【Androidから乗換】Android 勢が iPhone 13 Pro Max への乗り換えで感じたこと

Android(Galaxy Note10+)からの乗り換えで、iPhone 13 Pro Max を使いだして約2週間経過したので、Android勢から見た使い勝手とかを書いていきます。

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iPhone 13 Pro Max

iOS 設定の変更

これまでスマホとしては Android 勢だったけど、iPad Pro、iPad mini 5 を使ってるので、大まかな設定は把握してるので、iPhone 13 Pro Max を使いやすいように設定します。

バッテリー残量表示

バッテリーに残量の数値を表示するように以下を変更します。

  • 設定」→「バッテリー」→「バッテリー残量(%)」を有効化

 

True Tone の無効化

True Tone がデフォルトで有効化されてますが、黄色味を帯びてて好きじゃないので無効化しました。

  • 設定」→「画面表示と明るさ」→「True Tone」を無効化

 

iCloud 同期の無効化

私はこれまで写真の管理には Google Photos を使ってきて、これからも写真管理のメインは Google Photos を使うので iCloud での同期は無効化しました。iCloud は無料だと 5GB までなので、iCloud メインで使っていくためには有料プランに入る必要があると思いますが、入る予定がないので無効化しました。

  • 設定」→「アカウント名」→「iCloud」→「写真」→「この iPhone を同期」を無効化

 

写真に関しては iCloud の同期を無効化したので、Google Photos アプリを入れて同期を有効化しました。あと、このあと紹介するけど Google Photos の他に Synology Photos を使って写真管理を強化することにしました。

 

ホーム画面の検索を無効化

ホーム画面の下の方に「検索」と表示されてて邪魔なので、以下の設定で非表示に変えました。

  • 設定」→「ホーム画面」→「ホーム画面に表示」を無効化

 

キーボードフィードバックの有効化

キー入力の時にフィードバックが無くて入力した感がわからないので、フィードバックを有効化しました。

  • 設定」→「サウンドと触覚」→「キーボードのフィードバック」→「触覚」を有効化

 

日本語の QWERTY 入力の有効化

私はフリック入力が苦手なので、QWERTY キー入力を有効化しました。iPhone SE 3 だと QWERTY キー入力は死ぬほど使いづらかったけど、iPhone 13 Pro Max では画面が大きいだけあって、めちゃくちゃ使いやすかったです。

  • 設定」→「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加…」から「日本語」→「ローマ字入力」を追加
  • 設定」→「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「編集」から「かな入力」を削除

 

Apple ProRAW の有効化

Proシリーズを購入した1つの理由に、写真撮影で Apple ProRAW が使えるというのがあるので、ProRAW を使えるように有効化しておきます。ガッツリと写真を撮る時は、富士フイルムの Xシリーズ(APS-C)か GFXシリーズ(ラージフォーマット)で撮っているので、どこまで迫れるか楽しみ。

ミラーレスカメラとの比較は、別のエントリーで書きたいと思います。

  • 設定」→「カメラ」→「フォーマット」→「Apple ProRAW」を有効化

 

AssistiveTouch で片手操作を快適に

Galaxy を使っていた時に一番お気に入りだったのが「One Hand Operations+」というアプリで、名前のとおり片手操作を快適にするための神アプリでした。iPhone を利用する上で、これが使えなくなるのが辛いなと思っていたけど、AssistiveTouch 機能で近いことは出来ました。

ただし、ジェスチャー操作はないので、Galaxy の方がワンランク上だけど、iPhone の AssistiveTouch を使うと、iPhone 13 Pro Max の大画面での使い勝手が向上しました。実際に設定しては以下です。

  • 設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」を有効化

 

AssistiveTouch 内で以下をカスタマイズ。

  • AssistiveTouch」→「シングルタップ」に「通知センター」を設定
  • AssistiveTouch」→「ダブルタップ」に「コントロールセンター」を設定
  • AssistiveTouch」→「長押し」に「メニューを開く」を設定
  • AssistiveTouch」→「待機状態時の不透明度」を「32%」に設定

 

また、長押しに設定したメニューを以下からカスタマイズしました。

  • AssistiveTouch」→「最上位メニューをカスタマイズ

 

実際に割り当てたのは以下にしました。iPhone 13 Pro Max は基本的には両手で使うことが前提だとは思うけど、寝転んでる時とかに Youtube を見てると動画によって音量レベルが違うことがあって微調整することが多いため音量調整が出来るのがいい。

  • 音量を上げる
  • 音量を下げる
  • 画面をロック
  • ホーム
  • デバイス
  • スクリーンショット

 

アプリの移行&設定

インストールしてログインするだけのアプリについては載せませんが、データ移行とかの考慮が必要なものだけの参考として載せておきます。

Android から電話帳の同期

iPhone のセットアップ時に Galaxy からの移行は行わなかったので、電話帳は個別に移行を行いました。といっても移行とかは不要で iPhone の電話帳に Galaxy で使っていた Google アカウントを追加するだけです。iPhone を使ってても、今後も Google アカウントの電話帳を継続して利用出来るので便利でした。(サブスマホは Android を継続していくので連絡先の管理は Google を継続)

