値段も安くてウェブ会議に使うのにオススメの Bluetooth イヤホン(JBL TUNE215BT)があるので紹介します。
ウェブ会議に必要なイヤホン性能って?
自宅からテレワークを行う時は、以前も紹介したヤマハから出ているスピーカーフォン(YVC-200)を使ってます。これは本当に買ってよかったと思うくらい使い勝手も良くて最強だと思ってます。周りに誰も居なくて音を出してもいい環境だと本当にオススメです。長時間の会議になっても疲れないしマイク性能も最強なのでホントにいいです。
この前 Anker のスピーカーフォン(PowerConf)を購入したばかりだけど、テレワーク時のスピーカーフォンの使い勝手が快適過ぎて Anker PowerConf を購入するときに迷っていたヤマハのスピーカーフォン[…]
で、問題なのが自宅以外の場所で Web 会議を行う場合です。出先で Web 会議に参加する際には音が出せない環境となるのでイヤホンを使う必要があります。ただ、音楽用のイヤホンはマイクが付いてないことも多いし、仮にマイクが付いていたとしても重要視されてなくて、マイク性能がイマイチで相手に聞こえづらい音質になることも多いです。
コロナ禍になって約3年近く経とうとしていますが、Web会議を行っていると未だにマイク性能悪すぎて何を言っているかわからない人がいる会議に遭遇することがあります(あと未だにハウリングさせる人とか)。 1人のマイク性能が悪いのって、想像以上に会議全体の快適度に影響するのでマイク性能は重要な性能となります。ただ、マイク性能って意識しないと自分自身ではわからないので改善しないまま使っている人も多いと思います。
で、私が Web 会議用のイヤホンに求めている性能は以下になります。
- ワイヤレス対応
物理的な制約が無くなるので、ワイヤレス接続が理想です。 - 連続使用時間が長いこと(バッテリー持ち良いこと)
打合せが連続して入ると充電をするタイミングが無いことがあるので、理想としては、8時間以上連続で使える必要があります。最近流行りの完全ワイヤレスイヤホンだと、連続通話時間は短めの物も多いです。私が使っている SONY の WF-1000XM4 についても連続通話時間は最大6時間となっています。 - マイク性能が良いこと
Web会議用のイヤホン選びで最重要だと思います。どんなに仕事が出来る人でも、マイク音声が悪いと仕事が出来ないと思っちゃうくらいに感じるのでマイク性能は最重要項目です。 - iPhone および Windows PC で利用出来ること
会社から支給されている機器は iPhone と Windows PC なので両方で使用出来る必要があります。基本的には Windows PC で使うことになるんだけど、たまに iPhone で使う時もあります。 - 長時間装着してても負担が少ないこと
会議が連続すると長時間イヤホンを使用し続けるので、長時間快適に利用出来る必要があります。 - 外部の音が聞こえること
「⑥」とも似てるんだけど、遮音性が高すぎるイヤホンだと長時間使ってると疲れやすいと思ってます。あと、会社の中で使っていると外の音が聞こえてた方が使い勝手がいいです。
ということで、Web 会議に向いたイヤホンって音楽鑑賞用のイヤホンとは真逆の性格が必要となってます。まぁ、iPhone だけであれば iPhone に付属している Lightning 端子の EarPods が通話には安定感抜群なんだけど、有線接続というところと Windows PC では使えないというのがあるので、選択肢からは外れてます。
JBL TUNE215BT
私が使っているのは JBL の TUNE215BT というやつです。購入してから約2年くらい経過してます。
JBL TUNE215BT の外観
JBL TUNE215BT はこんな感じのセミワイヤレスイヤホンとなってます。最近だと定番の完全ワイヤレスイヤホンではありませんが、このセミワイヤレスイヤホンがウェブ会議用イヤホンとしてメリットが大きいです。
2つ付いている突起部分については、右側にコントローラとマイク部分が搭載されてて、左側は特に何もありません。ここにバッテリーとかが入ってるのかな?
コントローラー部分はこんな感じです。手触りだけでも判別しやすいので使い勝手はいいです。
充電端子は USB Type-C なので使い勝手がいいです。
EarPods や AirPods とかと同じインナーイヤー型です。ただ、EarPods とかに比べてちょっとだけサイズが大きいと思います。そのため耳が小さい人には合わないかも?
