富士フイルムのレンズスペック一覧を纏めてみた

暇すぎたので、レンズスペック一覧を作ってみた。

レンズスペック一覧

全ての項目を載せると書ききれないので、レンズ名からはわからない項目をメインに記載します。

最短撮影距離と最大倍率

日常的な使い勝手に一番影響がある最短撮影距離最大倍率

最短撮影距離内に入るとピントが合わなくなるので、テーブルフォトとか近接を撮ることが多い用途だと最短撮影距離に気をつけておく必要がある。これまでの感覚的には 25cm よりも短いとそんなに困ることはないけど、最短撮影距離が 30cm とかになるとピントが合わずに、ちょっと引いてから再撮影ってことがあるから、用途によっては見ておいたほうが良い項目。

最大撮影倍率は、近くのものをどれくらい大きく写せるかってこと。等倍マクロって言われているのは倍率は 1.0 でセンサーサイズと同じものを画面いっぱいに写すことができます。

通常のレンズだと 0.2 倍を超えているとそんなに困ることは基準。

 

非球面レンズ/EDレンズ

非球面とEDレンズの枚数でレンズを選ぶことはないけど、やっぱり写りがいいと評判のレンズには EDレンズが使われてることが分かるので参考とはしてみることはある。

 

単焦点レンズ

レンズ名非球面
レンズ
ED
レンズ
羽枚数最短
撮影距離
最大
撮影倍率
質量フィルタ
サイズ
XF14mmF2.8 R2 枚3 枚7 枚30 cm0.12 倍235 g58 mm
XF16mmF1.4 R WR2 枚2 枚9 枚15 cm0.21 倍375 g67 mm
XF16mmF2.8 R WR2 枚9 枚17 cm0.13 倍155 g49 mm
XF18mmF2 R2 枚7 枚18 cm0.14 倍116 g52 mm
XF23mmF1.4 R1 枚7 枚28 cm0.10 倍300 g62 mm
XF23mmF2 R WR2 枚9 枚22 cm0.13 倍180 g43 mm
XF27mmF2.81 枚7 枚34 cm0.10 倍78 g39 mm
XF35mmF1.4 R1 枚7 枚28 cm0.17 倍187 g52 mm
XF35mmF2 R WR2 枚9 枚35 cm0.135 倍170 g43 mm
XF50mmF2 R WR1 枚9 枚39 cm0.15 倍200 g46 mm
XF56mmF1.2 R1 枚2 枚7 枚70 cm0.09 倍405 g62 mm
XF56mmF1.2 R APD1 枚2 枚7 枚70 cm0.09 倍405 g62 mm
XF60mmF2.4 R Macro1 枚1 枚9 枚26.7 cm0.50 倍215 g39 mm
XF80mmF2.8 R LM OIS WR1 枚3 枚
スーパーED 1枚
9 枚25 cm1.00 倍750 g62 mm
XF90mmF2 R LM WR3 枚7 枚60 cm0.2 倍540 g62 mm
XF200mmF2 R LM OIS WR2 枚
スーパーED 1枚
9 枚180 cm0.12 倍2,265 g105 mm
XC35mmF22 枚9 枚35 cm0.14 倍130 g43 mm

纏めてみてみると XF80mm マクロってめっちゃ贅沢なレンズ構成なんだな。ただ、ウェブ上にある作例とか見てもパッとするのがないんだよなー、なんでだろ? 私は花の撮影もメインにしてるから発売時から注目もしてて、一度レンタルもしてみたんだけど、どうもしっくり来なかった。。

 

