【コスパ最強?】超ド定番の「Sennheiser HD 6XX」を購入したらめっちゃ良かった

超ド定番の開放型ヘッドホン「Sennheiser HD 6XX」を購入したので紹介します。結論だけ先に書くとめちゃくちゃ良かった。

Sennheiser HD6XX 開封

Sennheiser HD 6XX

Sennheiser HD 6XX って?

HD 6XX は日本では発売されていない開放型のヘッドホンになります。

ゼンハイザーの開放型としては、HD 800シリーズ(ハイエンド)・HD 600シリーズ(ミドル)・HD 500シリーズ(エントリー)の3つのラインナップがあって、HD 6XX はミドルレンジの HD 600 シリーズとなります。HD 600シリーズの歴史としては以下です。HD 800 が 2009 年の発売となりますが、HD 800 が発売されるまでは HD 650 がゼンハイザーのハイエンドとなってました。

製品名発売時期説明
HD 6001997年
(国内販売2007年)
・現在も販売され続けている
・現時点の国内価格は 47,800円
HD 6502003年・現在も販売され続けている
・現時点の国内価格は 57,200円
HD 660 S2017年・HD 660 S2 の販売に伴い販売終了
HD 660 S22023年・HD 600シリーズの最新機種
・現時点の国内価格は 87,120円

 

HD 6XX はゼンハイザーから 2003年に発売されたハイエンドヘッドフォン(当時)の HD650 をベースに、音質に影響ないところのコストダウン&大量生産でのコストダウンを行った DROP(アメリカ)でのみ販売されている限定モデルです。

現時点で HD 650 を日本で購入するためには約6万円前後となりますが、HD 6XX であれば今回の購入では半額となる約3万円で購入することができました!

 

DROP からの直接配送はタイミング次第?

HD 6XX は国内流通無くて DROP からしか購入できません。

ここ数年、HD 6XX が欲しいなと思ってたけど、HD 6XX は日本への配送を受け付けておらず購入する場合には転送サービスを使う必要がありました。そのため、転送サービスを使ってまで(余計なコストを払ってまで)欲しいとは思って無くて購入してなかったんだけど、今回チェックしたタイミング(2023年4月14日)だと日本への直接配送を受け付けており、なおかつクーポンコードを使うと送料の $20 も無料という最高のタイミングだったので購入となりました。

現時点(2023年7月1日)でも日本への直接配送を受け付けているので、もうずっと受け付けてくれるのかな?

 

購入金額は「本体 $199」+「関税の1,600円」

今回(2023年4月)の購入タイミングではキャンペーン期間中なのか通常 $239 なのが $199 になってて、しかも送料の $20 もクーポンを使うと無料となってて凄くお得に購入することが出来ました。購入時には PayPal と Google Pay が利用できましたが、私は海外通販時は PayPal を使っているので PayPal で支払いを行いました。

購入時の PayPal の為替設定は「1$ = 約138.94円」だったので最終的に支払った金額は 29,251円(27,651円+1,600円)となりました。

配送については時間がかかるのかなと思ったけど、注文後約10日間での到着となりました。配送は DHL eCommerce Solutions での配送になりますが、国内では日本郵便に引き渡されるので、実際に自宅に配送される時は日本郵便が配送してくれます。関税は配達時の日本郵便に払う必要があります。

また、到着のタイミングでは以下のエントリーで紹介した九州ツーリングの最中で受け取ることが出来ませんでした。国内の配送だと日本郵便の保管期間は7日間だと思うので、返送になっちゃったかと思ってツーリングから悲しい気持ちで帰ってくると国際便の保管期間は1ヶ月だったみたいで無事に受け取れました。

関連記事

2023年の GW を絡めて約2週間程度の阿蘇・山口ツーリングに行ってきました。[caption id="attachment_8652" align="aligncenter" width="900"] GFX50S II, GF[…]

GFX50S II, GF35-70mm, ノスタルジックネガ, 大観峰

 

Sennheiser HD 6XX の外観

DROP 専用品だけあって、箱にも DROP の記載がありました。

Sennheiser HD6XX 開封

 

梱包は最小限な感じ。

Sennheiser HD6XX 開封

 

質感的にはあまり高級感は無くて所有欲は満たせないな。。まぁ、HD650 から音質を変えずにコストダウンしてるからしょうが無い。

Sennheiser HD6XX 開封

 

サイド部分には「HD 6XX」が入ってます。あと、開放型だけあってドライバーが見えますね。

Sennheiser HD6XX 開封

 

クッション部分はベロア調?かな。

Sennheiser HD6XX 開封

 

頭頂部のところにもしっかりとクッションが付いているので、頭頂部が痛くなることはないです。

Sennheiser HD6XX 開封

 

ケーブルは取り外しが可能です。DROP でもバランス接続用のケーブルが売られていたけど 2.5mm タイプで私の環境(4.4mm)だと使えないので購入しませんでした。いつか 4.4mm タイプのバランスケーブルを買ってリケーブルを楽しもうかな。

Sennheiser HD6XX 開封

 

付属しているケーブルは標準的な 3.5mm のイヤホンジャックが採用されてて、標準プラグへの変換コネクタも付いてました。

 

Sennheiser HD 6XX の音質は?

