寝る前はベットの中から動画(主に Youtube、U-Next)を1~2時間程度見ることが多いんだけど、理想的な環境が構築出来たので紹介します。
2023年2月12日追記
Echo Studio からテレビの音を出すことが出来ます!
Twitter を見てた時に流れてきた以下のエントリーを見た時に「Apple HomePod 凄っ!」って思いました。内容的には「第2世代 Apple TV 4K」と「第2世代 HomePod」を組み合わせることでテレビの音を HomePo[…]
完成した環境
最終的な環境としてはこんな感じです。(写真を撮るためにパソコンモニターの前に一時的に設置してます)
完成した環境の特徴は以下です。
- めっちゃ画質がいい(4K対応モバイルモニターは想像以上に綺麗)
- めっちゃ音がいい(Echo Studio の音質がいい)
- コンパクトサイズでベットサイドにぴったり
必要なデバイス
今回の環境で必要なデバイスは以下になります。
- Amazon Fire TV Stick 4K
- Amazon Echo Studio
- 4K対応 モバイルモニター
Amazon Fire TV Stick 4K
メインとなるのが Amazon Fire TV Stick 4K です。
これは HDMI 端子に挿すだけで、Wi-Fi 経由で 動画ストリーミングサービス各種(Prime Video、YouTube、Netflix、Hulu、Apple TV、DAZN、ABEMA、U-Next 等)を使うことが出来る便利な機器です。
Fire TV シリーズは以下の3つがラインナップされてます。
- Fire TV Stick(第3世代)
- Fire TV Stick 4K
- Fire TV Cube(4K対応)
ハンズフリーでアレクサを使いたい場合には Fire TV Cube の選択肢となるけど、通常は Fire TV Stick(第3世代)か Fire TV Stick 4K の2択だと思います。主な違いとしては製品名にもある 4K に対応しているかどうかです。ただ価格差としては2千円程度なので 4K に対応している Fire TV Stick 4K でいいと思います。
実際の製品としてはこんな感じのフリスクをちょっと大きくしたくらいのサイズ感で、HDMI 端子が直接ついてます。
その他の内容物としては以下です。
- Fire TV Stick 4K 本体
- HDMI 延長ケーブル
- リモコン
- リモコン用単4電池
- USB充電器
- MicroUSBケーブル
テレビ側の HDMI 端子で他の機器と物理干渉した時用の延長ケーブルについてはこんな感じの使い方になります。
Amazon Echo Studio
次はスピーカー部分となる、今回のキモとなる Amazon Echo Studio です。
Amazon Echo Studio は Echo シリーズの中で最高音質となる機種です。詳細については以下のエントリーに書いてるのでどうぞ。
Amazon Echo シリーズで最高音質となる Amazon Echo Studio を購入したの簡単にレビューします。あと、他のレビューではあまり比較対象となっていない本格的なピュアオーディオシステムとの音質との比較もしてみます。[…]
理想としては Echo Studio を 2 個使ってステレオペアで使用すると、最高の音質を楽しむことが出来ると思うけど、現時点では1個しか持ってないのでシングルで使います。ただ、Echo Studio は 5 個のスピーカーが搭載されてステレオ再生も出来るので、ベット横で使うだけであれば1個でも十分な音質を確保出来ます。
4Kモバイルモニター(IVV 13.3インチ 非光沢IPSパネル 4Kモニター)
私の利用環境ではベットの真横に画面が欲しいのでサイズが小さいモバイルモニターを選択しました。利用環境によっては、この部分はテレビやパソコン用のモニター(HDMI入力があるもの)でも問題ありません。
今回選択したモバイルモニターは 13.3インチ の 4K 解像度に対応した IVV というメーカーのモバイルモニターにしました。
今回スペック的にこだわったのは以下になります。意外とこの条件を満たしているモバイルモニターは少ない。
- 13インチ台(4Kモバイルモニターの主流は 15 インチが多いけど、15 インチはちょっと大きいすぎるので 13インチから選びました)
- 4K解像度に対応(Fire TV Stick 4K のフルスペックを活かしたいというのと 13インチで 4K 解像度があればドットが見えずかなりの高精細で表示が可能)
- ノングレア(光沢液晶は反射するのが嫌いなのでなんとしてもノングレアが良かった)
付属品は以下で、使い始めるには不足のない内容でした。これだけ揃って約2万円だったので、なかなかお買い得。
- モバイルモニター本体
- スリーブケース(スタンドにもなる)
- USB Type-C ケーブル × 2本
- HDMI ⇔ mini HDMI ケーブル × 1本
- USB アダプタ(USB Type-C コネクタ対応)
- VESAマウント用のネジ?
