完全ワイヤレスイヤホンの「SOUNDPEATS Engine4」を試す機会を頂けたので紹介します。「SOUNDPEATS Engine4」は本日(2023年6月27日)から発売開始です!
SOUNDPEATS Engine4
SOUNDPEATS Engine4 の特徴
SOUNDPEATS Engine4 の主な特徴は以下です。詳細は公式ページを参照ください。
- 同軸デュアルダイナミックドライバーで広い音場を実現し、量感豊かな低音域と繊細で艶やかな中高音域を再現
- 独自のデュアルクロスオーバー技術と2wayサウンドチャンネルでバランスの取れたサウンド
- ハイレゾ認証取得済み、LDAC高音質コーデック対応
- マルチポイント対応
- ノイズキャンセルは未搭載
- 低価格(8,480円)
クーポンを併用すると通常 8,480円 が 30%Off の「5,936円」
一番の魅力としては低価格っていうところだと思います。
ノイズキャンセル機能は搭載してないけど、それ以外は完全ワイヤレスイヤホンとしては不満のない構成なのに1万円を切っているのがポイント。あと、今回は SOUNDPEATS 様より 10% Off のAmazon クーポンコード(2023/06/30 23:59まで)をもらったので購入時に Amazon 商品ページの 20% のクーポンコードと合わせて 30% Off になります!
- Amazon クーポンコード: ENG4BLGA(10%Off、2023/06/30 23:59まで)
SOUNDPEATS Engine4 の外観
外箱はこんな感じ。
箱を開けると、上蓋に説明書とかが入ってました。
説明書は日本語にも対応してました。ペアリング用のボタンはケース下部についてて操作しやすかったです。
内容物は以下でした。
- SOUNDPEATS Engine4 本体
- USB Type-A to Type-C ケーブル(充電用)
- イヤーピース S・L(M は本体に装着済み)
ケースはテカテカな感じ。見た目はキレイだけど使い込むと傷が目立つかも? 個人的にはケースは雑に扱っても良いようにつや消しタイプの方が好みです。あとサイズがコンパクトで軽くていいですね。
イヤホンのケースからの取り出しと収納はスムーズに出来ていい感じです。あと、他のイヤホンと違うところが蓋を開けるとスマホと接続が始まります。私が持っている他のイヤホンだとケースを開けただけだと変化はなくて、ケースからイヤホンを取り出すと接続が始まるタイプだったので初めは戸惑ったけど、慣れたらこっちの方がいいかも?
イヤホン自体の質感は結構高いです。ここだけを見ると1万円以下のイヤホンとは思えないくらい。
SOUNDPEATS Engine4 の装着感は良好
イヤーピースは3サイズが同梱されてました。デフォルトだと M サイズが装着されてましたが、私の耳には L サイズが丁度よかったです。形状的に装着感はどうかな?と思ったけど、普通に良かったです。
SOUNDPEATS Engine4 のタッチ操作は快適
完全ワイヤレスイヤホンで重要なポイントのタッチ操作ですが、反応も良くて快適です。なお、操作に関してはカスタマイズすることは出来ません。
やりたいこと | 操作方法 |
電源オン | 自動操作:イヤホンをケースから取り出します 手動操作:イヤホンの表面(タッチパネル)を 1.5 秒長押しします |
電源オフ | 自動操作:イヤホンをケースに戻します 手動操作:イヤホンの表面(タッチパネル)を 10 秒長押しします |
再生/一時停止 | イヤホンの表面(タッチパネル)を素早く2回タップします |
音量を下げる | 左側イヤホンの表面(タッチパネル)を1回タップします |
音量を上げる | 右側イヤホンの表面(タッチパネル)を1回タップします |
前の曲 | 左側イヤホンの表面(タッチパネル)を 1.5 秒長押しします |
次の曲 | 右側イヤホンの表面(タッチパネル)を 1.5 秒長押しします |
電話を受ける/切る | イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル)をダブルタップします |
着信拒否 | 着信中、イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル)を1.5 秒長押しします |
通話切り替え | 通話中、イヤホンの表面(左右どちらかのタッチパネル)を1.5 秒長押しします |
ゲームモードに入る/終了 | 左側イヤホンの表面(タッチパネル)をトリプルタップします |
端末の音声認識アシスタント機能(Siri/Google)を起動 | 右側イヤホンの表面(タッチパネル)をトリプルタップします |
SOUNDPEATS Engine4 の音質は?
音質のチェックを行うために、念のため30時間程度エージングをしてから確認しました。
で、肝心の音質はというと、低価格だからイマイチなのかな?と思っていたけど、聞いてみると普通に聞ける音でした。というか思ったよりもかなりいい! 私は日頃 SONY WF-1000XM4 や NUARL NEXT 1 といった3万円近くするイヤホンを使ってますが、それと比べても遜色ない音に感じる。。
特徴としては「同軸・デュアルダイナミック型ドライバー」が採用されているみたい。「中低音を担当する10mmのダイナミックドライバー」と「高音域を担当する6mmのダイナミックドライバー」を同軸上に配置している独自ドライバーみたいです。
2つのドライバの音をバランスよく出力するように音導管にもこだわりがあるみたい。確かに聴いてても音の繋がりに違和感はなくて心地よく聞けるからな。
あと、専用アプリでイコライザーの設定も変えられてプリセットでも何個か選べるようになってますが、色々と試してみたところ個人的にはプリセットで用意されている「低音強調」がいい感じでした。ダイナミックドライバーが採用されているイヤホンなので低音域が得意なのかな? 日頃は低音域を強調することはないですが、このイヤホンであればバランス的に悪くないなと思いました。
低音域を強調しても中高音が籠もることもなく透明感を保ってくれるのでボーカルものとかも心地よく聞けました。これもデュアルドライバー構成のためかな?
