【過去最高音質を更新】テクニクス Technics EAH-AZ80 を購入【完全ワイヤレスイヤホン】

完全ワイヤレスイヤホンの「テクニクス EAH-AZ80」を購入して、音と使い勝手が良すぎてメイン機になったので紹介。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

テクニクス EAH-AZ80 を購入した理由

レビューの評価が良すぎてオーディオマニアとしては試してみたい

約3ヶ月前に発売された完全ワイヤレスイヤホンで、いろんなところでレビューが出てます。どのレビューも音質の評価が良くて試してみたいなと思ってました。ただ、その後に SONY のハイエンド機となる WF-1000XM5 も発売となり、どちらを購入するかを悩むことに。。

テクニクスっていう名前だけだと知らない人もいるかもしれないけど、パナソニックの高級音響機器向けブランドなので、製品の品質も安心できると思います。

 

どこにも在庫がないけど、奇跡の即納で想定外のタイミングで購入

テクニクス EAH-AZ80 は、評価がいいためか、どこのお店をみても在庫がありませんでした。

どのくらいの納期になるかも分からなかったけど、唯一、納期情報が書かれていたのが「ヨドバシ.com」で「11月中旬の入荷予定」となっていました。とりあえず購入手続きだけしておいて発送前ならキャンセルできるから、10月中に SONY WF-1000XM5 にするかどうかを決めようと思って、2023年9月30日に購入手続きを行いました。

で、翌日の 2023年10月1日の朝に「ヨドバシ.com」から出荷しましたメールが届いて「どういうこと?」と思って、何かの間違いかなと(メーカーへの発注が終わったということ?)思っていると、普通に 10月1日に到着しました(11月中旬の入荷予定とは何だったのか笑)

ただ、現時点でもお取り寄せで11月中旬の入荷予定のままとなってるんだよな。。購入予定だった人がキャンセルでもしてタイミングが良かったのかな?

 

ということで、WF-1000XM5 と迷ってたけど、これも運命ということで テクニクス EAH-AZ80 を楽しもう。

 

テクニクス EAH-AZ80 の開封

ってことでまずはパッケージから。シンプルな感じ。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

化粧箱を外すと黒のパッケージ。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

内容物は以下でした。

  1. 本体
  2. イヤーピース
  3. 充電用ケーブル(Type-C to Type-C)
  4. 説明書

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

ケースの高級感が凄い。これは所有欲が満たせるな。

EAH-AZ80 のカラーリングとしては「ブラック」と「シルバー」の2色展開で、いつもなら黒は避けるんだけど、EAH-AZ80 に関してはシルバーの配色が好みじゃなくて、ブラックがカッコよすぎたのでブラックにしました。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

ワイヤレス充電(Qi)にも対応してるけど、有線で充電したい場合には背面の USB Type-C ポートで充電できます。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

イヤホン本体も高級感が凄いな。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

イヤホン本体のケースからの取り外しと収納も凄くスムーズに出来て使い勝手がいいです。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

接点部分はこんな感じ。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

シェル部分は、そこそこのサイズ感。

テクニクス EAH-AZ80, 開封

 

とにかく音がいい

いろんなレビューを見てても音の良さを評価されていたけど、初めて装着して Bluetooth ペアリングした時の接続アナウンスで既に音がいいのがわかるレベルで音が良い笑

私が持っているワイヤレスイヤホンは以下ですが、完全ワイヤレスイヤホンの中だと「テクニクス EAH-AZ80」が間違いなく一番だな。変な癖も無くて全帯域キレイに出てて聴いてて心地いい。もちろん、こもってる感じも一切なくて透き通って変な歪もなくて凄く良い。

  1. SONY WF-1000XM4
  2. Bowers & Wilkins PI7
  3. NUARL NEXT 1
  4. SOUNDPEATS Opera 05
  5. SOUNDPEATS Opera 03
  6. SOUNDPEATS Engine4
  7. LETSHUOER S12 Pro + iFi Go Blu

EAH-AZ80, 比較

 

「⑦」だけが完全ワイヤレスイヤホンでは無くて、「有線イヤホン+ワイヤレス受信機」でジャンルが違うというのもあるけど、音質だけなら「⑦」の方がテクニクスよりも明らかにいい。ただ、スマホとは Bluetooth で繋がるのでワイヤレスだけど、イヤホン自体は有線なので取り回しが面倒なのと、ノイズキャンセルが付いてないので電車の中で使うには分が悪いな。ただ、静かなところでしか使わないという人は、この組み合わせはマジで音がいいから試してみて。両方合わせて6万円以内で揃えられます。

関連記事

外出先で有線イヤホンで高音質で音楽を聴きたいと思うようになり iFi audio の「Go Blu」を購入してみたので紹介します。iFi audio Go BluiFi audio Go Blu の開封外箱はいつもの iFi a[…]

iFi audio Go Blu

 

