクスアカウント取得
- トラッキングコードを取得し、Cocoon に設定
Cocoon への設定に関しては、「Cocoon 設定」→「アクセス解析・認証」→「Google Analytics設定」→「Google Analyticsトラッキング ID」というところに、Google Analytics で取得したコードを設定するだけです。
具体的な手順は Cocoon の公式サイトにあるので参照(Google Analyticsでアクセス解析する方法)をお願いします。
Google XML Sitemaps プラグインの導入
この後に登録する Google Search Console で使用するサイトマップ用の XMLファイル生成のために、WordPress にプラグインを導入します。私が使用しているのは無料プラグインの「Google XML Sitemaps」というものを使用してます。
プラグインの導入は WordPress の管理画面から「プラグイン」を選択後、「Google XML Sitemaps」と検索すると表示されるので「今すぐインストール」をクリックします。(私の環境だとインストール済みなので「有効」というボタンになってます。)
プラグインをインストール後、WordPress の設定画面から「設定」→「XML-Sitemap」を開くと上部に XMLファイルのパスが表示されるのでメモしておきます。
Google Search Console の導入
Google Search Console を導入しておくことで、Google 検索に効率的にクロールしてもらうことが出来ます。無料のブログサービスとかを利用すれば、特別なことをしなくても Google 検索に登録されると思うけど、WordPress で独自ドメインで作った場合には、Google 検索に自身のサイトの存在を知らせる必要があるので、必ず登録しましょう。
Google Search Console が使えるようになると、「インデックス」→「サイトマップ」を開き、Google XML Sitemaps でメモしておいた XML ファイル(sitemap.xml)を設定し、「送信」をクリックします。
即時にクロールされるわけではないので、1日くらい経過後に Google 検索で以下の形式で検索してみて、自身のサイトがクロールされたことを確認しましょう。
site:(自身のドメイン名)
※私のサイトであれば「site:fuji-x-life.tokyo」で検索
Cocoon への Google Search Console の登録も Cocoon の公式にサイトに手順があるので参照(Google Search Consoleに登録する方法)をお願いします。
立ち上げた当初はクロールされるまでに1日とか掛かるけど、実績が出来ると Google から信頼されるのか、新規エントリーを書いてから数時間で反映されるようになります。
各種 WordPress プラグインを導入
Throws SPAM Away プラグインの導入でスパムコメントを排除
私のサイトではサイト作成後1ヶ月くらい経過後くらいから海外からのスパムコメントが大量に届くようになって面倒くさかったのでスパムコメント対策のために、「Throws SPAM Away」という WordPress のプラグインを導入しました。これを導入することでスパムは一切来なくなりました。
Throws SPAM Away の仕組みは簡単で、日本語を含まないコメントをスパムと判定して無視してくれます。私のサイトは日本向けで海外からのコメントは来ることがないと思うので、効果抜群でした。
導入方法は WordPress の管理画面から「プラグイン」→「Throws SPAM Away」で検索すれば導入出来ます。
画像ギャラリーは FooGallery & FooBox Image Lightbox プラグインを導入
写真ブログとしては一番肝心なフォトギャラリーについては、FooGallery と FooBox Image Lightbox プラグインを利用してます。実際の フォトギャラリーはこんな感じにしてます。
導入に関しては、「プラグイン」→「FooGallery」と検索すると FooBox Image Lightbox も一緒に表示されるので両方とも導入します。
プラグインを有効化すると左ペインに「FooGallery」が表示されるので「Add Gallery」から追加します。
「Add From Media Library」をクリックして、表示させたい写真を追加します。
Gallery Items を「Gallery Preview」を選択すると、設定変更を即時に反映してくれるので便利です。あとは Gallery Settings でこのみの表示形式を選択して、詳細な動作も変更出来ます。
「公開」をクリックして利用できる状態にして、ショートコードをコピーします。
記事の中にコピーしたショートコードを貼り付けて記事を公開すれば完了です。
Classic Editor で投稿画面を快適に
WordPress は 2018年12月のバージョン5 へのアップデートのタイミングで、投稿の作成画面のエディターが「Gutenberg」というブロックエディターに変更されました。
