【購入レビュー】初めての中華イヤホン KINBOOFI KBF MK4 が凄く良かった件

これまで中華イヤホンの存在はなんとなく知ってたけど、そんなに興味はなかったんだけど、色々とタイミンが重なって購入したら想像以上に良かったので紹介。

中華イヤホンを購入したキッカケ

イヤホンを使うシーンとしては主に通勤時だったんだけど、まだまだテレワーク生活が続いてるからイヤホン自体の使用率が下がっていたし、たまに通勤する時も SONY の完全ワイヤレスイヤホンの SONY WF-1000XM3 を使ってるので有線イヤホンを使う事自体が殆どなくなってました。

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WF-1000XM3

 

ただ、この前紹介した iFi Audio の ZEN DAC Signature & ZEN CAN Signature を購入してから、有線ヘッドホン・イヤホンの再生能力が上がったので、自宅でも積極的に使いたいなと思うようになりました。

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で、そのエントリーの中でも触れてたんだけど、これまで有線イヤホンとしては SHURE SE425 を使ってて ZEN Signature SET を購入した時に 4.4mm バランス接続することで音質が格段に向上したので有線イヤホン熱が更に上がることに。

そこで SHURE の中でフラッグシップモデルとなる SHURE SE846 が欲しくなったんだけど、値段が約9万円弱となかなかの金額だったので購入を迷ってたんだけど、購入しようかなって決心が付きかけてた時に Amazon の在庫が一時的に切れてて買えない状態になっちゃいました。。

 

買えないと思うと余計にイヤホンが欲しくなったんだけど、有名所で音質が良さそうなイヤホンはどれも値段が高いので SHURE 好きとしては他のメーカーの高額なイヤホンを買ってしまうと SE846 は当分買えないしなと思ってて1万円くらいで良さげなイヤホンは無いかなーと思って色々調べて見てると中華イヤホンがそのくらいの価格でも音質が良さそうな物があると分かったので、中華イヤホンから物色することになりました。

 

KINBOOFI KBF MK4 について

KINBOOFI KBF MK4 を知ったキッカケ

中華イヤホンってこれまで調べたこともなかったので、どのメーカーとか機種が良いかが全くわからなかったんだけど、偶然見た以下の動画の中で紹介されてて気になってました。

 

この価格なのに 4BA ドライバー構成が魅力的

このイヤホンは発売から2年程度は経っているみたいで、発売開始時は約2万8千円くらいで時折タイムセールで2万4千円くらいで販売されていたみたいだけど、現時点(2021年5月)では実質約1万5千円前後(その時のクーポン額によって異なります)で販売されてます。

ドライバの構成としては片側に合計4機のBAドライバが搭載(高域用x2、中域用x1、低域用x1)されてます。

比較として有名所の SHURE で 4BA 構成のイヤホンとしては SE846 という約9万円くらいのイヤホンになります。まぁ、同じ数を積んでれば同じ音かというえば全く違うとは思うけど、低価格で 4BA 構成というところに夢がある。

 

KINBOOFI KBF MK4 の付属品

KINBOOFI KBF MK4 の付属品は以下でした。

  1. KINBOOFI KBF MK4 本体
  2. 3.5mmアンバランスケーブル(MMCX)
  3. イヤーピース(2種類、1種類あたり S/M/L サイズ)
  4. SIMピン(スイッチを変えるための道具として利用)
  5. ケース

KINBOOFI KBF MK4, 付属品

 

イヤーピースを評判の良い SpinFit CP100+ に交換

付属のイヤーピースでも不満はなかったんだけど、せっかくなのでイヤーピースは評判のいい SpinFit CP100+ に交換してみました。このイヤーピースは医療用のシリコンを採用しているみたいで、長時間つけてても痛みとかが出づらいみたいです。

SpinFit スピンフィット CP100+

 

問題なく装着出来ました。付属のイヤーピースと比べると装着時の違和感が減ったので快適に使うことができそう。あと装着感が良くて密着するので低音とかもしっかり聞こえるようになったしいい感じ。値段も高くないのでこれは交換することをオススメします。

KINBOOFI KBF MK4, SpinFit スピンフィット CP100+

 

スイッチで音色を自分好みにカスタマイズ出来る

このイヤホンには面白いギミックがついてて、イヤホン本体にスイッチが2つ付いてます。そのスイッチの On/Off の組み合わせとして4種類で音色をカスタマイズすることが可能です。ただ、スイッチが極小過ぎて爪とかでは変更することが出来ないので、付属品にある SIM ピンを使って変更します。

