無線ルーターが原因か分からないけど、インターネット接続が不安定な時があって、切り分けのために新しい無線ルーター(TP-Link Archer AX73V|AX5400)を購入しました。
月に数回、回線断がある
テレワーク生活で常に自宅のインターネット回線を使っているので、回線の安定性は重要な要素(Web会議中に発生すると最悪)なんだけど、月に数回、1~2分程度の回線断があって、その時に無線LANルーター(NEC PA-WX3000HP)に接続して状態を確認すると「自動判定機能 実行中」となってます。
NEC のサポートに問い合わせると、回線になにかあった時に実行される機能との回答がありました。
ただ、日本の回線品質的に月に数回も落ちるのは考えづらいので、本当に回線側(無線ルーターよりも上流)に問題があるのか無線ルーター自体に問題があるのかの切り分けのために新しい無線ルーターを購入しました。
TP-Link Archer AX73V
これまで無線ルーターは NEC を使ってきてたけど、仮にこれまで使っていた無線ルーターの回線自動判定機能に問題があった場合には NEC を避けないと判断できないため、他のメーカーから探すことにしました。
TP-Link Archer AX73V を選択した理由
無線LANルーターは色んなメーカーから出ているけど、以下の条件から選ぶことにしました。
- Wi-Fi 6(AX)に対応していること
- v6プラス(IPv4 over IPv6接続サービス)に対応していること
「①」については最近の無線LANルーターであれば対応しているものが多いので問題ないですが、「②」に対応しているかはしっかりと選ぶ必要があります。日本メーカー製だと対応していることが多いですが、海外製だと日本独自規格の v6プラスに対応していないこともあるので注意が必要です。
海外製の無線LANルーターは、高性能で日本メーカーよりも安価なものが多いですが、v6プラスに対応してないと日本で利用する際は致命傷(夜間の混雑時間帯に速度が出ない)になるので、v6プラスに対応している製品から選びました。TP-Link も海外製となるけど、しっかりと v6プラスに対応してて、Wi-Fi 6 にも対応してて値段は日本製よりも少し安いのでお得感がありました。
あと発売開始が 2023/7/25 と最近だったので、どうせなら新製品がいいなということで AX73V を選びました。
TP-Link Archer AX73V の開封
外箱はこんな感じ。外箱をみわかったけど、3年保証というのが珍しいな。
内容物はこんな感じ。
ステータスLED はこんな感じ。
物理LANポートは全て 1Gbps の対応です。回線側が 2Gbps などを使っている人は上位機種の「Archer AX80」を選びましょう。「Archer AX80」であれば、WAN側のポートは 2.5Gbps 対応です。
v6プラスで接続出来ることを確認
正式対応が歌われているけど、念のため v6プラスで接続できていることを確認します。
まずは、TP-Link Archer AX73V の管理画面でインターネット接続の状態を確認すると「v6プラス」になっていることを確認しました。
あとは、So-net 回線を使ってるので、So-net のサイトで v6プラスが正常に動作しているの確認が出来るので確認したところ、「結果 :OK : v6プラスを利用しています(5999)」と表示され、正常に利用できていることを確認できました。
ただ、TP-Link の無線ルータは、初期セットアップを「スマホアプリ」か「パソコンのブラウザ経由」で設定が出来るんだけど、偶然かは分からないけど、スマホアプリからインターネット接続設定をすると v6プラスが正常に動かなくて、IPv6 のサイトには接続できるけど IPv4 のサイトには接続できない状態になっちゃったんですよね。IPv4 がうまく繋がらない状態だったので、その後、パソコンのブラウザ経由でインターネット接続設定を再設定すると正常に動作するようになりました。もしも同じ様な状態になった人がいたら、パソコンのブラウザ経由(http://192.168.0.1)で設定したらうまくいくと思います。
スマートコネクト機能で 2.4GHz と 5GHz で同一 SSID 名を使用可能
普通の無線LANルーターだと 2.4GHz 帯と 5GHz 帯で SSID 名が別になるので、接続する時に自分で選ぶ必要があって、繋ぐ時に、どっちだっけ?ということがこれまでありました。
TP-Link Archer AX73V にはスマートコネクトという機能が付いていて、2.4GHz 帯と 5GHz 帯を同一 SSID 名が使えて、接続先も自動的に選択してくれるという便利な機能があって使い勝手が良かったです。
で、肝心の回線断は解消したのか?
TP-Link Archer AX73V に交換してからまだ10日くらいしか経過してないけど、いまのところ回線断は発生してません。1~2ヶ月使ってからの続報はここで更新したいと思います。
メッシュWi-Fi(EasyMesh)に対応
私の家の広さだと不要だけど、TP-Link Archer AX73V はメッシュWi-Fi にも対応してるので、大きい家に住んでいる人でも容易に拡張することが可能です。まずは1台買ってみて、電波が届きづらいとなったら追加購入すれば拡張も楽なのでいいと思います。
通常の中継機とかの場合には、接続先(SSID)を自分で変える必要があるけど、メッシュWi-Fi であれば、接続先(SSID)は一緒で自動的に最適なところに繋いでくれるので使う端末側で接続先を意識しなくてもいいというのが利点だと思います。
ポートフォワーディング&PPPoEパススルーには非対応
TP-Link Archer AX73V で「v6プラス」を利用しているときは、ポートフォワーディングと PPPoEパススルー機能が非対応でした。
これまで使っていた NEC の無線ルーターでは「v6プラス」を利用時でも、IPv4 で自動的に割り当てられた特定のポート内であればポートフォワーディング設定が利用できて、特殊なポートにはなるけど割り当てられたポート内から選択してインターネット側から自宅内のサーバ等を公開することが出来てました。
TP-Link Archer AX73Vで「v6プラス」を利用時には、メニュー自体がなくなるので一切の設定が不可でした。サーバ等を公開したい人はこの無線ルーターは選ばないほうがいいと思います(まぁ、そんな使い方をする人は限定的だとは思いますが。。)。 v6プラスを使わずに PPPoE 認証を使うと通常の IPv4 で繋がるのでサーバ公開が出来ますが、PPPoE 認証で繋げると混雑時間帯に速度が出ないので使いたくない。
色々と調べてみると「v6プラス」を利用時に、限定的だけどポートフォワーディングが出来るのは NEC くらいのようです。
私の環境では TP-Link Archer AX73V をメインにしていくので、NEC のルーターと組み合わせることで解決しました。
最後に
いまのところ凄く安定して使えてるし、設定画面とかもわかりやすいしスペックも十分なのに値段もコスパがいいのでオススメの無線ルーターだと思います。無線ルーターの選択にこまったらとりあえず選べば問題ないと思います。