勢い余って WHARFEDALE(ワーフェデール)の EVO4.1 というブックシェルフスピーカーを購入しちゃったので紹介。
購入のキッカケ
デスクトップオーディオ用のスピーカーとして、約1ヶ月前に DALI OPTICON1 を購入したばかりだったんだけど、WHARFEDALE EVO4.1 ホワイトの見た目がどストライク過ぎて、このタイミングを逃すと買えないかもと思って勢いで購入しちゃいました。
なぜ購入出来ないかもとなったかというと、色のラインナップとしては ブラックアッシュ/ウォールナット/ホワイト の3種類なんだけど、日本での展開は ブラックアッシュ/ウォールナット の2色だけでホワイトは対象外になってて通常では購入出来ない状態でした。
ホワイトのスピーカーって選択肢自体が少ないだけど、たまにあるホワイトのスピーカってあまり高級感がないというかデザイン的にイマイチなものが多いんだけど、この WHARFEDALE EVO4.1 のホワイトに関しては凄くカッコいい!
底面の黒とツィーター・ウーファー部分の黒のバランスが丁度よくてリボンツイーターの黄色がアクセントになってて凄くいい!
で、勢いて購入した理由としては、ホワイトが「開封済みの未使用品」がお値打ちな値段で出品されてて、このタイミングしかないということで購入することにしました。
WHARFEDALE(ワーフェデール) EVO4.1 について
WHARFEDALE(ワーフェデール)について
これまでワーフェデールの存在自体を知らなかったんだけど、イギリスに本社がある 1932年創業の老舗の高級オーディオメーカーでスピーカーを専業にしているメーカーみたいです。
日本だと低価格帯の DIAMOND 200 シリーズ、11シリーズ が人気みたいです。
WHARFEDALE EVO4 シリーズについて
今回購入した EVO4.1 は EVO4シリーズの中で一番小さいサイズのブックシェルフタイプのスピーカーです。ブックシェルフ型としては EVO4.1 と EVO4.2 がラインナップされてて、トールボーイ型として EVO4.3 と EVO4.4 がラインナップされてます。
項目 | EVO4.1 | EVO4.2 | EVO4.3 | EVO4.4 |
形状 | ブックシェルフ | トールボーイ | ||
形式 | 2-wayバスレフ | 3-wayバスレフ | ||
ツィーター | 30mm×60mm AMT | |||
ミッドレンジ | - | 50mm ソフトドーム | ||
ウーファー | 130mm ケブラーコーン | 165mm ケブラーコーン | 130mmケブラーコーン×2 | 165mmケブラーコーン×2 |
能率 | 87dB | 88dB | 89dB | |
推奨アンプパワー | 25-100W | 25-120W | 25-150W | 30-200W |
インピーダンス | 8Ω | |||
周波数帯域(+/-3dB) | 64Hz-22kHz | 54Hz-22kHz | 48Hz-22kHz | 44Hz-22kHz |
クロスオーバー周波数 | 2.9kHz | 1.4kHz/3.9kHz | 1.3kHz/4.3kHz | 1.4kHz/4.7kHz |
寸法(ターミナル含む) | 高さ:335mm(台座含) 幅:210mm 奥行:285mm+端子部10mm | 高さ:455mm(台座含) 幅:250mm 奥行:340mm+端子部10mm | 高さ:875mm(台座含) 幅:210mm 奥行:285mm+端子部10mm | 高さ:1060mm(台座含) 幅:250mm 奥行:340mm+端子部10mm |
重量 | 7.8kg/1本 | 13.4kg/1本 | 22.8kg/1本 | 25.6kg/1本 |
定価(税別) | 108,000 円(ペア) | 178,000 円(ペア) | 288,000 円(ペア) | 388,000 円(ペア) |
この EVO4 シリーズだけど、メーカーのメッセージとして「Wharfedaleより手に届く価格帯のHi-Fiスピーカーシステム新しいスタンダードシリーズの登場です」となってて、この値段でも安い扱いなのがオーディオの世界の怖いところ笑
外観
今回購入した一番の要因となる外観の部分です。なんと言ってもこの白とスピーカー部分の黒とリボンツイーターの黄色のバランスが凄くカッコいい!
