X-S10 の初期設定を細かく見て、好みの設定に変更する

発売日に購入した X-S10 のメニュー設定を自分好みにカスタマイズします。開封時のレビューについては以下を見てください。

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X-S10, 開封レビュー

前提

基本的には写真がメインで動画は滅多に撮らないので、動画設定に関して適当です。

ファームウェアは購入時の Ver.1.00 のままでリモートレリーズの不具合対応が入った Ver.1.01 は適用していない状態です。おそらく設定メニューに違いはないと思うので問題ないと思います。

 

X-S10 メニュー設定カスタマイズ

X-S10 画質設定

画質設定メニュー」は3ページあります。

1ページ目は、富士フイルム好きな人に怒られそうだけど、富士フイルムの一番の良さの JPEG は使わないので RAW だけの出力に変更。JPEG 出力はしないので、ここも売りな部分のグレイン・エフェクトとかカラークローム・エフェクト/ブルーはデフォルトのまま。(Adobe Lightroom を使えば、フィルムシミュレーションをそれなに使えるのでそちらを使ってます)

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
画像サイズL 3:2
画質モードFINERAW
RAW記録方式非圧縮
フィルム シミュレーションPROVIA/スタンダードASTIA/ソフト
モノクローム カラーWC 0、MG 0
グレイン・エフェクトOFF
カラークローム・エフェクトOFF
カラークローム・ブルーOFF

 

2ページも基本的には JPEG に関することなのでデフォルトのままで変更なし。

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
ホワイトバランスAUTO
ダイナミックレンジDR100
Dレンジ優先OFF
トーンカーブH 0、S 0
カラー0
シャープネス0
高感度ノイズ低減0
明瞭度0

 

3ページ目は長秒時ノイズ低減だけ OFF に変更。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
長秒時ノイズ低減ONOFF
点像復元処理OFF
色空間sRGB
マウントアダプター設定21mm

 

X-S10 フォーカス設定

フォーカス設定も3ページあります。

1ページは特に変更ポイントはないけど、AFモードだけ変更。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
フォーカスモードシングルAF
AFモードオールシングルポイント
AF-Cカスタム設定SET 1
縦/横位置AFモード切替OFF
AFポイント表示OFF
フォーカス点数切り替え117点
プリAFOFF

 

2ページはデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
AF補助光OFF
顔検出/瞳AF設定OFF
AF+MFOFF
MFアシストSTD
フォーカスチェックOFF
測光&フォーカスエリア連動ON
ワンプッシュAF時の動作AF-S
被写界深度スケールピクセル

 

3ページ目はレリーズ優先に変更とタッチパネルで写真が撮れるようになっているので誤作動が嫌なので無効化。

X-S10 設定メニュー

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
AF-Sモード時の優先フォーカスレリーズ
AF-Cモード時の優先レリーズ
フォーカスリミッターOFF
タッチパネルモードSHOTOFF

 

X-S10 撮影設定

撮影設定も3ページの構成。

1ページ目はデフォルトのまま。X-T3/X-H1 には設定が無かった「セルフタイマー設定保持」が新設されてる。これまでセルフタイマーの設定にしても一度電源を落とすとセルフタイマーが解除されてて三脚を使う時に不便だなと思ってたんだけど、この設定をやれば解決するからいいな。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
スポーツファインダーモードOFF
プリ撮影ESOFF
セフルタイマーOFF
セルフタイマー設定保持OFF
セルフタイマーランプON

 

2ページ目は AEブラケティングの設定とシャッター方式を変更。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
インターバルタイマー撮影露出平準化ON
AEブラケティング設定± 3、1/3ステップ± 3、1ステップ
フィルムシミュレーション BKTPROVIA、Velvia、ASTIA
フォーカス BKT 設定1コマ、1ステップ、0秒
測光マルチ
シャッター方式メカニカルシャッターメカニカル+電子
フリッカー低減OFF全コマ
ブレ防止モード常時

 

3ページ目では ISO感度の AUTO 設定を行っておきます。

X-S10 設定メニュー

 

X-S10 では ISO オートは3セット準備されてます。本格的な撮影の際は ISOオートは使うこと無いけど、記念写真目的とかスナップであれば ISOオートの方が使い勝手いいので、ISOオートの設定を行っておきます。

AUTO1 は ISO感度が上がってもいいので記録として残しておきたい時用に設定します。最低シャッター限界を 1/125 にしておけば高速に動いているもの以外であれば、そこそこ撮れるのでこの設定です。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
基準 ISO 感度160
上限 ISO 感度8006400
低速シャッター限界AUTO1 / 125

 

AUTO2 は静物専用で少しでもキレイに撮りたいので ISO感度の上限は 1600 までにしてます。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
基準 ISO 感度160
上限 ISO 感度32001600
低速シャッター限界AUTO

 

低速シャッター限界で AUTO を設定しておけばレンズの焦点距離に応じて、シャッタースピードが自動的に設定されます。具体的な焦点距離に応じたシャッタースピードは以下で公開されてます。

 

上記の設定値を見てもらうと分かるけど、広角域はシャッタースピードが落ちるので人物とかの撮影には向いてないと思う。

 