  • 設定」→「連絡先」→「アカウント」→「アカウントを追加」から Google アカウントを追加し、連絡先を有効化

Android から iPhone への電話帳の移行

 

au PAY

バイク用のサブスマホで povo 2.0 を使っていて、パケットをもらえる「ギガ活」のために、電子マネーとしては「au PAY」を使ってます。

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povo 2.0

 

au PAY はセキュリティ強化のため au 系の回線を使っている場合には、au ID でログインする必要がありますが、UQ Mobile を継続して利用するので、新端末でも au ID でログインするだけで、特に追加の設定等はなく引き続き利用できました。

元の端末の au PAY も継続して使えたので、au PAY は複数端末での利用も OK っぽいです。

 

モバイルSuica

モバイルSuica は新規発行を行っても良かったけど、Galaxy Note 10+ で使っていたやつを移行しました。移行も簡単で詳細は公式サイトの手順に従うだけで簡単です。流れとしては以下でした。

  1. 移行元の端末のモバイルSuica アプリで「カードを預ける(機種変更)」を実施
  2. 移行先の端末でモバイルSuicaアプリに移行元で使っていたアカウントでログインを行い、預けたカードを受け取る

 

これをやることで、以下が引き継げていたことを確認出来たので、追加の設定等は不要でいままで通りの使い方が出来ました。

  1. 残高
  2. 登録クレジットカード情報
  3. オートチャージ設定

 

Android でモバイルSuica を使うときは、スマホのロック解除を行わなくても使えます。私の昔の知識だと iPhone だとこの使い方が出来ないのかなと思ってたんだけど、エクスプレスカードに設定することで iPhone でもロック解除を行わなくてもモバイルSuica が使えるようになるとわかったので、設定を確認しました。電子マネーは Suica しか登録してなかったので、Suica が自動で有効化されてました。

  • 設定」→「ウォレットと Apple Pay」→「エクスプレスカード」で Suica を有効化

 

LINE は14日前までのデータまで移行可能

Android → Android、iPhone → iPhone への移行の場合はすべてのデータは移行できると思うけど、Android から iPhone へ LINE を移行する際は、トーク履歴が 14 日前までのデータしか移行出来ませんでした。まぁ、私的にはトーク履歴はどうでもよかったので痛くはなかったけど、この部分は致命傷に感じる人は多い気がする。

 

Youtube アプリのピクチャーインピクチャーの有効化

YouTube Premium に加入していると、ピクチャーインピクチャーが使えるんですが、iPhone の Youtube アプリの初期設定では有効になってなかったので、Youtube アプリの以下の設定で有効化しました。

  • Youtubeアプリ」→「設定」→「全般」→「ピクチャーインピクチャー

 

Synology Photos で自宅の NAS へ写真のバックアップ

これまでスマホでは写真をあまり撮ることはなかったので、Google Photos の無料枠(私の場合は 19GB)の容量で十分賄えてたんだけど、iPhone 13 Pro Max はカメラの画質も良さそうだし、もし、Apple ProRAW が気に入ったら結構な容量を使うことになると思うので、大容量の写真のバックアップも考慮することにしました。

一番お手軽なのが、iCloud か Google の有料プランに入ることだと思うけど、私は自宅に Synology の NAS を持っているので、NAS の機能を有効活用するようにしました。Synology NAS のスマホアプリ(Synology Photos)を入れることで、外出先からも自宅からでも自宅内の NAS に写真の保存が出来るので、パソコンの Lightroom で写真を編集する際も NAS に直接アクセス出来るので効率化に作業出来ます。

Synology 公式動画での使い方説明

Synology Photos の使い方はメーカーの動画がわかりやすいので、興味がある人は見てみてください。(結構長いです)

スマホ内の写真のバックアップは4つめの「モバイルバックアップ」というやつです。

 

Synology NAS を導入する場合のコスト感

私は、もともと Synology の NAS を持っていたので、このやり方がコスパがいいですが、1から環境を整えようとすると、そこそこの金額になるので検討が必要ですが、自宅内でパソコンからデータを編集したい場合には Synology の NAS があるとすごく便利です。あと、Synology Photos の他にも便利なツールが簡単に使えるようになってるので、家族間でデータ共有をしたい人はアリだと思います。(NAS内でアカウントを家族分作れるので、同期する領域も別々に出来ます)

参考までに、Synology の 2 ペイタイプに 4TB のディスク2本(対象耐障害性のためにRAID1想定)を組み合わせると約7万円かかります。

項目製品名金額
NAS 本体DiskStation DS224+(2ペイ)約5万円
HDD 1本目TOSHIBA DT02ABA400(4TB)約1万円
HDD 2本目TOSHIBA DT02ABA400(4TB)約1万円
合計約7万円