一般的なスピーカーは長方形で角ばってるものが多いんだけど、このスピーカーは楕円形でめっちゃおしゃれ。
ツィーターが特徴的
通常のスピーカーはソフトドームツィーターが採用されてることが多いんだけど、この EVO4.1 は AMT と言われる方式が採用されて見た目も特徴的でカッコ良すぎる。
AMT(Air Motion Transformer)により滑らかかつ明確な高音再生を実現
トリブルドライバーは従来のソフトドームツィーターと比較して再生中に移動するエネルギー量(空気量)が多く、さらに AMT(Air Motion Transformer)の作用によってエネルギー量が高圧処理され低歪みで高いS/N比を達成してます。
バイワイヤリング接続に対応
このスピーカーはバイワイヤリング接続に対応してました。使っているプリメインアンプの マランツ PM6006 は2系統(A・B)の出力があるので、通常のバイワイヤリング接続はアンプ側は1系統にケーブルを2つ接続するけど、PM6006 であれば1系統に1本つづ繋げるので通常のバイワイヤリング接続よりも効果はあるのかな?
PM6006 のバイワイヤリングの接続方法はマランツの以下のサイトに記載がありました。(というかこれはバイアンプ接続か?)
バイワイヤリング接続
この接続では高域用スピーカー(ツイーター)と低域用スピーカー(ウーファー)間の信号が干渉することによる音質への影響をおさえることができるため、高品位な再生をお楽しみいただけます。バイワイヤリング接続に対応しているスピーカーの高域用入力端子とSPEAKERS A(またはSPEAKERS B)を、低域用入力端子とSPEAKERS B(またはSPEAKERS A)をそれぞれ接続してください。
引用:http://manuals.marantz.com/PM6006/JP/JA/DNTXSYjvpbupqb.php
実際に接続するとこんな感じ。上の赤・黒の端子が高域用のツィーターに繋がってて、下の赤・黒の端子が中・低域用のウーファーに繋がってます。一般的なバイワイヤリングに対応してないスピーカーは内部でツィーターとウーファーに分岐されてます。
スピーカーケーブルは前回購入したものと同じバナナプラグに対応しているものを追加購入しました。
試した結果だけど、明らかに高音と低音の分離が良くなっていい感じになりました。特に高音が心地よく鳴ってる気がする。ただこの効果がスピーカーにデフォルトで付いてるジャンパーの性能がイマイチだったからかなとも思ったり。。
デスクトップオーディオ用としては大きすぎる?
見た目の好みだけで購入した WHARFEDALE EVO4.1 なんだけど、デスクトップPC用の机に設置するとかなり圧迫感がある。となりに置いてるのは 23インチのフルHDモニターなんだけど、比較すると分けるけど、かなりの大きさ。ただカッコイイから許せちゃう。
机のサイズは 横幅150cm・奥行き90cm ですが、23インチモニタをデュアルで使うとこのスピーカーの設置はギリギリといったところです。
ちなみに DALI OPTICON1 の時はこんな感じで適切な感じで、EVO4.1 は一回り以上は大きいです。
スピーカー以外の機材一式は以下で確認。
DALI OPTICON1 との違い
DALI OPTICON1 と WHARFEDALE EVO4.1 はどっちが優れてるとかいう類の話ではなく、別系統のスピーカーって感じで完全に好みの違いかな。ちなみに、実売価格としては DALI OPTICON1 が 約7万円 で WHARFEDALE EVO4.1 が 約10万円 です。
私の感想としては、以下の感じです。
- DALI OPTION1 は音がキラキラしている(高音域が透き通ってて弦楽器とかピアノとか女性ボーカルの音が心地いい)
- WHARFEDALE EVO4.1 の方が音がハッキリしている印象で映画とかを観るのに向いてる気がする(解像感が高くてスッキリといった印象)
- DALI OPTICON1 はスイートスポットが広くて、スピーカーの中心に居なくてもスピーカーの存在を感じないけど、WHARFEDALE EVO4.1 はスイートスポットが狭くて中心からズレるとスピーカーの存在を感じやすい
- 音楽を聞かない日常使い(Youtube とか U-Next など)は WHARFEDALE EVO4.1 が好み(高域・中域・低域のバランスがいい)
- DALI OPTICON1 でドラマとか映画を観ると BGM がキレイに聞こえすぎてセリフに集中できない笑
ということで基本的には WHARFEDALE EVO4.1 を使っていこうかと思うんだけど、DALI OPTICON1 も音楽メインの時は魅力的なので切り替えて使いたいなということで、DALI OPTICON1 の環境としてはあまり良くないけど、こんな感じでモニターの下に横向きに設置していつでも使える状態にしました。(かなり贅沢な使い方笑)
PM6006 は2組のスピーカーを接続出来るけど EVO4.1 のバイワイヤ接続のために2組とも使っちゃてるので、DALI OPTICON1 については PM6006 を購入前に使っていた中華のUSB DAC(FX-AUDIO- DAC-X6J)+パワーアンプ(FX-AUDIO- FX202A/FX-36A PRO)の組み合わせで使用。
最後に
これ以上、見た目が好みのスピーカーは今後なかなか出てこないと思うので、思い切って買って正解だったな。