都内からの日帰りバイクツーリングのおすすめルート

2022年1月に ZX-25R を納車してから約3ヶ月で走行距離が 6,000km に到達するくらい日帰りツーリングを重ねてきたので、行ってよかったツーリングルートを紹介します。今後も良いルートを発見したら、このページを更新して行こうと思います。

紹介の仕方としては、走ってて気持ちよかった道を紹介するので、あとは各自の都合に合わせて、ルートを組み合わせましょう。

紹介するルートは私が以下が好きなので、基本的には以下に近い道路になってます。

  1. 一般車が少なくノロノロ運転にならない
  2. コーナーが連続している自然豊かな道(整備されすぎてない)
  3. 走ることがメインの目的なので観光名所とかは関係ない

伊豆半島

正直、伊豆半島はどこを走っても気持ちいいけど、特に良かったところを紹介します。ただ、都内から伊豆半島に日帰りで行こうとすると時間がかかって全ては回れなくて、どこに行くかを決めて行く必要があります。あと、目的のルートが決まっている場合には、直前まで出来るだけ高速道路を使って時間を短縮して、伊豆半島に使える時間を増やしましょう。

あと、伊豆半島は海沿いは混雑しやすいので内陸部が空いてて快適に走れるのでオススメです。

伊豆スカイライン

伊豆半島で一番有名?だと思う道路が「伊豆スカイライン」だと思います。伊豆スカイラインは有料道路になってて「熱海峠IC」から「天城高原IC」間を結んでいます。

 

主に景色が良いのが「熱海峠IC」からちょうど中間に位置する「亀石峠IC」間です。ただ、亀石峠ICを過ぎても楽しいワインディングなので、終点の「天城高原IC」まで行って楽しめます。

  1. 伊豆スカイラインは交通量も少なく一般車も少ないので、快適に運転することが出来る
  2. 西伊豆スカイラインに行く場合には「冷川IC」下車
  3. 箱根からのアクセスが容易なので「ターンパイク箱根」の後に伊豆スカイラインに来ると来やすい
  4. 現金払いのみで先払い(入り口で行き先を伝えて支払う)です。往復する予定の人は初めから往復チケットを購入するとお得です

 

スタートとなる「熱海峠IC」から既に富士山が見えてテンションが上がります!

X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, 伊豆スカイライン
X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, 伊豆スカイライン

 

道中の数カ所に小さい駐車場が何箇所があって、富士山とバイクを絡めて撮影することが可能です。伊豆スカイラインは名前のとおり峰を通っているので見晴らしも良くて凄く気持ちいい道路です。

X-H1, XF16-55mm, Classic Chrome, 伊豆スカイライン
X-H1, XF16-55mm, Classic Chrome, 伊豆スカイライン

 

西伊豆スカイライン ~ 西天城高原線 ~ 伊東西伊豆線

伊豆スカイラインは伊豆半島の東側の峰を通るルートだけど、西側の峰を通るルートが「西伊豆スカイライン ~ 西天城高原線 ~ 伊東西伊豆線」です。

  1. 西伊豆スカイラインは元々は有料道路だったけど、現在は無料になってます
  2. 一般車の交通量は少ないので快適に走れます
  3. ノンストップだと片道 30 分くらいだけど、景色が良くて途中で写真を撮りながら行くことを考えると 1 時間程度は見込んでおく
  4. 伊豆西伊豆線」は最後まで行くと険しいルートになるので途中で「仁科峠宇久須線」と交わるところで折り返す
  5. 冬は凍結し行けなくなるので、寒い季節に行く場合には路面状況などを事前に調べてから行くこと

 

個人的には伊豆スカイラインよりも、西伊豆スカイラインの方が好きです。景色も凄く良くて走ってて気持ちいいです。これは「戸田駐車場」というところにバイクを停めて(写真の右下に写ってるところ)、5分程度丘を登るだけで見える絶景です。

X-H1, XF16-55mm, Classic Chrome, 西伊豆スカイライン
X-H1, XF16-55mm, Classic Chrome, 西伊豆スカイライン

 

国道414号

あの「天城越え」が出来る「国道414号」です。

 

途中には有名な「河津七滝ループ橋」もあります。また「道の駅 天城越え」もあって駐車場も広いのでのんびり休憩出来ます。ただ、この道は一般車の交通量が多いのと路線バスも走ってるのでタイミングが悪いとノロノロ運転になる可能性があります。

伊豆スカイライン」を終点の「天城高原IC」まで行ってから、海沿いを回ってこの国道414号で北上するのがいいと思います。

河津七滝ループ橋」のちょっと手前に河津七滝に行ける脇道があるので、その脇道に行くことでループ橋の真下の駐車場に行くことが出来ます。

X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, 河津七滝ループ橋
X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, 河津七滝ループ橋

 

箱根周辺

箱根周辺も気持ちいいルートが沢山あります。ただ、有料道路が多いのが玉に瑕。

アネスト岩田 ターンパイク箱根

ど定番コースの「ターンパイク箱根」です。

 

