S.M.S.L D400EX を購入!【旭化成ハイエンドDACチップ AK4191+AK4499EX 搭載】

半年くらい前から、いつか買おうと思っていた S.M.S.L の D400EX だけど、2023年7月11日~12日で開催していた Amazon プライムデーで約16,000円引きになってて、このタイミングじゃないと買わないなと思って勢いで購入しちゃったので紹介します。

SMSL D400EX, QUAD Vena II, トラバーチン

S.M.S.L D400EX

旭化成ハイエンドDACチップ  AK4191+AK4499EX 搭載!

今回購入した S.M.S.L D400EX の一番の特徴は DAC チップに旭化成のハイエンドチップとなる「AK4191+AK4499EX」が搭載されていることです。

このチップの特徴としては、DACチップの中のデジタルセクションとアナログセクションを完全に分離して、2チップ構成でDACの役割を担ってセパレート構成になっているところみたいです。DAC チップの詳細については「PHILE  WEB | 構想10年、DACを2チップに“分離”した成果とは? AKM「AK4191+AK4498」を聴いた」とかがわかりやすいかも。

これまで USB DAC としては、ZEN DAC Signature を使ってて Burr-Brown 製の DAC チップが採用されていたので旭化成との違いも楽しみ。

ZEN DAC Signature からのステップアップとしては、同社の上位機種となる NEO iDSD が無難かと思いますが NEO iDSD も Burr-Brown 製の DAC チップが採用されてるので、違うメーカーの DAC チップを経験したいなということで D400EX に決めました。あと、NEO iDSD のデザインが個人的に受け入れられないくらいダサくて買う気が起きない。。

 

S.M.S.L D400EX の開封・外観

箱にはロゴだけでシンプルでいい感じ。

S.M.S.L D400EX 開封

 

内容物は以下でした。

  1. D400EX 本体
  2. 電源ケーブル
  3. USB ケーブル(Type-A to Type-B)
  4. Bluetooth アンテナ
  5. リモコン
  6. 取扱説明書

S.M.S.L D400EX 開封

 

本体の質感はいい感じ。あと、思ったよりも重量感もあって好印象。個人的には、オーディオ機器本体については黒系が好きなんだけど、D400EX についてはこの色しかありませんでした。

S.M.S.L D400EX 開封

 

サイド部分はフィン形状になってました。ただ、D400EX は使っててもそんなに熱は持たないのでデザイン重視なのかな?

S.M.S.L D400EX 開封

 

背面のポートは左から以下でした。見てもらう通り入力系はかなり豊富に用意されています。私はパソコンで使うので「④ USB 入力端子」を利用予定です。出力端子については、XLR 端子でのバランス出力と RCA 端子でのライン出力に対応してます。

  1. 電源スイッチ
  2. 電源コネクタ
  3. I2S 入力端子
  4. USB 入力端子(Type-B)
  5. 光入力端子
  6. 同軸入力端子
  7. AES/EBU 入力端子
  8. バランス出力端子
  9. ライン出力端子

S.M.S.L D400EX 開封

 

私の使い分けとしては、以下の想定です。

  1. XLR 端子のバランス出力 → ZEN CAN Signature へ接続しヘッドホンで利用
  2. RCA 端子のライン出力 → QUAD Vena II に接続しスピーカーで利用

 

底面はゴム足になってました。

S.M.S.L D400EX 開封

 

Bluetooth 接続にも対応しているので、利用する場合にはアンテナを付ける必要があります。Bluetooth の使い方としてはスマホと Bluetooth 接続すればスマホの音源をスピーカーとかでも聞けます。コーディックも以下に対応してて、最近の Android スマホは LDAC に対応している機種が多いから LDAC で繋げばハイレゾの高音質を転送できます。

  1. SBC
  2. AAC
  3. aptX
  4. aptX HD
  5. LDAC(24bit/96kHz)

S.M.S.L D400EX 開封

 

私の環境的に Bluetooth 入力を使うことはないけど、一応接続しておきました。

S.M.S.L D400EX 開封

 

S.M.S.L D400EX のリモコン

D400EX にはリモコンが付いてます。電池(単4)は付属してないので使いたい場合には別途購入しておく必要があります。質感はまぁー普通な感じ。Amazon Fire Stick とかと一緒な感じで特に高級感は無い。

S.M.S.L D400EX 開封, リモコン

 

ただ、私はパソコンデスクの上に設置するので、常に手の届く範囲にあるので基本的には使うことはありませんが、朝起きた時と夜寝る時にアレクサと連動させて自動的に On と Off を行いたいので、以下のエントリーでも紹介したとおり、スマートリモコンに学習だけさせて箱に戻しておきました。