聴いた瞬間「あっ、これこれ!」って感じる音で、聴いてて楽しくなる音です。近代的な解像度の高いモニタリング用ヘッドホンとは違って完全にリスニング寄りですね。長時間聞いても疲れる感じはないし低音もしっかり出てて心地よい音です。

HD650 の発売から約20年経過しても、今だに継続販売されていて人気があるのが分かる気がします。

HD 6XX を使っててたまに「あれ?スピーカーから音が出てる?」って思うことが何回かあって、開放型だけあって凄く自然になってくれるので聴いてて疲れないです。

ただ、HD 6XX のインピーダンスは 300Ω と高めなので、しっかりとしたヘッドホンアップで鳴らしてあげる必要があります。イヤホンジャックがついている通常の機器でも音は出て使えることは使えるけど、HD 6XX の本来の音を聞きたい場合にはヘッドホンアンプは用意しましょう。全然違います。

 

ZEN CAN Signature 6XX で本領発揮

私が利用しているヘッドホンアンプの「ZEN CAN Signature 6XX」には製品名の末尾に 6XX が付いてます。これは元々ある「ZEN CAN Signature」に HD 6XX に最適な「EQカーブ」を適用出来る「ActiveEQ」という機能を搭載している製品になります。

ZEN CAN Signature 6XX, HD 6XX

関連記事

2021/4/20 発売の Zen Signature Set が届いたので開封とファーストインプレッション(1日間使用した状態)をします。Zen Signature Set についてZen Signature Set は3つの製品[…]

iFi audio ZEN Signature Set, 開封レビュー

 

ゼンハイザーとは関係ない iFi audio の製品で HD 6XX に特化した製品を出してくれるほど HD 6XX は愛されているヘッドホンというのがわかります。メーカーのホームページには以下の記載があります。

ActiveEQと呼ばれるこの新機能は、アクティブ・コンポーネントとパッシブ・コンポーネントを組み合わせて、特定のヘッドフォンに合った特別なEQカーブを生み出し、それをノイズや歪みをまったく感じさせることなく、アナログ領域で実行します。

ZEN CAN Signature 6XXは、「Massdrop × Sennheiser HD 6XX」用のActiveEQを装備しています。この人気の高い高音質ヘッドフォンは(現在までに12万個売れています)、SennheiserのHD650をベースにしてDrop.com専用に製造されたものです。

このヘッドフォンは中域のパフォーマンスで有名でしたが、低域と高域には多少の癖があり、それは周波数レスポンスの測定値を見ればわかります。

引用:https://ifi-audio.jp/zen/zen_can_signature_6xx.html

 

12万個売れてるって凄いな笑

HD 6XX を使っている人&購入する人は、ヘッドホンアップとして「ZEN CAN Signature 6XX」をオススメです。

 

側圧が強すぎ

HD 6XX のレビューを見てると側圧が強いというコメントがあったけど、やっぱり側圧が強かったです。。

側圧が緩かったら完璧なヘッドホンだったのにな。。購入直後は本当にきつくて1時間も付けれないくらいでした。購入から約3ヶ月経過し結構な使用頻度になるけど若干は良くなった気はするけどあまり改善してない気がする。。

 

有線ヘッドフォンで1番のお気に入り

現時点で有線ヘッドホンとしては、以下の3つになりました。

  1. ゼンハイザー HD 6XX(オープン型)
  2. SHURE SRH1540(密閉型)
  3. オーディオテクニカ ATH-AD2000X(オープン型)

HD 6XX, SHURE SRH1540, ATH-AD2000X

 

使用頻度が一番高いのは HD 6XX です。やっぱり聞いてて楽しい音なんだよな。ただ、他のヘッドホンを使わないかというとそうでも無くて3つのヘッドホンの特徴が違うので、今後も3つを使っていく予定です。

SHURE SRH1540 は優等生的なヘッドホンで付け心地もいいし、モニターヘッドホンだけあって音のバランスも良くて安心して使えます。

オーディオテクニカ ATH-AD2000X は付け心地が抜群で何時間でも装着できるレベルだし、高音域の特徴的な音も心地よい。

SRH1540 と ATH-AD2000X は現状だと6万円前後の販売価格だけど、約3万円で手に入れた HD 6XX がこんなに良いとは。。

 

最後に

ヘッドホンでいい音を聴きたいけど5万円以上は出したくないなと思っている人には、約3万円で手に入れることができる HD 6XX はめちゃくちゃオススメです。海外通販に抵抗がない人は直ぐに行っちゃいましょう!

海外通販に抵抗がある人はオリジナルの HD 650 にしちゃいましょう。

 

2023年7月2日追記

HD 6XX をバランス接続にリケーブルしました。

関連記事

Sennheiser HD 6XX をバランス接続にリケーブルしたので紹介。Sennheiser HD 6XX をアンバランス接続で約2ヶ月使用Sennheiser HD 6XX は以下で紹介したとおり 2023年4月に購入して約2[…]

MOGAMI 2947 ゼンハイザー用 HD580/HD600/HD650対応 4.4mm 5極 バランスヘッドフォンケーブル