富士フイルムのミラーレスカメラでリモートでシャッターを切る方法

シャッタボタンに触れずにシャッターを切る方法を紹介。

リモートレリーズでシャッターを切りたいシーン

使用頻度は低いんだけど、撮影内容によっては必須になるのがリモートレリーズなので環境は整えておいたほうがいいので方法は把握しておきましょう。リモートレリーズが必須になるのが以下のようなシーン。

  • 夜景の撮影
  • 風景の撮影(特に日没後のマジックアワーの時間帯)
  • 花火の撮影
  • 人に頼めない時の記念撮影

撮影方法

有線接続

まず定番なのがリモートレリーズ。富士フイルムのカメラは 2.5mmジャックがリモートレリーズの接続用として機能するので、2.5mmジャックタイプが必要。(一部の機種(X-T200)などは 3.5mmジャックのようです)

富士フイルム純正では、「リモートレリーズ RR-100」が販売されているけど、シャッターを切るだけの単純機能しか付いてなくて値段もそこそこするので、あまりオススメはしません。。

 

有線タイプでオススメなのが私も使っている ROWA のリモートレリーズケーブル。純正のレリーズの機能だけじゃなくて、インターバルタイマーとか露光時間を指定したり出来て高機能なクセに格安なのがいい。

ROWA, リモートレリーズ

Amazon には接続先端子が違うだけで各メーカーに対応したものが売ってるので、購入する時は間違えないようにしましょう。富士フイルム用って書いて売ってるやつは 2.5mmジャックではなく MicroUSB タイプの物があるので、Canon 用として売ってるのが 2.5mmジャックタイプなので Canon 用を買いましょう。MicroUSB と 2.5mmジャックタイプの動作確認は以下のエントリーで行ってます。

2.5mmジャックタイプだと電池を入れて無くてもレリーズだけは切れます(インターバルタイマー機能とかは電池が必要)。この商品の気になるところは、電源の On/Off ボタンが付いてなくて電池を入れてると電源は入りっぱなしになります。

ROWA, リモートレリーズ

ただ、電池持ちは凄く良くて eneloop を入れっぱなしで1年以上経つけど、まだ使える状態なので、eneloop を使うのは勿体なので、100均とかで単4電池を買って使ったほうがいいと思います。

 

X-T3 は SDカード挿入口の上部にリモートレリーズ用の 2.5mmジャックがあるのでそこに差して利用します。

 

あと番外編としては、昔ながらのリモートレリーズケーブル。

リモートレリーズケーブル

富士フイルムの殆どのカメラ(X-H1除く)はシャッターボタンにネジ切りがあるので装着は可能です。見た目もクラシックな感じでカッコいい。

X-T3, レリーズ

X-T3, レリーズ

 

ただ、実用的には微妙かな。。個人的にはオススメしません。

X-T3, レリーズ

 

無線接続

富士フイルムから iPhone と Android 向けに「FUJIFILM Camera Remote」アプリが提供されてて、そのアプリにリモートレリーズが搭載されてます。

The FUJIFILM Camera Remote can operate wireless-equipped cam…

 

ここでは、X-T3 に Android から初回接続する際の手順を載せておきます。

Xシステム」→「レンズ交換式カメラ」→「X-T3」を選択。

富士フイルム, アプリ

 

設定する」をタップして「ペアリングを設定します」の画面になったら、カメラ本体側の操作に移ります。

 

アプリでの指示通り、「セットアップ」→「接続設定」→「Bluetooth設定」→「ペアリング設定」を選択。

 

スマホ側のアプリに戻って、「次へ」→「(検出された対象)」→「次へ」をタップで完了です。

 

上記のペアリングは初回だけで、次からはアプリを立ち上げると以下の画面になるので「リモートレリーズ」をタップすると使える状態になるので、レリーズボタンをタップするとシャッターが切れます。Bluetooth で接続されてるので Bluetooth の電波が届く範囲であればどこからでもシャッターが切れます。

 

このアプリのもう一つ便利な機能が「ライブビュー撮影」機能。これは、人に頼めない時の記念撮影に便利で、スマホで画角などを確認しつつ、シャッターが切れます。ただ、この機能の注意点は Wi-Fi での接続になります。Bluetooth でリンクしておけば Wi-Fi は自動的に接続してくれるけど、接続するのに数十秒かかるのでちょっと面倒です。

「ライブビュー撮影」を選ぶと、露出(シャッタースピード/F値/ISO )や画質設定とかも設定可能です。ここでは、記念撮影をすることを想定し、セルフタイマーを使う手順を載せときます。

ライブビュー撮影」→一番右までスワイプして「セルフタイマーアイコン」→「2秒」→「OK」をタップ。

 

撮影時はピントを合わせたいところをタップすると AF が動作するのでシャッターボタンを押せば撮影出来ます。

カメラ本体内蔵のセルフタイマー機能の使用

なんだかんだで一番使用頻度が高いのがこの方法。

有線と無線接続を紹介したけど、大抵の場合、この本体内蔵のセルフタイマー機能を使えばいいことの方が多いし、手軽なのでオススメです。ただ、タイミングが重要となる撮影とかには向きません。

デフォルトだと「Q(クイックメニュー)ボタン」にセルフタイマー機能が割り当てられているので、ここから利用するのが便利です。

 

デフォルトだと左下に割り当てられてるので、選択した状態でコマンドダイヤルを回すと「2秒」→「10秒」→「Off」の順で設定出来ます。

 

方法はいろいろあるけど、値段も安いので私のオススメは ROWA のリモートレリーズ(2.5mmジャック)です。