【oz design】Ultimate Headphone Amplifier 購入!【ヘッドフォンアンプはゴールしました】

ヘッドフォンアンプとして oz design の Ultimate Headphone Amplifier を購入して、めちゃくちゃ良かったので紹介!

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入, Meze Audio 109 Pro

oz design って?

これまで oz design っていうメーカーは知らなかったんですが、以下の動画で存在を知りました。

 

oz design のサイトでは以下の説明になってます。

oz designとは、アナログ音響機材のガレージメーカーです。

代表である私自身、歌や楽器の録音をする機会が多くあり、レコーディング機材にも数多く触れてきました。
ある一定の録音はデジタルの進化とインターフェースの多様化(マイクプリアンプ内臓のインターフェースなんて今や普通)で容易に行えるようになりましたが、その先、何か物足りない感覚を持つようになりました。
しかし、音に定評のあるVintage品はとにかく高く、ディスクリートの機材は尚更でした。

そこで、「皆が手を出せる価格でどこにも負けない機材を作ろう」と思ったのがレコーディング機材を作り始めたきっかけです。
現在、第一線の方々にもご愛顧いただき、あの頃メーカーを始めたことがこんなに拡がったことを嬉しく思います。
と同時に、初心を忘れず緻密でアイディアを凝らした製品を作り続けていく所存です。

oz design 代表 大園

引用:https://oz-design-products.com/

 

oz design の Ultimate Headphone Amplifier のラインナップ

oz design の Ultimate Headphone Amplifier については、販売されいてる場所により若干構成が違うので一応紹介しておきます。

販売サイト入力ヘッドフォン出力その他販売価格
oz designXLR or TRSTRS108,000 円
TRS/XLR 4pin・Output切替スイッチ138,000 円
宮地楽器XLR/TRSコンボジャックTRS Main/TRS Sub・TRS出力切替スイッチ
・-10db Dimmer スイッチ
・Mute スイッチ
127,000 円

 

私はヘッドフォン/イヤホンについては基本的には 4.4mm バランス接続で統一しているので、oz design の公式サイトで販売されている XLR 4pin 付きのモデルにしました。ただ、oz design 公式のモデルだと入力端子が TRS か XLR から選択可と記載があったんですが、使い勝手とかを考慮して、宮地楽器から販売されているモデルの XLR/TRSコンボジャックがいいなと思って、カスタム可能かを問い合わせたら可能(プラス料金は必要)とのことだったので、入力端子を XLR/TRSコンボジャックに変更してもらいました。

 

Ultimate Headphone Amplifier の外見

この無骨の感じがめちゃくちゃ好み。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入

 

ヘッドフォン接続は TRS か XLR 4pinで、出力の切替スイッチが付いてます。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入

 

右側は電源スイッチのみ。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入

 

背面は、電源端子と XLR/TRSコンボジャックのみのシンプルな構成。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入

 

電源については、YAMAHA の AC アダプタ(PA-20)が付属してました。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入

 

USB DAC(S.M.S.L D400EX)との接続

USB DAC については、以前紹介した S.M.S.L の D400EX を使用しています。

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D400EX の XLR バランス出力から接続を行うので、今回に合わせて ACOUSTIC REVIVE の XLR ケーブル(XLR-SOLID)を購入しました。このケーブルは OTAI RECORD のみで販売されてます。ACOUSTIC REVIVE の中では入門用のケーブルかな?

ACOUSTIC REVIVE XLRケーブル

 

長さのラインナップとしては、0.5m/1.5m/3m/5m/7m/10m がありますが、今回の配置だと 0.5m で行けるけど、今後、レイアウトを変更したいとなった時に自由度をもたせるために 1.5m(20,900円で3,800ポイント付きなので実質は17,100円)を選びました。ヘッドフォンアンプの入力端子を XLR/TRS コンボジャックに変更したのも、このケーブルを使いたかったから。

ACOUSTIC REVIVE XLRケーブル

 

ヘッドフォン/イヤホンについては、4.4mm バランス接続のものばかりで、XLR 4pin に対応しているのは持っていないので、XLR 4pin から 4.4mm バランスに変換できる FIIO から出ているアダプタを購入しました。

fiio XLR to 4.4mm 変換

 

ヘッドフォンアンプに接続する方は XLR 4pin。

fiio XLR to 4.4mm 変換

 

反対側は 4.4mm バランス。

fiio XLR to 4.4mm 変換

 

パソコンデスクに設置するとこんな感じになりました。いやー、めっちゃかっこいい! モニターの真下に設置してていつも目に入るところなので、見るだけでテンションが上がるので凄くいい。この見た目だけでも買ってよかったなと思う笑

