X100V が正式発表!凄く魅力的なので購入するか検討してみる

噂されてた X100V が正式に発表されました!

X100V について

X100V は APS-C センサーを搭載したレンズ交換ができない高級コンデジです。現行の X100F は 2017年2月に発売されたので、約3年ぶりの新モデルのリリース!

主な特徴は、

  • 新開発の 23mm/F2 レンズ(X100シリーズで初)
  • 第4世代 X-Trans CMOS 4センサー/X-Processor 4
  • 防塵・防滴構造(アダプターリング・プロテクトフィルター装着時)
  • クラシックネガ、エテルナの追加
  • チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター 約162万ドット
  • 内蔵NDフィルターが3段分から4段分に向上

発売日は、シルバーが2月下旬、ブラックが3月みたい。

Fujifilm X

富士フイルムのデジタルカメラ Xシリーズ「FUJIFILM X100V」の公式製品ページ。…

 

X100F とスペックシートでの比較

現行の X100F との比較表を作ってみました。気になるところの背景色を黄色にしてみました。

項目X100VX100F
実売価格
(2020年2月現在)
市場想定価格
163,000円前後
約 10 万円
撮像センサー/処理エンジン関連
有効画素数約2,610万画素約2,430万画素
撮像素子X-Trans CMOS 4センサーX-Trans CMOS IIIセンサー
プロセッサーX-Processor 4X-Processor Pro
手振れ補正なし
撮影感度(標準感度)ISO160~12800ISO200~12800
撮影感度(拡張)ISO80/100/125/25600/51200ISO100/25600/51200
メカニカルシャッターPモード:4秒~1/4000秒
Aモード:30秒~1/4000秒
S/Mモード:15分~1/4000秒
バルブ:最長60分
4秒~1/4000秒(Pモード時)
30秒~1/4000秒(全モード合わせて)
バルブ(最長60分)
TIME:30秒~1/4000秒
電子シャッターPモード:4秒~1/32000秒
Aモード:30秒~1/32000秒
S/Mモード:15分~1/32000秒
バルブ:1秒固定
30秒~1/32000秒(P/A/S/Mモード)
バルブ:1秒固定
TIME:30秒~1/32000秒
連写メカ: 約11コマ/秒
電子:約30コマ/秒
約8.0コマ/秒
オートフォーカス
測距点/AF エリア最大 425 点最大 325 点
位相差AFエリア約100%画面中央の横50%、縦75%
顔検出AF
瞳AF◎(AF-C 対応)なし
ファインダー、液晶関連
光学ファインダー電子式ブライトフレーム
撮影範囲フレーム視野率 約95%
ファインダー倍率 約0.52倍
電子式ブライトフレーム
撮影範囲フレーム視野率 約92%
ファインダー倍率 約0.5倍
電子ビューファインダー
(EVF)
0.5型 有機ELファインダー
約365万ドット
0.48型
約236万ドット
視野率約100% アイセンサー付き
液晶モニター3.0型 3:2アスペクト
チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター
約162万ドット
3.0型 3:2アスペクト
TFTカラー液晶モニター
約104万ドット
レンズ(一体型)
焦点距離f=23mm(35mm判換算:約35mm相当)
開放F値F2
レンズ構成新開発
6群8枚(非球面2枚
6群8枚(非球面1枚)
絞りF2~F16 1/3EVステップ(9枚羽根)
内蔵NDフィルター4段分3段分
最短撮影距離約 10cm
無線、インターフェース関連
記録メディアSDXC UHS-I 対応
カードスロット数1
ワイヤレス転送部IEEE802.11b/g/n
USB 端子USB Type-C (USB3.1 Gen1)Micro USB (USB2.0)
HDMI出力HDMIマイクロ端子(Type D)
その他ø2.5mm マイク/リモートレリーズ端子
電源、サイズ関連
標準撮影枚数約350枚(スタンダード・EVF)
約420枚(スタンダード・OVF)
約270枚(スタンダード・EVF)
約390枚(スタンダード・OVF)
バッテリーNP-W126S
本体外形寸法[幅] 128.0mm
[高さ] 74.8mm
[奥行き] 53.3mm
(最薄部 32.7mm)
[幅] 126.5mm
[高さ] 74.8mm
[奥行き] 52.4mm
(奥行き最薄部)32.0mm
撮影時質量
(バッテリー, メモリーカード含む)
約478g約469g
本体質量
(バッテリー, メモリーカード含むまず)
約428g約419g
動作環境 温度0℃~40℃
起動時間約0.5秒
その他
防塵防滴プロテクトフィルター、アダプターリング装着時なし
内蔵フラッシュ
フィルムシュミレーションクラシックネガ、エテルナを追加15モード
 グレイン・エフェクト
カラークローム・エフェクト
カラークローム ブルー
明瞭度
デジタルコンバーター35mm判換算 50mm、70mm

魅力的なところを考察

見た目がカッコいい!