ズームレンズ

レンズ名非球面
レンズ
ED
レンズ
羽枚数最短
撮影距離
最大
撮影倍率
質量フィルタ
サイズ
XF8-16mmF2.8 R LM WR4 枚3 枚
スーパーED 3枚
9 枚25 cm0.1 倍805 g 不可
XF10-24mmF4 R OIS4 枚4 枚7 枚24 cm0.16 倍410 g72 mm
XF16-55mmF2.8 R LM WR3 枚3 枚9 枚30 cm0.16 倍655 g77 mm
XF16-80mmF4 R OIS WR3 枚1 枚9 枚35 cm0.25 倍440 g72 mm
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS3 枚1 枚7 枚30 cm0.15 倍310 g58 mm
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR4 枚2 枚7 枚45 cm0.27 倍490 g67 mm
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR6 枚
スーパーED 1枚
7 枚100 cm0.12 倍995 g72 mm
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS1 枚2 枚7 枚110 cm0.18 倍580 g62 mm
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR6枚
スーパーED 1枚
9 枚175 cm0.19 倍1,375 g77 mm
XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ3 枚2 枚7 枚13 cm0.24 倍135 g52 mm
XC16-50mmF3.5-5.6 OISⅡ3 枚1 枚7 枚15 cm0.20 倍195 g58 mm
XC16-50mmF3.5-5.6 OIS3 枚1 枚7 枚30 cm0.15 倍195 g58 mm
XC50-230mmF4.5-6.7 OISⅡ1 枚1 枚7 枚110 cm0.2 倍375 g58 mm
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS1 枚1 枚7 枚110 cm0.2 倍375 g58 mm

望遠レンズで小さめの花の撮影とかをする場合には、撮影倍率が 0.2 倍程度あると使いやすいです。XF50-140mm は写りは抜群なんだけど撮影倍率が 0.12 倍で近くのものを大きく写せないので、花撮りとかにはちょっときつい。

私が花撮りに使うことが多い XF100-400mm は 0.19倍なのでいい感じに使える。

 

レンズ内手ブレ補正/防塵防滴/モーターの種類

レンズ選択の要素として重要になるのが防塵防滴への対応と、特に動画の AF-C への対応に関しては採用されているモーターによるところが多いので、一覧を載せておきます。

採用モーターごとの特性

富士フイルムのレンズに採用されているモーターは以下の3種類。

モーター説明
DCコアレスモーター・高トルクで全群繰り出しなどの重いレンズを高速駆動させる場合に利用
・リニア/ステッピングに比べて動作音が大きい
リニアモーター・レンズ駆動が静か
・トルクが小さいため重いレンズの駆動時は複数のモーターを使用
・インナーフォーカスなどのレンズに適している
ステッピングモーター・動画/静止画で駆動方式を変化させることが可能
・AF速度は DC/リニアに比べると若干遅いが、フォーカスレンズの位置精度は高い

静止画用であれば、どれでもそこまで問題になることは無いけど、動画用として買うなら DCコアレスモーター採用レンズは避けた方がいいです。めちゃくちゃ駆動音が煩いし、AF-C で常時 AF 駆動させるのは厳しいです。

 

単焦点レンズ

富士フイルムの単焦点レンズは画質重視で全群繰り出しになっているレンズも多いので「DCコアレスモーター」が採用されている物が多いみたい。

レンズ名レンズ内
手ブレ補正
防塵防滴採用モーター
DCコアレスリニアステッピング
XF14mmF2.8 R
XF16mmF1.4 R WR
XF16mmF2.8 R WR
XF18mmF2 R
XF23mmF1.4 R
XF23mmF2 R WR
XF27mmF2.8
XF35mmF1.4 R
XF35mmF2 R WR
XF50mmF2 R WR
XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R APD
XF60mmF2.4 R Macro
XF80mmF2.8 R LM OIS WR5.0 段
XF90mmF2 R LM WR
XF200mmF2 R LM OIS WR5.0 段
XC35mmF2

 

ズームレンズ

富士フイルムで動画撮るなら、とりあえずズームレンズを買っておけば問題ないみたい。

レンズ名レンズ内
手ブレ補正
防塵防滴採用モーター
DCコアレスリニアステッピング
XF8-16mmF2.8 R LM WR
XF10-24mmF4 R OIS3.0 段
XF16-55mmF2.8 R LM WR
XF16-80mmF4 R OIS WR6.0 段
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS3.5 段
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR5.0 段
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR5.0 段
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS5.0 段
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR5.0 段
XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ3.0 段
XC16-50mmF3.5-5.6 OISⅡ3.0 段
XC16-50mmF3.5-5.6 OIS3.0 段
XC50-230mmF4.5-6.7 OISⅡ3.5 段
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS3.5 段

使ってての体感でもステッピングモーターよりリニアモーター採用レンズの方が高速に AF が駆動する気がします。