 

iCloud の 2TB が月額1,300円なので、NASを用意すると倍の 4TB の容量を確保出来るけど、元を取るには 約54ヶ月(4年半)必要なので、iPhone だけであれば iCloud の方が無難だと思います。ただ、Android や自宅内でのパソコンとのファイル共有も快適に行いたいと思う人は、NAS の導入はかなりオススメです。

Synology はスマホ向けやスマートテレビ向けのアプリも優秀なので、離れた家族に向けて写真や動画共有するのも得意なので、そういった使い方を多用する人には向いてると思います。(自宅内の NAS に格納した動画を、離れた家族のテレビに DS Videos アプリをインストールするだけで、ストリーミングで動画の再生が可能)

 

NAS を使うと Apple ProRAW の Windows パソコンへの取り込みが簡単

Apple ProRAW で撮影した画像は Adobe Lightroom Classic で編集するためにパソコンに取り込む必要があるんですが、通常だと iPhone から Windows パソコンへのファイルの取り込みって面倒だと思うけど、Synology NAS の Synology Photos アプリを使うと、以下のワークフローになって凄く便利です。

  1. iPhone に Synology Photos をインストール
  2. Synology Photos でバックアップ設定を行う
  3. 写真を撮影すると自動的に自宅の NAS に写真がバックアップされる
  4. 自宅のパソコンから NAS に SMB でアクセスして写真編集を行う

 

Android から乗り換えた iPhone の使い勝手の感想

Face ID は意外と使いやすかった

Android端末だと、顔認証とか画面内指紋認証とか合わせ技で使えて便利だったので、iPhone への乗り換えで一番不安だったのが Face ID です。

ただ、実際に使ってみると Face ID の精度も高く速度も早くて違和感なく使えることが出来て、まったく問題なかったです。ベットに寝ながら暗いところでもすんなり認証出来るので良かったです。Face ID は iPad Pro でも利用してて凄く使いづらかったけど、iPhone だと手に持って使うことが前提なので、インカメラが自然と顔の方を向くのでストレスが無かったです。

 

サードパーティーアプリの作りが全体的に良い

大画面を片手で使う時の使い勝手については、Galaxy の方が数段上かなと思います。Galaxy では「One Hand Operation +」というアプリが提供されてて、片手でも快適に使うことが出来ますが、iPhone 13 Pro Max は両手で使うことが前提の使い勝手ですね。そもそも重いから片手が辛いというのもあるけど。。

ただ、今回 iPhone 13 Pro Max を使ってて感じたのが、サードパーティーアプリの作りが Android よりも洗練されてるってところです。今どきのアプリは iPhone 向けと Android 向けの両方でリリースされているけど、iPhone 向けの方が基本的にはレスポンスが良くて快適に使えることが多かったです。

一番最初に感じたのが「モバイルSuica」です。Android 版のモバイルSuicaって昔から存在していたが故か、昔からのアプリを引き継いでいるからなのか、起動自体が凄く遅いんですよね。残高を確認しようかなと思ったり手動でチャージしようと思っても待たされることが多いんですが、iPhone 版のモバイルSuicaは直ぐに表示されて快適でした。体感的には3~5倍くらい違うと思う。

他のアプリでもアプリを起動してから、中のコンテンツが表示されるまでの時間が iPhone の方が早いものが多いです。これに慣れてしまうと、メイン端末を Android に戻すのは辛いかもしれない。。

 

iPhone 8、iPhone SE 3 が印象を悪くしてた

会社携帯として昔は iPhone 8 で今は iPhone SE 3 が支給されてるんだけど、iPhone の使い勝手の悪いイメージを植え付けてたな。iPhone 13 Pro Max を使うと凄く快適でした。

 

やっぱり重い

これは iOS の使い勝手というより iPhone 13 Pro Max に依存してるんだけど、やっぱり iPhone 13 Pro Max は超重量級だな。。

ある程度は慣れてきたけど、持つたびに「重っ!」て思っちゃいます。やっぱりスマホは 200g 以下くらいがいいな。ただ、最新の Galaxy の大画面となる Galaxy S23 Ultra を調べてみると 234g となってて重量級になってました。。(最近のハイエンドスマホはカメラがデカくなりすぎて重量級になってますね)

そう考えると、6.8インチの画面で 197g の Galaxy Note 10+ は凄く貴重な存在だな。布団の中でゴロゴロする時に使う用として、これからも大事に使っていこうかな。調べてみると、街のスマホ修理屋さんで1万円台前半でバッテリー交換が出来るみたいなので、部品が流通している間に交換しておこうかな。

 

最後に

自分のメインスマホとしては初めての iPhone になるけど、思った以上に使い勝手が良かったです。iPhone 13 Pro Max の使い勝手がよかったら iPhone 15 Pro Max に乗り換えようかなと思ってたけど、iPhone 13 Pro Max で十分過ぎたので乗り換えは行わず、しばらくはこのまま使い続ける予定です。(本当か?笑)

しかし、サードパーティー製アプリの出来がここまで違うと Android に戻れない感じだな。。

iPhone 13 Pro Max のカメラの使い勝手は、また書きたいと思います。