JBL TUNE215BT はマイク性能が良い
何回も言ってますが、Web会議用に使うイヤホンで何が重要かというとマイク性能だと思います。マイク性能で会議相手への自分の印象が大きく変わるので重要な項目だと思います。
JBL TUNE215BT は値段も安いのでマイク音声は悪いのかなと思ったんだけど、録音して確認してみると普通に使えるなと思う音質でした。比較対象としては iPhone に付属している「EarPods with Lightning Connector」です。「EarPods with Lightning Connector」は有線タイプでマイク性能も安定しているし使ったことがある人も多いと思うので比較対象として参考になるかなと思います。
あと、JBL TUNE215BT(セミワイヤレスタイプ)がウェブ会議には使い勝手が良かったので、似たようなコンセプトで音質とマイク性能にも拘りがあると歌われていたのでピアホン4(WE-BD21d-pnk)を購入してみました。値段としては JBL の3倍くらいします。
3つの比較としては以下になります。マイク性能の比較については iPhone の「ボイスレコーダー」で録音して比較しました。
項目 | JBL TUNE215BT | WE-BD21d-pnk | EarPods with Lightning Connector |
マイク性能 | 1位 3つの中で一番ホワイトノイズ(※1)が少なくて聞きやすい | 2位 可もなく不可もなくな感じ | 3位 3つの中で一番ホワイトノイズが多い。ただそこまで気にする程でもない |
音楽再生 | 2位 EarPods を少しだけクリアにして低音も自然に出る感じ。ただそこまでの差は無い | 1位 他の2つに比べると、このイヤホンだけが音楽を聞いてると思える音質 | 3位 BGM として聞く分にはいいけど、集中して聴きたいとは思えない音質 |
接続タイプ | Bluetooth(無線) | Bluetooth(無線) | Lightning(有線) |
実売価格(2023年1月) | 約 4,500円 | 約 12,500円 | 約 2,700円 |
※1 … ホワイトノイズは、ある程度音量を上げた時に聞こえる「サーーー」と聞こえる音です。ホワイトノイズが多いと相手も不快になるのでホワイトノイズは無い方がいいです。
音楽再生能力については値段相応の差かなと思いますが、マイク性能については JBL TUNE215BT は値段に比べて良かったです。EarPods は3位にしてますが、音声通話で使う分には問題無い性能だと思います。安心して使用出来る EarPods よりも TUNE215BT は良かったので安心して使っていいと思います。
ただ、3つのイヤホンともですが自宅で利用しているヤマハ YVC-200 のマイク性能には全く追いついてないですね。YVC-200 は会議用として開発されているだけあって、音声が凄くクリアに入るしノイズリダクションなども入っていて相手に聞きやすい音声を届けるに特化してます。まぁ、イヤホンとは使い方が違うので比較するものでは無いですが。
JBL TUNE215BT はインナーイヤー型なので外部の音も聞こえる
JBL TUNE215BT はインナーイヤー型になります。
インナーイヤー型はイヤーピース(ゴムの部分)もなく遮音性は皆無なので、外部の音が普通に聞こえます。音楽鑑賞用だとデメリットになりますが、会議用のイヤホンとしてはメリットになります。遮音性が高いイヤホンだと数時間つけっぱなしだとかなり不快になりますが、インナーイヤー型は不快になりずらいです。
JBL TUNE215BT はバッテリーの持ちが良い
Web会議用イヤホンのポイントにも上げた連続使用時間が長いのがいいです。スペック的にも16時間の再生となっているので、丸一日使っててもバッテリーの心配をすることがありません。
JBL TUNE215BT の音質は?
音質については可もなく不可もない感じで値段なりって感じですね。とりあえずは「このイヤホンで音楽を聴きたい!」とはならないです。まぁ、インナーイヤー型で遮音性も皆無なので音楽を集中して聞くようなタイプでも無いですしね。ただ、BGM として流す感じだと外の音も聞こえて丁度良い気がします。
あと、注意が必要なのがインナーイヤー型となるので、耳に付ける時の角度によっては音がスカスカに聞こえたりするので、耳の形に合う合わないがあると思います。
使わない時は首に掛けて置ける
これもウェブ会議用イヤホンとして大事になります。ウェブ会議とウェブ会議の間の少しの時間(5分とか)でイヤホンを使わない時は、セミワイヤレスイヤホンの特徴で左右のイヤホンがコードで繋がっているのでイヤホンを外しても首に掛けたままに出来ます。
これが地味に便利で完全ワイヤレスイヤホンとかだと、机の上に置いてたりケースに戻したりとちょっと面倒なんです。
マルチポイント対応
JBL TUNE215BT はこの価格帯としてはめずらしい?のがマルチポイントに対応しているので、同時に2台までの機器と接続させることが可能です。
通常のワイヤレスイヤホンは、マルチペアリングには対応しててこれまで接続した機器を覚えておいて再ペアリングしなくても接続出来る機能となりますが、その場合は同時に1台までしか接続出来ないので、別の機器の音を聞きたい場合には再接続させる必要がありました。
マルチポイントに対応していれば、同時に2台接続出来るので再接続の手間がなくなります。ただ、同時に音を再生出来ないので2台目の機器の音声を出力するためには1台目の機器の再生を停止する必要があります。使い方のイメージとしては、iPhone と Windows PC に同時接続しておけば、ウェブ会議とかのために Windows PC で使ってて会議が終わった後に iPhone で電話する時もそのまま使うことが可能です。
値段が安いので雑に扱える
これも地味に良いところで、値段も通常時は約4,500円くらいで売られているので扱いも雑にできちゃいます。あと、私が購入したのはセール時だったので約3,000円以下だったと思います。この製品はセール時にはいつも対象になっている気がするので、Amazon がセールをやってる時に購入するのがいいと思います。
最後に
セール時に購入すれば値段も安いしウェブ会議用途しては使いやすいと思うので、ウェブ会議用のワイヤレスイヤホンを探している人には選択肢の一つとしていいと思います。
2023年1月5日追記
音楽再生も重視して、完全ワイヤレスイヤホンでウェブ会議にも耐えられるマイク性能が欲しいなら NUARL NEXT 1 がオススメ。
久々に欲しいと思った完全ワイヤレスイヤホンがあって購入したので紹介します。NUARL NEXT 1今回購入したのは NUARL(国産メーカー) から2022年12月に発売された「NEXT 1」という完全ワイヤレスイヤホンです[…]