KINBOOFI KBF MK4, スイッチ

 

恐らくだけど、4つ搭載されている BAドライバーのどれかに繋がってて抵抗値とかを変えることで音色を変えてるんだと思います。ただ、そこまで大幅には変わらずに味付けが若干変わる感じなので4つの中から好みの音色を選べるので、色々と楽しめると思います。

 

間違いなく SHURE SE425 を超えてる

これまで使っていた有線イヤホンは SHURE SE425(実売約26,000円前後)という 2BAドライバー構成のイヤホンだけど、KBF MK4 を効いた瞬間、はっきり分かるくらい KBF MK4 の方が良かった。具体的には解像感も高いしクリアで SE425 より 2 ランクくらい上な感じ。

KBF MK4 は BA ドライバー構成らしく低音は控えめだけど中高音が凄く綺麗だな。私は低音が強いのが苦手なので凄く好みの音色。

なので、ドンシャリが好きな人には向いてないかも?

 

4.4mm バランス接続にするとめちゃくちゃ良い!

このイヤホンに付属しているケーブルは通常の 3.5mm アンバランス接続のケーブルなんだけど、脱着可能な形状になってて端子としては MMCX 端子が採用されてます。ここもこのイヤホンを選択した理由の1つで、私が愛用している SHURE が MMCX 端子を採用しているのでケーブルとかを流用出来るので選びました。

付属のケーブルでも十分音質は良かったんだけど、前回 ZEN Signature Set を購入した際に合わせて購入した MMCX端子用の 4.4mmバランス接続ケーブル(NOBUNAGA LABS 辻が花 NLA-TJH)があったので ZEN Signature Set との組み合わせで試してみました。

KINBOOFI KBF MK4, NOBUNAGA LABS 辻が花 NLA-TJH, ZEN Signature Set

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試した結果としてはめちゃくちゃ良かった。良かったところとしては、バランス接続の時の定番の文句にはなるけど

  1. 音の分離が良くなってスッキリしてる
  2. 低域の駆動力も上がって低域の表現力が向上して心地よい

 

BA 多ドライバー構成のイヤホンはバランス接続で駆動力のあるアンプを使うといいとは言われているけど、やっぱり凄く良かった。バランス接続をするための環境を整えるのはそこそこお金はかかるけど、これは試してる価値はあると思う。

 

パソコン環境でコスパよく 4.4mm バランス接続環境を整える場合は、iFi Audio から出ている ZEN DAC がオススメ。これはパソコンと USB で接続するだけで高音質で再生が出来るので凄くいいと思う。私が使っている ZEN Signature Set では USB DAC とヘッドホンアンプ部分が分離されている構成になってるんだけど、ベースとなっている ZEN DAC は USB DAC とヘッドホンアンプが一体になってて使い勝手とかは良いと思います。

何よりも値段も 2 万円ちょっとで高機能なのでオススメです。

 

SHURE RMCE-BT2 で Bluetooth 化して通勤時も使えそう!

SONY WF-1000XM3 を購入する前は、通勤時は SE425 を Bluetooth 化出来る SHURE RMCE-BT2 を使ってました。これも MMCX 端子なことに気付いて早速 KINBOOFI KBF MK4 でも試してみることに。

KINBOOFI KBF MK4, SHURE RMCE-BT2

 

Bluetooth 接続ということもあって流石に ZEN CAN Signature に 4.4mm バランス接続した時に比べると音質が1~2ランクは落ちるけど十分使い物になる! ただ、自宅で使う時と外出時で付け替えるのが面倒くさいのと、付け外しを繰り返すと MMCX コネクタ部分に負荷が掛かりそうだから外出用にもう1個くらい別の中華イヤホンが欲しくなってきた笑

 

中華イヤホン沼に落ちそう・・・

今回の KINBOOFI KBF MK4 が価格から考えると凄く音質が良かったので、他の中華イヤホンを使いたい病が発病中~

ということで、さっそく評判が良さそうな「BQEYZ Summer」という1万5千円弱の中華イヤホンを発注しちゃいました笑

中国からの発送みたいで1週間程度は掛かりそうなので、到着して暫く使ってみたら、そのレビューもしてみたいと思います。

 

今回購入した KINBOOFI KBF MK4 はタイミングによってクーポン額が多少は前後するけど、欲しい人は早めの方が良いかも? ここまで割引が効いているのは発売から期間が経っているからだと思うけど、継続して生産しているかが不明なので一度在庫が切れると、もう買うことが出来ないことも考えられるので。