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全体構成

最終的な構成としては、以下のようになりました。

#機器名説明
デスクトップPC
(Windows)
・メインの Windows デスクトップパソコン
・音楽は Amazon Music Unlimited で再生
・Youtube とか動画を再生
↓↓・iFi iDefender+ を接続(外部電源として iPower 5V を接続)
・iFi iSilencer+ を接続
・USBケーブルで接続(ACOUSTIC REVIVE R-AU1-PL)
・iFi iPurifier 3 を接続
S.M.S.L D400EX
(USB DAC)
・音声出力は固定(FIXED)
↓↓・RCAケーブルで接続(ベルデン 88760)
QUAD Vena II
(プリメインアンプ)
・パソコンからの USB 接続も可能だけど未使用
・音量調整はここで実施
・電源ケーブルをプロケーブル シールド電源ケーブルに交換
↓↓・スピーカーケーブルで接続(ウェスタンエレクトリックWE20GA)
WHARFEDALE EVO4.1
(スピーカー)
・パソコンモニターの両サイドに設置し、ニアフィールドで視聴
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QUAD Vena II と D400EX はパソコンデスク上に置いてます。D400EX は背が低くて机に直接置くと QUAD Vena II との高さの差が出て見た目がイマイチだったので余っていたトラバーチンを敷くことでいい感じのバランスになりました。色味も奇跡的にあっていい感じ笑

SMSL D400EX, QUAD Vena II, トラバーチン

 

常に目に入るところにカッコいいオーディオ機器があるとテンションが上がっていいな笑

私のオーディオ機器の選定基準は、一番優先度が高いのが見た目とサイズ感です。パソコンデスクの上に置くという性質上、フルサイズのオーディオ機器は選択肢に入らないので出来るだけコンパクトで見た目がオシャレなものから選ぶようにしてます。

プリメインアンプの QUAD Vena II を選んだ理由も、サイズがコンパクトだったからというのが一番大きいです。

 

USB ドライバのインストール

USB 接続するだけで Windows 側で自動的に認識して使えるけど、一応、メーカーサイトから専用ドライバをダウンロードしてインストールしました。インストール後にデバイスの状態を確認すると以下のとおりで、2023/05/25 付けのドライバだったので、しっかりと適用しておいた方がいいと思います。

SMSL D400EX ドライバインストール

 

電源ケーブルをプロケーブルに交換

付属の電源ケーブル(1mくらい?)が短くて私の環境だと設置に困ったので、いつも購入しているプロケーブルで 1.5m の電源ケーブルを購入して付け替えました。

プロケーブル シールド電源ケーブル

 

端子はこんな感じ。

プロケーブル シールド電源ケーブル

プロケーブル シールド電源ケーブル

 

あと、電源環境については、これもプロケーブルで購入したギタリスト電源(4個口)を利用してるんだけど、口数が足りなくなってきたので合わせて「超越重鉄タップ(4個口)」も購入しました。一度に交換したので、標準ケーブルからの違いは確認してません。

プロケーブル 超越重鉄タップ

 

裏側はツルツル。

超越重鉄タップ

 

オプションで「3センチ角ソルボセイン」も購入して制振対策で貼りました。床に傷を付けたくないというのも大きい。

プロケーブル 超越重鉄タップ 3センチ角ソルボセイン

 

「S.M.S.L D400EX」vs「ZEN DAC Signature」

これまで ZEN DAC Signature を使ってて十分満足してたんだけど、実売価格で約3倍となる D400EX の実力はどうか?というところだけど、やっぱ違うな笑 購入する時は DAC でそこまで違いが出るかな?とちょっとだけ思ってたんだけど違いをハッキリと感じ取れる。

どう表現したらいいのか文章にするのが難しいんだけど、よく言われるこれまで聞こえなかった音が聞こえるとかでは無くて、感覚的な話をすると音の鮮度が上がったようなというか、音源のクオリティが上がった?って思うような感じで凄くいい。ただ、今回思ったのが ZEN DAC Signature も良かったなとも思った。値段を考えると ZEN DAC Signature はコスパはいいと思う。

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ZEN DAC Signature と同価格帯でSMSLから出ている製品としては、ローム製のハイエンドDACチップが採用されれている D300 というのがあって、すごく興味はあるけど、流石に D400EX と ZEN DAC Signature を持ってて追加購入するのは難しいな。。

 

システム全体の金額が20万円くらいであれば、DAC は ZEN DAC Signature でいいかなと思うけど、お気に入りのスピーカーとアンプがすでにあってもう1ランク上に行きたい場合には SMSL D400EX は凄くいい選択肢だと思います。

スピーカーとアンプがしっかりしていれば、確実に違いを感じられるしワンランクアップしたなと実感できると思います。

 

最後に

高い買い物だったけど満足度はかなり高いです。DAC に関してはこれよりもステップアップしようとすると超高額ゾーンに入るので購入検討すらできないレベルなので、USB DAC についてはもっといいのがあるんじゃないか? ということを考える必要がなくなったので安心?して使い続けることができる笑

 

次は、SMSL D400EX と ZEN CAN Signature 6XX との組み合わせでヘッドホンで使った時の感想を書きたいと思います。