  1. 都内から行く時は「東名高速」→「小田原厚木道路」のルートで行くと「小田原西IC」で降りると直ぐに入り口に行けます
  2. 箱根からの前半部分は「」が道路の両脇とかに沢山咲いているので春に行くと凄く気持ちいい道です
  3. ETC は使えないけど ETCX は使えます

 

桜の季節に行くと、こういう感じのところが数か所あって、写真を撮らなくても流してるだけでも凄く心地良いです。

X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, ターンパイク箱根
X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, ターンパイク箱根

 

ターンパイクは ETCX に対応しているので、バイクに ETC を付けている人は事前 Web サイトで ETCX を使えるようにしておくと料金の支払いが楽です。登録もクレジットカードと ETC カード情報を登録するだけなので 5分 もあれば終わります。

 

芦ノ湖スカイライン ~ 箱根スカイライン

箱根峠から芦ノ湖の西側を北上出来る「芦ノ湖スカイライン」~「箱根スカイライン」です。

 

どちらも有料道路で、道路は繋がってますが料金は別々に支払う必要があります。交通量はかなり少ないです。

 

熱海箱根峠線(静岡県道20号)

箱根峠」から「伊豆スカイライン」の入り口となる「熱海峠IC」まで行ける「熱海箱根峠線」です。「伊豆スカイライン」に行くときには必ず使う道です。

 

この道路は無料ですが、程よいコーナーが連続したワインディングで気持ちよく運転できます。また、途中には有名な「バイカーズパラダイス箱根」もあります。まだ行ったことはありませんが、1日500円で利用出来るようです。箱根周りの道を攻める場合には、ここを中心にするのもいいと思います。

ターンパイク箱根」を降りて、ちょっとしてからこの道を通って「伊豆スカイライン」に行くといいルートです。

 

秩父・奥多摩周辺

大菩薩ライン(国道411号)

奥多摩湖」から「甲府市」に抜ける「大菩薩ライン」です。

 

奥多摩湖から甲府市に抜ける方向に進むと、時折富士山も見ながら行くことが可能です。ただ「柳沢峠茶屋」を過ぎたあたりから甲府市内まで結構な勾配の下り坂が続くので運転には気を付けましょう。

X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, 大菩薩ライン
X-S10, XF16-55mm, Classic Chrome, 大菩薩ライン

 

青梅街道

多摩川沿いに奥多摩湖まで続く「青梅街道

 

ここは生活道路だし、路線バスも通ってるのでタイミングが悪いとノロノロ運転になるけど、空いてる時や流れるスピードが速めの時は心地よいコーナーが連続するし、自然の中を走っていけるので凄く気持ちいい道です。ノロノロ過ぎる場合には、一旦路肩とかに寄せて前が詰まってないタイミングまで待って行けば OK です。

私はさっき紹介した「大菩薩ライン」が大好きなルートなので、大菩薩ラインに行くときは必ずこのルートから行きます。

 

山梨県道139号

山梨県大月市から奥多摩湖に抜ける「山梨県道139号」です。

 

下から奥多摩湖に向かう道路としては「奥多摩周遊道路」が有名だと思いますが、私は「奥多摩周遊道路」があまり好きではないので、奥多摩に向けて北上する時はこのルートを使います。

この道路は交通量が少なくて凄くいいんだけど、途中にある「松姫トンネル(約3km)」がうす暗くて抜けるのに時間がかかるので結構怖いです笑 なので怖がりの人は通らない方がいいかも?

 

四日市場上野原線

有名な「道志みち」と平行している「四日市場上野原線」です。通称「裏道志」。

 

宮ヶ瀬、相模湖方面から山梨方面に抜ける時は、大抵のライダーが「道志みち」を通ると思うけど、私は道志みちは交通量が多くて気持ちよく走れないので、ほぼ行くことは無くなりました。その代わりによく通るのが、この「四日市場上野原線」です。

この道は普通の田舎道だけど、交通量が圧倒的に少ないので気持ちよく走ることが出来るのでオススメです。私はこの道の最後にある「セブンイレブン 都留井倉店」で休憩することも多いです。休日に走っても対向からすれ違うライダーが10台以下くらいに交通量が少ないです。

 

秩父往還(国道140号)

荒川沿いを「秩父市」から「甲府」に抜ける「秩父往還」です。

 

雁坂トンネル(有料)」を抜けると甲府に行くことが出来ます。

この道は、ある程度一般車が通るのでタイミングによっては、ノロノロ運転になる可能性があります。ただ交通量がそこまで多くないので、前が詰まっている場合には、一旦路肩とかに止まって前が空くまでちょっと待ってから行けば快適に走れると思います。

甲府に抜けない場合には、有料トンネルのちょっと手前にある「彩甲斐街道 出会いの丘」というとこで U ターンするといいです。「雁坂トンネル(有料)」の直前にもちょっとしたスペースはあるけど、U ターンするところではないと思うので手前で U ターンした方がいいと思います。

 

青梅秩父線(埼玉県道53号)

バイク乗りの定番「有間ダム」から「秩父」や「芦ヶ久保」方面に抜けれる峠道となる「青梅秩父線」です。

 