付属のスリーブケースを使えば、そのままスタンドにもなります。質感もまずまず。
ただ、私は持ち運びはせずにベット横に固定して使うので、出来るだけ設置スペースを小さくしたいので、以下のタブレット用のスタンドに交換して使ってます。
このモバイルモニターに搭載されている HDMI 端子は通常のフルサイズではなく、mini HDMI 端子なので Fire TV Stick 4K を使う際には HDMI から mini HDMI に変換するケーブルが必要です。私は以下を購入しました。
実際に接続するとこんな感じです。
変換ケーブルの長さが 15cm なので、ちょうどモニターの後ろ側に Fire TV Stick 4K を隠せるので見た目もスッキリ出来てよかった。写真の USB Type-C ケーブルについては付属品ではないくいつも使っているやつを使いまわしたのが写ってます。
Fire TV Stick 4K の設定画面を確認し、しっかりと 4K で出力出来ていることも確認出来ました。
13.3インチで4K解像度なので画素密度は 331ppi になるので最新の iPad Pro の 264ppi よりも密度が高いので、当然だけどドットも見えないしかなりキレイな液晶です。これまでベットサイドではタブレット(Fire HD 10)で映像を見てたけど、映像の綺麗さが段違いです。
このモバイルモニターで画質に不満がある人はいないと思うくらい画質がいい。
環境を利用するための初期設定
大した設定は必要ないんだけど、今回の環境でキモとなるのが、Fire TV Stick 4K と Echo Studio を組合せて使っているところです。この組合せでは、Bluetooth では無く Wi-Fi を利用したペアリングが可能となり、リップシンクの考慮と高音質で音を楽しむことが出来ます。
Fire TV Stick 4K と Echo Studio のペアリング設定
Fire TV Stick 4K と Echo Studio のペアリング方法は、スマホの Amazon Alexa アプリから行う事が出来ます。
- 「デバイス」を選択し、「+」ボタンをタップ
- 「スピーカーを構成」をタップ
- 「ホームシアター」をタップ
- Fire TV Stick 4K と組み合わせる Echo Studio を選択し「次へ」をタップ
- 任意の名前を付けて「次へ」をタップ
- 任意のグループを選択して「保存」をタップで設定が完了
Fire TV Stick 4K と Echo Studio のペアリング方法はこれだけです。この構成を行うことで無線LAN を使って連携して動作して、Fire TV Stick 4K の音を Echo Studio から再生することが出来るようになります。
動画とかを見た感想だけど、Echo Studio との組合せだとかなり満足出来る音で楽しむ事が出来る。Echo Studio は役割別に合計 5 つのスピーカーを搭載しているだけあって、下手に低音とか高音とかをブーストしてないから、凄く素直な音が出てて違和感のない音で楽しめるのがいい。
この違和感のない音というのが一番重要で、安価なスピーカーとかは小さいユニットで少しでもいい音に見せるために低音とかを無理にブーストして音が歪んでいることが多くて聴くに耐えないけど、Echo Studio は高域・中域・低域用とそれぞれ物理的に別々のスピーカーを搭載しているだけあって、違和感のない音で再生してくれます。
Fire TV Stick 4K ではリップシンクの調整も可能
Fire TV Stick 4K ではリップシンクの調整も出来るので、使う環境で映像と音声がズレてるなと思った場合には調整することが可能です。
ただ、今回の環境では音ズレはなかったので未調整です。
モバイルモニターとの組合せだと HDR の設定に注意が必要
Fire TV Stick 4K と今回のモバイルモニターとの組合せだと、Fire TV Stick 4K の HDR の設定に注意が必要でした。デフォルト設定では Fire TV Stick 4K の HDR 設定は「常にHDR」になってたんだけど、今回のモバイルモニターとの相性が悪いのか、色がめちゃくちゃ薄く表示されて明らかに発色がおかしくなっていました。
解決方法としては、Fire TV Stick 4K の「ダイナミックレンジの設定」で「自動調整」を選ぶことでした。
ちなみにこれがデフォルト設定の場合の「常にHDR」にしている場合の発色で、めちゃくちゃ薄い発色で故障したのかと思うレベル。
で、「自動調整」に変更したあとの発色がこれ。2万円のモニターとは思えないくらい、めちゃくちゃ画質がいい。
各アプリごとの使い勝手
Fire TV Stick 4K での Youtube アプリの使い勝手
Youtube アプリは Amazon アプリストアに公開されてるので純正のアプリを使用可能です。