なんだかんだで、見た目がカッコいいのが一番の魅力。公式サイトにも「唯一無二の美しさ」って一番初めにアピールしてるけど、やっぱり見た目って重要。見た目がカッコいいと、撮影してなくても触りたくなっちゃう。

 

新設計の第2世代 23mm/F2 レンズの描写が気になる

X100シリーズって、初代の X100 → X100S → X100T → X100F まで同じ設計の 23mm/F2 のレンズが使われてて、開放時のふわふわ画質が好みが分かれる感じだったけど、5世代目となる X100V では、新設計のレンズが採用されて、開放から描写力が高いみたい。

ただ、個人的には開放から綺麗に写るだけのレンズは興味がないので、XF35mm F1.4 みたいに写りはいいんだけど、味のある写りだったらいいなー。こればっかりは、いろんなサンプルを確認するしかないから、発売後にアップされるいろんな人の写真を見て判断かな。

 

防塵防滴っていいよね

本体だけだと、レンズ部分が稼働するから防塵防滴ではないようだけど、別売の「アダプターリング(AR-X100)」と「プロテクトフィルター(PRF-49)」を付けることで防塵防滴仕様に変身するらしい。

公式サイトに載ってるシーリングのイメージってなんかいいよね。見てるだけでワクワクする。

 

NDフィルター内蔵って魅力的

現行の X100F は 3段分の NDフィルターが内蔵されてたけど、X100V は1段増えて 4段分 の NDフィルターが内蔵されてる。

静止画の撮影でも滝の撮影時とかは、こんな感じでシャッタースピードを遅くして、滝の流れを線にしたいので、NDフィルターが内蔵されていると気軽に使えるのがいいよね。

X-T20, XF16mmF1.4, Classic Chrome

4段分ってことは、ND16 と同じかな? 通常のフィルターだと 77mm あたりのサイズだと1万円くらいはしちゃうので、内蔵してるってホント魅力。ISO感度を最低感度にして絞りも絞り込んでも晴天時だと 1/30秒 だったとしても、ND16 であれば 1/2秒 までシャッタースピードを落とせるので表現の幅が広がる。

 

ちょっと残念なところ

値段が高いなー

性能とかを考えると、初値の 163,000円 はわかることはわかるけど、レンズ交換ができない高級コンデジ枠としてのカメラにこの値段を出すのは、ちょっと躊躇がある。

多分、夏くらいにキャッシュバックが始まる予感がするので、実売で 13万円切くらいになってくれたらいいなー

 

シャッター音がイマイチだなー

富士フイルムのレンズ交換が出来る Xシリーズはセンサー側にメカシャッターが付いてて、シャッターを切った時のシャッター音は心地いい音だけど、X100 シリーズではレンズシャッターが採用されてて、シャッター音が殆どしないのがイマイチ。。

人によってはシャッター音は静かな方がいいって人もいるとは思うけど、私の場合には、X-Pro2 みたいにシャッターを切った時に写真を撮ったと感じるフィーリングが好きです。X100F の購入を検討していた時も、結局購入に至らなかったのは、このシャッター音の部分なんです。

X100V のシャッター音は、以下のカメラのキタムラのインタビュー動画が聞けます(9分2秒あたり)。ただ、この音はレンズシャッターの音ではなく電子音かな? いつも思うんだけど、富士フイルムの電子音って酷すぎる気がする(笑)こんな音を心地いいと感じる人はいるんだろうか?

 

ボディー内手ブレ補正が搭載されていれば完璧だった

23mm(35mm判換算35mm)だと手ブレ補正搭載は必須ではないけど、NDフィルターを使った遅めのシャッタースピードを使った表現の幅は広がると思うので、次の世代ではボディー内手ブレ補正を搭載して欲しい!

うーん、かなり欲しい・・・

噂を聞いている段階だとそこまでは欲しいなとは思ってなかったけど、実際に発表されてみるとかなりいい感じだなー。ただ、今月末には X-T4 も発表されるって噂だし、直ぐに買うわけには行かないし。。

まずは X-T4 の発表内容を見てみて、X-T3 から買い換える魅力があるかどうかで X100V を検討するかどうかを考えて見よう。

 

関連動画

富士フイルム公式

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