あまり注目されてないレンズだけど、2018年6月に購入してもう少しで約2年になるお気に入りのレンズの1つの XF18mm のレビューです。
XF18mmF2 R について
このレンズは、Xマウントの登場(2012年2月)に合わせて発売された3本(XF35mm F1.4/XF60mm)のレンズの中の1本となる Xマウントの中では一番古いレンズです。
スペックシート
まずは、スペックシートで簡単におさらい。
項目 | 値 |
型番 | XF18mmF2 R |
レンズ構成 | 7群8枚(非球面レンズ2枚) |
焦点距離 | 18mm(35mm判換算:27mm相当) |
最大口径比(開放絞り) | F2 |
最小絞り | F16 |
絞り形式 | 7枚(円形絞り) |
撮影距離範囲 | 0.8m~∞ |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
外形寸法:最大径×長さ(約) | ø64.5mm × 33.7mm |
質量(約) | 116g |
フィルターサイズ | ø52mm |
外観
このレンズには手ブレ補正は入ってないので、絞りリングとピントリングだけの物理ダイヤルが付いてます。ただ、このピントリングの感触はいまいち。もうちょっとクリック感というか回してて気持ち良い感じにして欲しかった。
正面から見たところ。
厚みもなくて凄いコンパクト。富士フイルムの単焦点で最小は XF27mm だと思うのでその次にコンパクトだと思う。(しっかりと調べてないので何となくで・・・)
付属のフードはプラスプッチ製のスクエア型。XF35mm F1.4 と同じ素材感。
プロテクトフィルターは、いつもの Kenko ZX にしてます。
装着するとこんな感じ。
付属のフードを付けても干渉はしません。
気に入っている点
コンパクト
このレンズを購入した1番の理由でもあるけど、コンパクトなところが一番の魅力。
購入時は X-E2 との組み合わせの見た目が好きで使ってたけど、X-Pro2 を 2019年12月に購入してからは、X-Pro2 に付けることが多い。とりあえず、めっちゃカッコいい。
X-Pro2 との組み合わせだと凄く絵になる。さすが、X マウント登場時に X-Pro1 と同時に発売されたレンズだけはある。
画角がちょうどいい
35mm判換算 27mm 相当の画角なので、サブで使うのにちょうどいい。これも、羽田空港に旅客機を撮りに行った時にメインは XF100-400mm だったんだけど、サブ機に付けてちょっとしたものを撮ってた。
あとはカワセミを撮りに行くときのサブとして持っていくことが多い。
イマイチな点
値段とのバランスが悪い
写りとかレンズの作りとかを考えると値段が高すぎると思う。2020年4月現在だと約6万円で販売されてるんだけど、個人的な感覚としては、4万円を切るくらいが妥当だと思う。
このレンズは、タイ?かどこかでは格安で売ってるらしく、そこで仕入れたものらしきものが ヤフオク で新品未開封品が約3万円ちょっとで売られてます。ヤフオクで買ってしまうとメーカー保証の1年は受けれない?とは思うけど、それを差し引いても魅力的な値段。
私が2年前に買ったのも、ヤフオクで新品未開封品を32,900円で購入しました。
AF 駆動時の動きはいまいち
XF35mm F1.4 と同じでピントを合わせる時は、レンズの先端がちょっとだけ伸び縮みしちゃうので、フードを持って構えて撮ってると、動いちゃうので凄く気になる。
ちなみに、最短撮影距離にした時に一番伸びた状態になる。
こっちが電源を落としてて一番縮んでいる状態。
静止画の撮影だと、まぁ慣れれば許容範囲だけど、動画撮影で AF-C を使おうとすると駆動音はデカすぎるし、常時 AF 駆動させていると AF 駆動部が壊れるんじゃないかと思うくらいの挙動なので動画用として買うのはオススメしません。
まとめ
このレンズは、性能とか写りとかで買うものじゃなくて、コンパクトなところと X-Pro2 との組み合わせの見た目がいいだけで買う価値はあると思う笑