マルチポイント接続が便利
最近のイヤホンのトレンドとなっているマルチポイント接続にも対応してます。この低価格帯でしっかりと対応しているのが嬉しいポイントですね。
マルチポイントに対応していれば2つのデバイスと接続状態を維持できるので、2つのデバイスを同時に使っている人であれば便利に使えると思います。例えば、PCとスマホを常時接続してて、リモート会議の時は PC の音を聞いて会議が終わって自分だけの作業の時はスマホから音楽を流すとかもスムーズに再生できるのが便利。
SOUNDPEATS Engine4 のマイク性能は?
マイク性能が優秀な場合には、リモート打合せ時にも利用出来る選択肢に入るのでチェックしました。チェック方法としてはスマホの録音アプリで録音したものを再生してみてチェックしました。
比較対象としては、持っている完全ワイヤレスイヤホンで一番マイク性能がいい「NUARL NEXT 1」となります。
結果としては流石に「NUARL NEXT 1」の圧勝ですね。「NUARL NEXT 1」との価格差は約3.5倍もあるので、流石にコスト差が出ている感じです。SOUNDPEATS Engine4 のマイク性能としては、リモート打合せには使うには厳しいかなという印象でした。。
LDAC 接続も最新ファームで安定接続
SOUNDPEATS Engine4 の対応コーディックは SBC・AAC・LDAC になり、最高音質(ハイレゾ)で聞くためには LDAC 接続(Android 端末が必要)で行う必要があります。Android 端末でペアリングするだけだと AAC で接続されるので、LDAC で接続するためには Bluetooth ペアリング後に Bluetooth のデバイス設定画面で LDAC を有効化しましょう。
初期のファームウェア(v0.1.2)だと LDAC 接続の場合、電車内でプツプツ切れることが多かったですが、v0.1.7 にアップデートした後だと LDAC 接続でも安定してる使えるようになりました。ただ、アップデート内容には特に LDAC 接続のことは書いてないからたまたまなのか?
他社の完全ワイヤレスイヤホンとの比較
ここからは他社の完全ワイヤレスイヤホンとも比較したいと思います。ただ、私が持っている完全ワイヤレスイヤホンは以下となり、高価格帯なので「SOUNDPEATS Engine4」と直接のライバルではないけど、どこまで迫れるかを確認したいと思います。
- SONY WF-1000XM4(【購入レビュー】SONY WF-1000XM4 vs B&W PI7【高級ワイヤレスイヤホン対決】)
- NUARL NEXT 1(【綺羅びやかな高音】完全ワイヤレスイヤホン NUARL NEXT 1 をレビュー【通話品質がいい】)
- Bowers & Wilkins PI7(【購入レビュー】最強音質!? の完全ワイヤレスイヤホン B&W PI7 がキタ)
B&W PI7 については販売終了しているので比較からは外しました。
項目 | NUARL NEXT 1 | SONY WF-1000XM4 | SOUNDPEATS Engine4 |
実売価格 2023年6月現在 (発売時の価格) | 29,700 円 (29,700 円) | 24,800 円 (33,000 円) | 8,480 円 (クーポン適用で 5,936円) |
対応コーディック | SBC、AAC、LDAC | ||
音質 | 1位 高音がキラキラでボーカルものとかが凄く合う | 2位 無難に鳴らしてくれる | 2位 音源によっては WF-1000XM4 より良い気がする |
ノイズキャンセリング性能 | 2位 効きが弱いなと思う | 1位 ノイキャンをしっかりと感じることが出来る効き具合 | 未搭載 |
マイク性能 | 1位 クリアな音声で普通に使える | 2位 ちょっと機械音感があるけど使おうと思えば使える | 3位 積極的に使いたくない |
外音取り込み | 1位 一番自然な音に聞こえる | 2位 NEXT 1 とそこまで差は無い | 未搭載 |
接続安定性 | 3位 AAC 接続であれば安定。LDAC 接続の場合は電車の中だと途切れることがある。 あと、ケースから取り出して使う時に片耳だけ聞こえないことがある | 1位 接続は安定している | 2位 AAC 接続であれば安定。LDAC 接続も電車の中でも問題なし |
ケースのサイズ感 | 3位 ちょっとデカい | 2位 普通のサイズ | 1位 一番コンパクト |
ざっくりとした印象としては、
- 音質重視な NUARL NEXT 1
- トータルバランスの SONY WF-1000XM4
- コスパがいい SOUNDPEATS Engine4
という感じで、完全ワイヤレスイヤホンの入門には SOUNDPEATS Engine4 がいいかなという感じですね。ノイキャンが不要であれば困ることは無い完成度です。クーポンを適用した値段を比べると 1/4 の値段でいい勝負をしてるのが不思議なくらい。
最後に
完全ワイヤレスイヤホンとしては値段を考えると完成度は凄く高いと思うので、ノイズキャンセルが不要の人であればコスパ良く購入できると思うので選択肢の1つに入れてもいいと思います。あとは学生の子供用に買ってあげるとかでコストを少しでも抑えたい人にはいい選択肢だと思います。
- Amazon クーポンコード: ENG4BLGA(10%Off、2023/06/30 23:59まで)