RAW 現像出来るソフトは?
富士フイルムの特徴の一つといえば、JPEG 撮って出しの色がいいところだとは思いますが、私は JPEG撮って出しは利用せず、RAW 現像ばかりです。
富士フイルムで RAW 現像する場合には、以下の方法があります。
ソフト名 | 入手 | メモ |
RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX | 無償 | ・カメラに付属されているソフト ・SILKYPIX をベースとして、FUJIFILM のカメラ専用にカスタマイズされているソフト |
FUJIFILM X RAW STUDIO | 無償 | ・カメラのプロセッサを使って現像する専用ソフト ・対応しているのは、一部のカメラのみ。 |
Adobe Lightroom Classic CC | 有償 | ・RAW 現像といえば定番ソフト? ・写真の管理も得意 |
Capture One Express FUJIFILM | 無償 | ・考え方的には 付属の SILKYPIX と同じで、Capture One をベースとして、FUJIFILM のカメラ専用にカスタマイズされて無償で提供されているソフト ・Capture One のフル機能を使いたくて、FUJIFILM に限定しているのが「Capture One Pro FUJIFILM」 ・他メーカーのカメラでもフル機能を使いたい場合には「Capture One Pro」 |
どのソフトを使うかは、好みだとは思います。
私は Nikon を使っていた昔から Lightroom を使っているので、使い方に慣れているので、富士フイルムでも Lightroom を使ってます。Lightroom の フォトプランであれば、以下が含まれて 月額 980 円で利用可能です。
- Lightroom CC
- Lightroom Classic CC
- Photoshop CC
- 20GB のクラウドストレージ
JPEG 撮って出しと、Lightroom Classic CC での色の差は?
Lightroom Classic CC には、プリセットとして、富士フイルムのフィルムシミュレーションが用意されてます。
Lightroom Classic CC でのフィルムシミュレーション適用方法
設定場所は「現像モジュール」→「基本補正」→「プロファイル」から選べます。
デフォルトでは、リストの一覧に出てきてないので、四角が四つのボタンをクリックして、一覧に表示したいプロファイルに ★ を付けておくと便利です。「カメラマッチング」となっているのが、富士フイルムのフィルムシミュレーション相当です。
撮って出しとの色の差は?
JPEG 撮って出しと、RAW 現像で同じフィルムシミュレーションを選んだ場合ですが、多少は違いますが、かなりの再現率だと思います。下の写真は、撮影時に「RAW+JPEG」で撮影したものの比較です。
JPEG 撮って出し(PROVIA)
Lightroom で プロファイル「PROVIA」を選択し、未調整で JPEG 出力
RAW 現像の利点は?
カメラの利用用途として、記録写真がメインであれば JPEG 撮って出しで十分だと思いますが、カメラを趣味として使っている場合には、自分の写真の好みにどこまで近づけるかが肝だと思います。
例えば、以下の写真の RAW 現像をするとこんなにも印象が変わります。私は、ハイキー気味に仕上げるのが好みです。ただ、撮影時にハイキー気味(特に白い被写体)に撮ってしまうと、白飛びしてデータが無くなるので、撮影時はちょっと暗めに撮影しておいて、明るいところを白飛びさせずに RAW 現像時に調整します。
撮影時(未調整)
RAW 現像後
RAW 現像前提だと FUJIFILM を使っている必要はあるの?
Lightroom を使えば、RAW 現像で FUJIFILM の色が出せるので断然ありです!
というのも、Nikon の時は RAW 現像時に色合いも修正することが多かったんですが、FUJIFILM に変えてからは、明るさとかの調整だけで、色合いの調整は行うことがないので、RAW 現像の時間も短縮して、好みの色が出るのがいい感じです。
Capture One Express for Fujifilm なら X-Pro3 以外でもプロネガが使えます!
X-Pro3 だけに与えられている新フィルムシュミレーションの「クラシックネガ」だけど、Capture One Express for Fujifilm なら X-T3 でも適用可能だったのでご紹介。※クラシックネガを適用出来るのは[…]
Lightroom への読み込み時にフィルムシミュレーションを自動適用する方法は以下のエントリーから。
以前のエントリーで、富士フイルムのカメラシミュレーションを Lightroom で適用する方法を書きましたが、一つ一つ手動で適用するのは面倒ですが、Lightroom に読み込み時に自動的に適用することが出来ます。[sitecard[…]
Lightroom の基本補正パネルとトーンカーブを使った調整はこっちに記載しました。
以下のエントリーでも書いてるシマリスの撮影など小動物を撮影する際のポイントなどを紹介したいと思います。https://fuji-x-life.tokyo/squirrel-house-fall-2019/機材選び[…]