秩父に向かう「国道299号」は一般車で混雑してノロノロ運転になることが多いけど、こっちのルートは峠道なので一般車は少なめです。ただ、途中の道は中央線がなく反対車線から無茶な運転の人が来ると危ないことがあるので、初心者の人とかはあまりオススメではありません。

あと、バイクの交通量も多めなので、あまり快適では無いかな? ただ、国道299号よりは楽しい道です。

 

富士山周辺

山中湖小山線(静岡県道147号、神奈川県道730号)

富士スピードウェイ方面から山中湖パノラマ台に抜ける峠道となる「山中湖小山線」です。

 

パノラマ台まで行けば、こんな感じのバイクを絡めた写真も撮れます。前方に傾斜してるので止める時はしっかりと1速に入れたまま停めましょう。

X-H1, XF16-55mm, Classic Chrome, 山中湖パノラマ台
X-H1, XF16-55mm, Classic Chrome, 山中湖パノラマ台

 

パノラマ台を下って行くと、そのまま「道志みち」にも入れます。(私は最近行くことはなくなりましたが。。)

 

富士宮鳴沢線(山梨県道71号)

富士山の西側を縦に走っている「富士宮鳴沢線」です。

 

富士宮鳴沢線」の西側に並行して「富士宮道路」が走っていて、一般車は「富士宮道路」の方を通るので「富士宮鳴沢線」は交通量が少なくて、程よいコーナーの連続でバイクの運転が凄く楽しいです。

ただ、森の中を走るような感じなので景色とかは見えないけど、森の中を走る感じが凄く気持ちいいです。

 

湖北ビューライン(山梨県道21号)

河口湖の「大石公園」から西湖の「西湖根場浜」までを結ぶ「湖北ビューライン」です。

 

河口湖と西湖の湖畔をのんびりと走れて景色も良いのでオススメです。交通量も少なめです。近くに「富士宮鳴沢線」があるので、そのまま行くといいと思います。

 

イマイチだなと思ったルート

ここからは、ツーリングルートとしては有名だけど、個人的にはイマイチだなと思ったルートと、Google Map で調べて期待していってみたけど、イマイチだったなと思ったルートです。

道志みち(国道413号)

定番中の定番の「道志みち」です。ルートとしては「相模原」から「山中湖」間を結ぶ道路です。

 

山中湖寄りの 1/3 くらいのところにバイクが大量に集まる「道の駅 どうし」もあります。

ルート自体は凄くいいと思うんだけど、生活道路として使われているので一般車が多い(ノロノロ運転の車が先頭になると30~40km とかある)のと、バイクが多すぎて気持ちよく走れない(みんな飛ばしすぎ&抜き方が雑)ので、2~3回行ったあとはほぼ行くことはなくなりました。。

ヤエーを沢山したいとか色んなバイクを見たいのであればオススメですが、快適に流したいと思う人は行くとすれば時間帯とかを選んだ方がいいと思います。

 

奥多摩周遊道路(都道206号)

これも定番中の定番の「奥多摩周遊道路」です。

 

道路がしっかりと整備されてて凄く走り易くて流すだけでも気持ちいい道です。

ただ、整備されすぎててコーナーのグリックが高いくて不安要素がないためか、飛ばしすぎる人が多くて危ない運転(特に大型SS)をする人も多いです。これまで2回しか行ったことがないですが、その内の1回で2件のバイク事故を目撃(状況的に飛ばし過ぎの自爆っぽかった)したので、事故に巻き込まれたくないので私は行かなくなりました。

 

国道299号

埼玉県入間市から秩父に抜ける「国道299号」です。

 

このルートは道自体はいいんだけど、生活道路にもなってて一般車の交通量が多すぎて快適に走れないことが多いです。なので通る時間帯とかも考える必要があると思います。途中にはバイク乗りが集まる「道の駅あしがくぼ」もあります。早い時間帯だと快適に走れることもあるけど、混雑している時間帯に行くと地獄。

 

金太郎富士見ライン(静岡県道365号)~ 御殿場大井線(神奈川県道78号)

途中に富士山が見えるポイントがあったので行ってみたけど、峠道がヘアピンの嵐と途中の一部の道が極端に狭くなっているところがあって対向車とのスレ違いも危ないポイントがあったので、あまり気持ちよく走れませんでした。。

 

仁科峠宇久須線(静岡県道410号)

南伊豆の方から西伊豆スカイラインにも繋がる仁科峠まで行ける「仁科峠宇久須線

私の一番好きなルートの「西伊豆スカイライン ~ 西天城高原線 ~ 伊東西伊豆線」に繋がる峠道ですが、この道は車だとすれ違うのも難しいくらいの狭い道とブラインドも多いタイトなコーナーの連続なので運転に自信がない人は絶対に避けたほうがいいと思います。

あと、自分の運転に自信があったとしても対向車に気を付けないといけないのでかなり気を使うので、あまりオススメではありません。ただ、そういう道だから交通量自体は凄く少ないです。