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入, パソコンデスク

 

USB DAC の D400EX と横幅がほぼ一緒(Ultimate HPA の方が若干大きい)だったので重ねて設置しました。右側にはこれまで使っていたヘッドフォンアンプの ZEN CAN Signature 6XX を置いたままにしてます。今後、2~3ヶ月くらい全く使わなかったら手放そう。

左側に少しだけ写ってるのが、プリメインアンプの QUAD Vena II です。これは D400EX の RCA 端子から接続してます。そのため、パソコンからは D400EX への出力を変えずに、プリメインアンプとヘッドフォンアンプの電源の On/Off でスピーカーかヘッドフォンかを切り替えられるのが便利です。

 

いろんな組み合わせて聴いてみる

組み合わせて試すヘッドフォン・イヤホンは以下です。

メーカー製品名タイプインピーダンス
Meze Audio109 Pro開放型ヘッドフォン40 Ω
ゼンハイザーHD6XX開放型ヘッドフォン300 Ω
オーディオテクニカATH-AD2000X開放型ヘッドフォン40 Ω
SHURESRH1540密閉型ヘッドフォン46 Ω
Meze AudioRAIPENTAカナル型イヤホン20 Ω

 

まずは、ヘッドフォンアンプをアップグレードしたいなと考えるキッカケとなった Meze Audio 109 Pro との組み合わせでバランス接続で聴きました。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入, Meze Audio 109 Pro

いやー、この組み合わせは素晴らしいの一言。ヘッドフォンアンプの癖は一切感じずに、受け取った音源をめっちゃクリーンに増幅してくれるのを感じます。あと凄いのが音量を上げていっても一切違和感が無くて、心地良い音のまま音量を上げれます。これは凄い!

 

次は、ゼンハイザー HD6XX もバランス接続で。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入, ゼンハイザー HD6XX

この組み合わせもはっきりと違いを感じることが出来ました。今回試した中でインピーダンスが一番大きい 300Ω で少し鳴らしづらい部類に入ると思うけど、かなり余裕で駆動してるのを感じれます。めっちゃいい。

 

次は、オーディオテクニカ ATH-AD2000X はアンバランスで。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入, オーディオテクテクニカ ATH-AD2000X

これまで使っていた ZEN CAN Signature 6XX との一番の違いを感じたのがこの AD2000X かも。このヘッドフォンは高音の抜けが好きなんだけど、oz design のヘッドフォンアンプとの組み合わだとヤバすぎる笑

えっ、お前の実力はこんなにすごかったのか!」という感想が直ぐに出ました。oz design のヘッドフォンアンプだと音量を上げていってもクリーンなまま鳴らしてくれるので、音量を大きめで聴いた時の空気感がヤバすぎる。ZEN CAN Signature 6XX  との組み合わせだと、Meze Audio 109 Pro が来てから出番は無いかなと思って手放そうかなと思ってたりしたんですが、 残すことに決定!

AD2000X を愛用している人は絶対にこのヘッドフォンアンプを買ったほうがいいと思う。

 

次は、SHURE SRH1540 はバランス接続で。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入, SHURE SRH1540

違うことは違うけど、これまで試した開放型ヘッドフォンに比べるとそこまでの大きな違いはない感じ。というか oz design との組み合わせだと開放型ヘッドフォンが良くなりすぎ問題かな笑

 

最後はヘッドフォンではないけど、ヘッドフォンを使いたくない時(風呂上がりとかで髪に変な癖を使いたくない等)に利用するお気に入りの Meze Audio RAIPENTA はバランス接続で。

oz design / Ultimate Headphone Amplifier ヘッドフォンアンプ購入, Meze Audio RAIPENTA

この組み合わせもかなり違いを感じることが出来ました。RAIPENTA 自体がきれいな音が出るイヤホンだけど、oz design との組み合わせだと一層クリアになる感じで心地よく聴けます。

 

最後に

私としては高い買い物でしたが、めちゃくちゃ満足度の高い買い物となりました。見た目も好みだし音も最高だし、もう私の中ではヘッドフォンアンプはゴールしたなと思えるものでした。

oz design というメーカー自体はそこまでは有名では無いと思うし、レコーディング向けの機材を色々と出しているところなので、リスニング用として購入している人は少ないかもしれないけど、リスニング専用で購入した私でもかなり満足出来たので、かなりオススメの製品です。

基本的には受注生産なので、注文してから少し待ちます(私の場合は約2ヶ月程度)が買って後悔は無いと思います。