ただ、このエディターが使いづらいこと使いづらいこと・・・
ということで以前のエディターに戻すためのプラグインが「Classic Editor」です。標準のエディターを使ってみて使いづらいと持ったら入れてみるのもいいと思います。
TinyMCE Advanced で表の作成を簡単に
TinyMCE Advanced はエディター画面のメニューとかをカスタマイズする機能になりますが、表の作成機能も有しているので、私は表の作成機能を目当てに導入してます。
プラグインの設定画面から、エディターの画面のメニュー構成などをカスタマイズ出来ます。
ブログを収益化でちょっとしたお小遣いとサーバー代に
個人ブログでもある程度アクセス数が安定してくると、サーバー維持費くらいは収益を出すことが出来ます。(ブログで収益化とか副業とかを煽ってるサイトは山程ありますが、あれは嘘なので金額には期待しない方がいいです)
ブログ作成直後だと申請をしても通らないと思うので、ある程度記事を書いてから申請するようにしましょう。最低限の目安としては 10記事以上は必要だと思います。
Google AdSense(広告表示)
Google アドセンスは Google が提供している広告配信型のシステムです。自分のブログに広告が表示され、広告がクリックされることで収益が発生します。ただ、写真ブログの場合、ブログのデザインに拘りがある人も多いと思うので、広告でブログのイメージを崩されるのが嫌な人は止めておきましょう。
Amazon アソシエイト
Amazon アソシエイト は Googleアドセンスの次に有名かもしれません。Amazon アソシエイトは、ブログに商品リンクを貼ってリンクを経由して商品が購入されると Amazon から紹介料として収益が発生します。
写真ブログだとカメラとかレンズとかガジェット系の紹介をすることもあると思うので、比較的使いやすいと思います。Amazon アソシエイトは商品のカテゴリごとに紹介料率が決められてて紹介料率は公開されてます。
基本的にはこんな感じでデジタル用品に関しては 2% で1商品につき最大で 1,000円 なので、仮に5万円の商品が売れた場合は最大の 1,000円 の収益になります。ただ、ブログ経由で高額な商品が売れることは滅多にありません。
5,000円以内のものであれば、そこそこ売れますが、仮に 2,000円の物が売れたところで 40円 とかの収益なので、収益に関しては夢は見ないほうがいいです。
もしもアフィリエイト
有名 ASP(アフェリエイト・サービス・プロバイダ)の1つの もしもアフィリエイト です。
Amazon アソシエイトと同様にブログに貼ったリンク経由で商品が売れると紹介料が入ります。もしもアフィリエイトを使う利点としては、楽天市場 と Yahoo!ショッピング と提携出来るところがお手軽です。
というか、もしもアフェリエイトだと Amazon との提携もできるので、ネットショッピング系であれば、もしもアフェリエイトだけ登録しておけば、完結できると思います。私は、もしもアフェリエイトに登録する前から Amazon アソシエイトは直接登録してたので、Amazon アソシエイトはその流れでそのまま使ってるだけです。
もしもアフェリエイトの利用手順としては、以下になります。
- もしもアフェリエイトに会員登録(無料)
- プロモーション検索から「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」を検索して提携申請すると使えるようになります。
Rinker の導入で Amazon 商品リンクの挿入を簡単に
商品紹介の際に以下のような Amazon のリンクとかを挿入してます。
このリンクは Amazon アソシエイト ともしもアフィリエイト経由の楽天市場と Yahoo!ショッピング のリンクになりますが、私みたいな弱小ブログサイトだと、仮に売れたとしてもゴミみたいな値段しかもらえないので、稼ぐというよりも見て貰う人にわかり易いかなという意図もあり入れてます。(上記のように商品の画像が表示されるので分かりやすいと考えてます)
このリンクの挿入には「Rinker」というプラグインを使用してます。導入方法などは以下の公式サイトで確認してください。
Rinker を導入すると WordPress での記事作成画面に「商品リング追加」ボタンが追加されます。
商品名を検索すると該当する商品が表示されるので「商品リンクを追加」をクリックするだけで、アフェリエイトリンクを記事内に追加することが可能です。
記事内には、こんな感じでショートコードが挿入されるだけです。
各種ツール
画像加工ツール(PhotoScape X)
ブログ用の写真に文字入れしたりボカしを入れたりする時は PhotoScape X という無料で使える高機能な画像編集ツールを使ってます。詳細な使い方は以下のエントリーを参照してください。
最後に
ここまでやれば、あとはブログ記事をひたすら書くだけです。
ただ上記にも書いたように Google 検索からの流入は1ヶ月後くらいからで表示順位も下位の方なので当分はアクセス数(PV)は見込めないので、地道に継続して書いていく事が必要になるので根気よく続けましょう。
私のブログは丸1年経過し、やっとアクセス数が安定してきた感じです。