装着感抜群

完全ワイヤレスイヤホンって、いろんな形状があって、合う合わないが結構あると思うけど、テクニクス EAH-AZ80 の装着感は凄くいいな。まったく違和感なく装着できて一体感が凄い。これまで SONY WF-1000XM4 が一番装着感が合ってたけど、EAH-AZ80 が一番になった。

シェル自体は、そこそこのサイズなんだけ、装着すると大きさを全く感じない。メーカー公式動画で人間工学を突き詰めた装着性の説明が出てたので納得。

 

テクニクス EAH-AZ80は、標準で様々なサイズのイヤーピースが付属されてるので、かなり幅広い人に対応できると思います。

  1. XS(ノイズキャンセルの効き方で 1 と 2)
  2. S(ノイズキャンセルの効き方で 1 と 2)
  3. M(購入時に装着されている)
  4. L
  5. XL

テクニクス EAH-AZ80, 開封, イヤーピース

 

イヤーピースの芯の部分はこんな感じになっててしっかりしてる感じ。

テクニクス EAH-AZ80, 開封, イヤーピース

 

使い勝手抜群

音質を追求したイヤホンって、使い勝手の部分がイマイチなことも多いけど、流石にパナソニックだけあって、ユーザ操作に関するところの作り込みも完璧でした。

音質を追求するなら LDAC 接続

テクニクス EAH-AZ80 は Bluetooth コーディックとして、SBC/AAC/LDAC に対応してて、ハイレゾ音源を聞くためには LDAC 接続する必要があります。ただ、iPhone とか iPad では LDAC に対応してなくて AAC での接続になるので、ハイレゾ音源は聴けません。ハイレゾを聞くためには LDAC に対応している Android スマホを使う必要があります。

私は、この前紹介した通り、メインスマホを iPhone 13 Pro Max に替えたので AAC の接続での利用になります。

関連記事

2023年9月13日に iPhone 15シリーズが発表となりましたが、このタイミングで iPhone 13 Pro Max を購入しちゃいました。スマホはずーーーと Android 派現在、メインスマホは Galaxy N[…]

iPhone 13 Pro Max

 

このイヤホンでの最高音質も確認したかったので、Galaxy Note 10+ で LDAC 接続を試してみました。LDAC 接続する時は「Technics Audio Connect」アプリから「接続モード」で「音質優先」を選択して「ヘッドホンのLDAC」を有効化する必要があります。Galaxy の場合には、アプリ側での設定変更後にBluetooth 設定画面で LDAC を有効化する必要があります。(アプリ側の設定を替えておかないとBluetooth設定画面にLDACが表示されません)

Technics AZ80, LDAC接続

 

iPhone の AAC 接続との違いを試してみたけど、聴き比べると違いがあるのは確か。ただ、圧倒的に違うと言う程では無くて、聴き比べると違いがわかる程度なので、iPhone での AAC 接続でも高音質で聞けるので、メインスマホを iPhone 13 Pro Max にしてても十分楽しめることが確認出来たので良かった。

 

3台までのマルチペアリング対応

これまでのマルチペアリング対応イヤホンは2台までの対応でしたが、この EAH-AZ80 はワイヤレスイヤホンで初めて3台まで対応してます。

ただ、マルチペアリング台数によって、選べるコーディックが異なります。影響があるのは LDAC が使えるかどうかなので、iPhone/iPad とかの人は関係ないです。LDAC でハイレゾ再生するときは帯域を使うからしょうがないか。

ペアリング数LDAC の利用
1台LDAC 利用時の推奨
2台LDAC の設定をベストエフォート接続に変更
3台LDAC は利用できない

 

何台までペアリングさせるかはアプリで設定可能です。デフォルトだと2台までの設定になってました。

Technics AZ80, マルチポイント

 

マルチポイントの使用イメージは、メーカー動画で。

 

EAH-AZ80 のマルチペアリングで気に入ったところが、最後に音楽を再生操作した機器に自動的に切り替えるってところです。これが凄く便利。

具体的にどういうことかというと、マルチペアリングに対応しているイヤホンの中には、1つの機器で音楽を再生中の時は、2つ目の機器で再生をしても再生することが出来ずに、1つ目の機器での再生を停止してからじゃないと2つ目の機器で再生出来ないものもありました。

この EAH-AZ80 は、そういった煩わしい操作は不要で、1つ目の機器で音楽を再生中でも2つ目の機器で再生を始めると、1つ目の機器での再生が自動的に止まって、2つ目の機器の音楽が流れてくれます。これが凄く使い勝手がいい!

