パソコンのオーディオ環境用として、マランツのプリメインアンプ PM6006 を導入したので紹介。
これまでのパソコン用オーディオ環境について
パソコン用のオーディオ環境は以下のエントリーで紹介しているとおりです。USB-DAC とパワーアンプは中華のものを使用し、スピーカーは DALI のブックシェルフ型の OPTICON 1 を使用してます。
Marantz PM6006 について
中古で購入
今回の PM6006 は中古で購入しました。
PM6006 は約 4 年前の 2016年7月に発売開始された機種で、新機種となる PM6007 が 2020年9月下旬に発売とアナウンスが出ていたので出来るだけ安く済ませたかったので中古にしました。
2020年9月現在だと PM6006 は新品で購入すると約4万円程度ですが、今回の中古は約3万円程度でした。新機種の PM6007 は約 5.5 万円程度みたいなので 2.5万円をプラスで出してまで新機種は不要かなということで PM6006 にしました。
PM6006 の外観
オーディオ機器らしいデザイン。今回 PM6006 を選んだのもデザインが好きだからというのも大きい。めっちゃカッコいい!
今回のプリメインアンプの購入に合わせて、バナナプラグを採用しているスピーカーケーブルも購入しました。一応、これまで使っていたオーディオテクニカの一番安いケーブルと聴き比べて見たけど、私の耳では違いが分からなかった笑
まぁ、接続の手間が凄く楽になったから購入は正解だった。
パソコンとは光デジタルケーブルで接続
PM6006 の入力端子としては以下になってます。
- 光デジタル端子 × 2
- 同軸デジタル端子 × 1
- RCA接続 × 3
- PHONO接続(レコードプレーヤー用) × 1
入力端子として USB 接続は付いてないけど、私が使用しているパソコンのマザーボードには光デジタル出力端子が付いているので、パソコンとプリメインアンプ間の接続に関しては光デジタルケーブルにしました。光デジタルケーブルは持ってなかったので Amazon で適当に選びました。
最終的な背面の接続はこんな感じになりました。使う予定は無いけど、これまで使っていた中華の USB-DAC(DAC-X6J)の出力を RCA で入力してます。
サイズが大きいので設置場所には注意が必要
PM6006 は通常のオーディオ機器のサイズなので机の上に置くにはサイズ(W440 x H105 x D370mm)が大きいので環境は選びます。
私のパソコン用デスクは奥行きが 90cm タイプの大きいサイズを利用しているので設置は可能でした。あと液晶モニターもモニターアームを使っててモニターの下に余裕があったので、その部分に設置することでなんとか設置出来ました。
PM6006 の右横に写ってるのが、これまでに使っていた中華の USB-DAC(DAC-X6J)[下] とパワーアンプ(FX202A/FX-36A PRO)[上] です。パソコンデスクで使うなら、サイズ感的にはこっちが最適かな。。
パソコン側で光デジタル出力の設定を変更
PM6006 はデジタル接続を行うことで最大 192kHz/24bit までの再生に対応しているので、パソコン側の光デジタルの出力設定を上限まで上げてあげる必要があります。(デフォルトだと 192kHz の出力はしないようになってます)
「サポートされている形式」タブからサンプルレートとして 192kHz にチェックを入れる。
「詳細」タブから既定の形式で「2チャネル、24ビット、192000 Hz(スタジオの音質)」を選択する。
音質は流石のマランツ
これまでのパワーアンプは中華の NFJ FX-AUDIO- FX202A/FX-36A PRO というものを使ってました。
比較すると明らかにパワーがあるというか余裕がある音を出してくれている気がする。スピーカーは DALI の OPTICON 1 というブックシェルフタイプのものでサイズは小さいので凄く相性も良い気がします。
音に違和感がなくて心地よく聞こえると表現すればいいのかな? とりあえず満足感はかなり高い。パソコン用のオーディオ環境としては十分過ぎるくらいかな。PM6006 だと音量を上げても無理なく再生してて心地良い。
ラウドネスモードが便利
購入する時は存在自体を知らなかったけど、このプリメインアンプには「ラウドネスモード 」という機能が付いてました。ラウドネスモードについてはマランツのサイトに以下の説明がありました。
低い音量で再生すると、低音や高音の量感が少なく聴こえます。このようなときにラウドネス機能を使用すると、低音と高音の音質を補正してより自然な再生をお楽しみいただけます。
引用:http://manuals.marantz.com/PM6006/JP/JA/DNTXSYmfdbtgzp.php#GGADMLjawapsgc
遅い時間帯になると音量を小さくして動画とかを見ることがあるんだけど、その時に便利なのがこの機能でした。この機能を有効にすると、全体としては同じくらいの音量なんだけど以下の効果がありました。
- 人の声が聞き取りやすくなる
- 低音と高音が明瞭になって小さい音量でも心地よく聞こえる
ヘッドホンアンプの性能は普通かな?
ヘッドホンはオーディオテクニカの ATH-AD2000X を使用してるんだけど、PM6006 に繋げても特段いいとは思わなかった。
聞き心地はこれまで使ってた NFJ DAC-X6J(オペアンプを OPA627AU に交換済み)の方が好み(高音が澄んでる気がする)だったので、ヘッドホンについては PM6006 を使うことはないかな。。
機材合計金額
プリメインアンプを PM6006 に入れ替えたので、現時点でデスクトップオーディオの構築にかかった合計金額は以下です。
カテゴリ | 製品名 | 購入金額 |
スピーカー | DALI OPTICON 1 | 69,426 円 |
スピーカーケーブル | CANARE カナレ 4S6G 無酸素銅線 バナナプラグ付 2m | 3,600 円 |
オーディオボード | トラバーチン(ヤフオク) | 6,950 円 |
防振パッド | AET インシュレーター 4個 振動吸収アイテム 音質重視 VFE4005H x 2個 | 1,836 円 |
インシュレーター | audio-technica AT6099 | 2,950 円 |
プリメインアンプ | Marantz PM6006(中古で購入) | 28,000 円 |
光オーディオケーブル | iVANKY 光デジタルケーブル 1.8m(パソコンと PM6006 接続用) | 999 円 |
USB DAC/ヘッドフォンアンプ | NFJ FX-AUDIO- DAC-X6J | 9,990 円 |
USB DAC用ACアダプタ | SUCCUL ACアダプター 12V 1A | 880 円 |
オペアンプ(部品) | Burr-Brown社製 OPA627AU 2回路DIP化オペアンプ完成基板 実装品(DAC-X6J のオペアンプを交換) | 2,980 円 |
USBケーブル | エレコム USBケーブル 2m オーディオ用 音楽用 USB2.0(A to B) 金メッキコネクター採用 ネイビー DH-AB20(パソコンとDAC-X6J 接続用) | 754 円 |
合計 | 129,455 円 |
最後に
今回はかなり満足度の高い買い物でした。見た目もカッコいいし音も心地いいし買って正解でした。