使い始めて1年経過したので FUJIFILM X-T20 をレビュー【長期使用レビュー】

使い始めて1年経過したので X-T20 をレビューしたいと思います。

気に入っているところ

見た目がかっこいい(←ここ重要)

スペックとかを比較する前に、なによりも見た目がレトロなデザインでカッコいい!!

 

スペックから入る人もいると思いますが、今どきのカメラなら普通に使う分にはどこのカメラでも大差ないと思っています。なので、愛着を持って使えるかは見た目の好みで選ぶのが一番。

Nikon を使っていたころは、富士フイルムがミラーレスを出していることすら知らなかったんです(笑)

そんな時、家電量販店で目に留まったのが X-T20 でした。見た瞬間、コンパクトで Nikon のサブカメラにいいなーと思ったのが始まりでした。。

 

見た目と違って基本性能が高い

レトロな見た目だけど、基本性能は必要十分です!

主な性能はこんな感じ。

有効画素数約2,430万画素
記録メディアSDカード(~2GB)/SDHCカード(~32GB)/SDXCカード(~256GB)UHS-Ⅰ
撮影感度ISO200~12800 拡張:ISO100/25600/51200
露出補正-5.0EV~+5.0EV 1/3EVステップ
連写電子シャッター:約14コマ/秒
メカシャッター:約8コマ/秒
オートブラケティングAEブラケティング(±2EV/±5/3EV/±4/3EV/±1EV/±2/3EV/±1/3EV)
フィルムシミュレーションブラケティング(3種類選択可能)
ダイナミックレンジブラケティング(100%・200%・400%)
ISO感度ブラケティング(±1/3EV/±2/3EV/±1EV)
ホワイトバランスブラケティング(±1/±2/±3)
ファインダー0.39型有機ELファインダー 約236万ドット(視野率 約100%)
液晶モニター3.0型 3:2アスペクト タッチパネル式TFTカラー液晶モニター
約104万ドット(視野率 約100%)
チルト式(上:90度、下:45度)
ワイヤレス転送部IEEE802.11b/g/n

詳細は メーカーHP を参照。

 

EVF って便利

ミラーレスカメラが出た当初の EVF は性能が低くて、光学ファインダーには敵わないなと思ってたんですが、量販店で覗いてみると、あれ?意外と普通に使えるかも思ったがきっかけでした。

実際に購入してから EVF の便利さに気付いて Nikon の一眼レフのサブ機として購入した X-T20 がいつの間にかメイン機になって富士フイルムに移行するきっかけとなりました。

 

画質に不満無し!

X-T20 に採用されている撮像素子は、上位機種の X-Pro2/X-T2 に採用されているものと同じ富士フイルム独自のカラー配列が採用されている「X-Trans COMS III」が採用されていて、撮れる画像自体は上位機種と同じです。

独自カラー配列を採用しててモアレが出ずらい構造らしいので、ローパスフィルターをなくすことで、解像感の高い写真を撮ることが出来ます。

あと、高感度耐性も ISO6400 でも十分使える画質です。これは、夕暮れ時の光量が少ない時の撮影で ISO6400 まで上げて撮りましたが、いい感じ。

X-T20|XF100-400mm|1/90|F5.6|400mm|ISO6400|PROVIA|Lightroom Classic

イマイチかなって思うところ

ボディーが小さすぎる(利点でもあるけど・・)

X-T20 はコンパクトなデザインで持ち運びには凄く便利だけど、ちょっと小さすぎて持ちづらいです。。

どこかに出かける時にとりあえず持って行って綺麗な写真をついでに撮りたい時は X-T20 の大きさは凄くいいんですが、撮影をメインで出かけて使う時は、小さすぎて逆に疲れます。

なので、私はサードパーティーのグリップを付けてます。グリップを付けることでそこそこ握りやすくなります。また。L型ブラケットは、アルカスイス互換なので、三脚の雲台もアルカスイス互換にしておくと、凄く便利なのでおススメ。

 

EVF のアイカップが無いから、ファンダーの汚れが目立つ

X-T20 の EVF は X-T2 とかと違って EVF のガラス部分に段差が設けられてないので、ふとした時に触ってしまって指紋がついたり、まつ毛が当たる事があるので、汚れやすくて結構気になります。。

ファインダー部分だけでも X-T2 とかと同様にして欲しかったです。

 

フロントダイヤルに ISO 感度変更が割り当てられない

メインカメラとして X-T2 を使ってるんですが、X-T2 ではフロントダイヤルに ISO 感度の変更を割り当ててるんですが、X-T20 だと割り当てることが出来ません。。

ミラーレスは EVF で見たままの露出で撮影出来るのが利点で、マニュアル露出での撮影が快適に出来るのが気に入ってるんですが、ISO 感度の変更をダイヤルに割り当てられないので、ちょっと不便です。

富士フイルム全般に言えることですが、各カメラで共通の操作性に出来ないのがイマイチ。。

 

作例

花を撮ってもよし。

X-T20|XF100-400mm|1/500|F5.6|400mm|ISO200|CLASSIC CHROME|Lightroom Classic

 

風景を撮ってもよし。

X-T20|XF100-400mm|1/200|F10|100mm|ISO200|PROVIA|Lightroom Classic

 

X-T20|XF50-140mm|1/450|F8|50mm|ISO200|PROVIA|Lightroom Classic

 

野鳥を撮ってもよしで、なんでも撮れます。

X-T20|XF100-400mm|1/125|F5|211mm|ISO3200|PROVIA|Lightroom Classic

 

まとめ

X-T20 はクラシックな見た目とは違い高性能で画質も色も最高なので、メインカメラにもサブカメラにもなれる万能機でオススメのカメラです。