 

デバイス接続時のアナウンスを個別設定可能

マルチペアリング時に便利なのが、接続先のデバイスによって接続された時のアナウンスを個別設定できる機能です。デフォルトだと「接続されました」というアナウンスが流れて、どの機器に繋がったかの判断が出来ないけど、予め用意されている以下の中から機器ごとに選択することが可能なので、どの機器に接続されたかを音声だけで判断することが可能です。

  1. 通知音
  2. 接続しました(デフォルト設定)
  3. スマートフォン
  4. パソコン
  5. プレーヤー

 

装着検知もカスタマイズ可能

イヤホンを装着しているときと、耳から外した時の挙動について、自分好みにカスタムすることが可能です。ここら辺って人によって好みが分かれるところだから、個人の好みに合わせてカスタムできるのが凄くいいね。

Technics AZ80, ヘッドホン装着検知

 

タッチ操作のカスタマイズの自由度が高い

タッチセンサーの操作についてはカスタマイズ可能です。大きくわけて「一般の操作」と「電話」で設定できます。デフォルトではこの設定になってました。対象を選択すると機能を選択する画面が表示され好きなものを選ぶことが出来ます。

Technics AZ80,タッチ操作カスタマイズ

 

タッチ操作での外音コントロールが選択できる

タッチ操作で外音コントロールを切り替える時の対象を選択することが出来ます。他社の完全ワイヤレスイヤホンでは、「ノイズキャンセリング」→「外音取り込み」→「オフ」という3つを順番に切り替えていくというのがよくあると思うけど、実際の使用方法だと、そもそも「オフ」は利用することが無くてスキップしたくても順番にしか切り替わらないから無駄な操作を行う必要がありました。

テクニクスの場合には、切り替え対象を選択できるので「ノイズキャンセリング」→「外音取り込み」だけで切り替えることが可能になります。これも好みにカスタムできるので、その人にあったものだけを選択可能です。

Technics AZ80,タッチ操作カスタマイズ

 

外音取り込みも必要十分

私が外音取り込みを使うシーンって、電車内でのアナウンスを聞きたい時とかコンビニとかの会計時くらいです。EAH-AZ80 の外音取り込みの性能として、結構自然な感じで、人の声が聞こえやすい感じになるので、かなり使い勝手がいい。

ここも便利なカスタマイズが出来て、外音取り込みモードにした時の挙動を変更することが出来ます。私は外の音声をしっかりと聴きたいので「アテンション」を選択してます。

 

それぞれの設定時の挙動は以下です。

設定説明
トランスペアレント周囲の音をそのまま取り込みます。音楽は一時停止しません。
アテンション音楽を一時停止させ、さらに会話やアナウンスの声を強調します。

 

ノイズキャンセリングが十分な効きで自然

私のワイヤレスイヤホンの使用場所は、電車移動の時に使うので、ノイズキャンセルングの性能が重要なんだけど、まったく不満のない効き具合です。

これまでノイズキャンセリングを重視したい時は SONY WF-1000XM4 を使ってたけど、置き換えてもまったく問題ない効き具合。

 

イコライザで調整もできるけど「ダイレクト」モードがいい

アプリでイコライザ機能も付いてるので、プリセットの中から選んでもいいし、カスタムモードで自分好みに調整も可能です。

Technics AZ80,ダイレクトモード

 

ただ、デフォルトで設定されている「ダイレクト」モードの音がすごく良いな。そもそもの物理的な作りがいいからなのか余計なことをしない方が音がいい。イコライザで音を誤魔化してるイヤホンは多い気もするけど、この「ダイレクト」モードの音は素直な感じで心地いい。

アルミ振動板を採用した10mmドライバとアコースティックコントロールチャンバーやハーモナイザーがいい効果を出してるんだろうな。

 

通話音質がいい

音質重視の完全ワイヤレスイヤホンで、一番手を抜かれている気がするのがマイク性能だけど、チェックしてみるとデジタル処理感はあるけど、オンライン会議で使っても問題ない音質でした。この音質なら相手に不快な思いをさせることは無いと思います。

私は基本的にはテレワークなので、自宅にいる時は以前も紹介した「スピーカーホン YAMAHA YVC-200」を使って快適な会議をしてるので、自宅でワイヤレスイヤホンでオンライン会議に参加することはないけど、たまに会社に出社したり出先で参加する時があって、その時のイヤホンを色々検討してたけど、もうこれで良い気がする。

関連記事

 この前 Anker のスピーカーフォン(PowerConf)を購入したばかりだけど、テレワーク時のスピーカーフォンの使い勝手が快適過ぎて Anker PowerConf を購入するときに迷っていたヤマハのスピーカーフォン[…]

ヤマハ YAHAMA YVC-

 

まじで隙が無い

これまでの完全ワイヤレスイヤホンって、どこかしら気になるところがあったんだけど、テクニクス EAH-AZ80 は、マジで隙が無いんだよなー。このイヤホンを買って不満を持つ人はいないと思う。

私がいろんなワイヤレスイヤホンを所有したままにしてるのも、用途によって使い分けていたっていうところもあるけど、EAH-AZ80 が完璧すぎて、もう全部売っちゃおうかな。

 

最後に

いままで使った完全ワイヤレスイヤホンの中で一番音が良かったし、使い勝手の部分も一切不満がないので、買って間違いない完全ワイヤレスイヤホンだと思います。これだけ完璧だと、テクニクス EAH-AZ80 の次の機種が出るまで買い替える必要はないと思える出来なので、4万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの購入を検討している人は買って間違いないと思います。