もちろん Fire TV Stick 4K のリモコンでも操作出来るけど、便利な使い方としてはスマホの Youtube アプリから Fire TV Stick 4K にキャストして使用する方法です。この方法であれば、操作性のいいスマホで検索とか再生の操作をして、画面だけ Fire TV Stick 4K に飛ばす事が可能です。
音声については Echo Studio から再生されるのでかなりの高音質で Youtube を見ることが可能です。
Fire TV Stick 4K での U-Next アプリの使い勝手
U-Next についてはスマホアプリからキャストすることは出来ないので、Fire TV Stick 4K のリモコンで操作する必要があります。
基本的には問題なく使えるんだけど、私の使い方となる寝る前に使う時に致命的となる U-Next アプリの仕様がありました。U-Next のスマホアプリについては「設定」→「プレーヤー設定」→「再生設定」で「連続再生」の On/Off の設定が可能なんだけど、なぜか Fire TV Stick 4K 向けに提供されているアプリでは「プレーヤー設定」の項目自体がないというクソ仕様。
で、設定できないならせめて連続再生が Off であれば問題ないんだけど、連続再生が On に設定されてて無効にすることが出来ないという凄い仕様。。
これで何が問題かというと、寝る前に動画を見てるので海外ドラマとかの連続ものだと話数も多いので永遠と動画が再生されて朝起きるまで動画が再生されるという使い勝手が悪すぎる仕様になってます。これは Fire TV Stick 4K の仕様ではなく U-Next 側の問題なので早くなんとかして欲しい。
以下の U-Next のサポートページにもテレビ向けはメニューがない的なことを書いてるので変えるつもりはないのか?
連続再生をON/OFFしたい
スマートフォン・タブレット、パソコンでの再生は連続再生をOFFにする機能が付いています。■パソコン
・再生中にマウスを動かすと画面右上に歯車のマークが表示されます。
・表示された歯車のマークをクリックすると、連続再生のON/OFFボタンが表示されます。■スマートフォン・タブレット
・トップ画面等の左上にあるメニューをタップします。
・表示される一覧から [ 設定・サポート ] をタップします。
・ [ 設定・サポート ] 内の、[ プレーヤー設定 ] をタップすると連続再生のON/OFFボタンが表示されます。※アイコンが青い色の状態がONの状態です。
※無操作が180分を超えると連続再生は停止します。
※テレビ向けデバイス等、「連続再生」ボタンが表示されないデバイスは設定変更できません。引用:https://help.unext.jp/guide/detail/turn-on-or-off-continuous-play
流石に朝まで動画が再生され続けるのは嫌なので、なにか代替策はないか模索したところ、とりあえず以下で回避することにしました。
- Amazon アレクサの「定型アクション」を使用し、特定の時間が来たら Fire TV Stick 4K のホーム画面に自動的に戻る
定型アクションで Fire TV に対して設定出来る項目は以下の3つが用意されてました。
- ビデオを一時停止
- ビデオを再開
- ホーム画面を表示
一見、「ビデオを一時停止」が良さげに見えるんだけど、私の使い方では不都合がありました。今回のアクションの実行条件としては、以下の2つにしました。というのも基本的には2時まで見ることは少ないんだけど、たまに遅い時間まで動画を見てる事があるので2つ登録してます。
- 毎日2時
- 毎日3時
この設定でアクションとして「ビデオを一時停止」を設定していると2時に一時停止はされるんだけど、3時に再生が再開されてしまいます。設定項目としては「ビデオを一時停止」なんだけど、裏で動いているコマンド自体は「再生/停止」らしくて停止している状態だと再生される状態でした。
そのため、2回実行されてもいいように「ホーム画面を表示」にすることで確実に再生を停止することが出来ます。
Amazon アレクサを使った定型アクションの設定方法とかは以下で紹介してます。
Amazon Alexa (アレクサ) を中心としたスマートホーム化の環境が整って来たので使い勝手とかを紹介します。スマートホーム化についてスマートホーム化で出来ることスマートホーム化で出来ることとしては以下です。 自[…]
最後に
今回の動作再生環境はかなり満足度が高い。
とくにモバイルモニターとかの音声環境が貧弱な環境だと動画を心地よく見るのが厳しいけど、Fire TV Stick 4K と Echo Studio を組合せた高音質の環境はかなり満足できる組合せでした。今回はモバイルモニターとの組合せでベットサイドでの利用だけど、Fire TV Stick 4K をリビングの大型テレビに使った場合でも十分満足できる音環境を構築出来ると思います。
その場合には、Echo Studio を 2台使ってステレオペアで構成するといいと思います。