AUTO3 はデフォルトのままとしています。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
基準 ISO 感度160
上限 ISO 感度12800
低速シャッター限界AUTO

 

X-S10 フラッシュ設定

フラッシュは使うことがないのでデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
赤目補正OFF
TTL-LOCK モード直前の発光条件

 

X-S10 動画設定

動画設定のメニューは上部のモードダイヤルによって項目数が異なります。モードダイヤルを動画モードにしておけば全部の項目が表示されますが、静止画モードだと最低限の項目だけが表示されます。

まずは静止画モードでの動画設定を見ていきます。静止画モードだと以下の項目しか表示されません。

X-S10 設定メニュー

 

動画を撮影する際には、上面のモードダイヤルを動画モードに変更します。

 

動画モードにすると以下のように設定項目が動画専用になって、静止画モードとは別に設定が行なえます。

 

X-S10 はこのクラスのミラーレス機としては、動画設定メニューは豊富に用意されていると思います。まずはデフォルト設定だけど動画設定メニューを全て載せてみます。X-T3 とかと同様にタリーランプも用意されてレンズ側からみても録画されているかを LED の状態で把握することが出来るので便利だと思います。

X-S10 設定メニュー

X-S10 設定メニュー

X-S10 設定メニュー

X-S10 設定メニュー

X-S10 設定メニュー

 

私は動画撮影は殆どしないので最低限の設定のみを変更します。

撮影モードは「プログラムオート」から「マニュアル」に変更。

X-S10 設定メニュー

 

フィルムシミュレーションは「エテルナ」に変更して「カラーをプラス1」にしておきます。

X-S10 設定メニュー

 

フォーカスモードは「AF-S」にして「AFモードはエリア選択」にします。

X-S10 設定メニュー

 

X-S10 セットアップ

セットアップメニューは大きく、基本設定/音設定/表示設定/操作ボタン・ダイヤル設定/消費電力設定/保存設定/接続設定 に分かれてます。

X-S10 設定メニュー

 

基本設定は2ページで構成されているけど、マイメニューとかは後で設定するので一旦デフォルトのままで。

X-S10 設定メニュー

 

音設定もデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

 

表示設定の1、2ページ目はデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

 

3ページ目の「画面のカスタマイズ」で撮影時に画面に表示される項目を設定します。

X-S10 設定メニュー

 

デフォルトから変更した点は、1ページ目の「フレーミングガイド」と「電子水準器」と「ヒストグラム」を有効にしただけで、それ以外はデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

X-S10 設定メニュー

 

操作ボタン・ダイヤル設定は2ページで構成されてます。1ページ目は「ファンクション(Fn)設定」「半押しAF」「レンズなしレリーズ」「カードなしレリーズ」を変更します。

X-S10 設定メニュー

 

ファンクション設定は2ページで構成されてて1ページ目のカスタマイズはこんな感じ。画面のタッチアクションは誤動作が嫌なので全て無効化。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
RECREC再生モード
ISO感度
Qクイックメニュー
Fnホワイトバランス電子水準器
T-Fn1ヒストグラム未割り当て
T-Fn2スポーツファインダーモード未割り当て
T-Fn3情報表示拡大モード未割り当て
T-Fn4電子水準器未割り当て

 

2ページ目はデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
AE-LAE LOCK のみ
AF-ONAF-ON
Fn-Dデフォルト

 

半押しAF はどちらも無効化。この設定でシャッターボタンでは AF が動作せず、背面の AF-ON ボタンでのみ AF が駆動します。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
AF-SONOFF
AF-CONOFF

 

2ページ目は AEロック時の操作を押してる間だけではなくて、押すたびに変わるモードに変更。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
フォーカスリング時計回り
フォーカスリング操作ノンリニア
AE/AF-LOCK設定AE/AF-LOCK押下中のみ押下切替
AWB-LOCK設定AWB-LOCK 押下中のみ

 

消費電力設定はデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
自動電源OFF2分
パフォーマンスノーマル
ブースト設定フレームレート優先

 

保存設定は「ファイル名編集」だけを変更。

X-S10 設定メニュー

 

sRGB しか使わないので sRGB のみを設定。

X-S10 設定メニュー

項目初期値設定変更(←はデフォルトのまま)
sRGBDSFXS10
AdobeRGBDSF

 

接続設定はデフォルトのまま。

X-S10 設定メニュー

 

X-S10 の Qメニューのカスタマイズ

X-S10 の Qボタンメニューは、静止画モードと動画モードで別々のメニューを設定出来ます。Qボタンは上面に配置されているので撮影中に簡単に呼び出せるモードで、写真撮影と動画撮影に関しては撮影中に設定を変えたい項目は大きく異なるので、これは便利だと思います。

X-S10, Qメニュー

 

Qメニューに割り当てることが出来る項目は以下の項目です。

X-S10, Qメニュー

X-S10, Qメニュー

X-S10, Qメニュー

 

まずは静止画モードの Qボタンメニューのカスタマイズ結果はこんな感じ。

X-S10, Qメニュー

1列目2列目3列目4列目
1行目撮影モード(変更不可)フォーカスモードAFモードダイナミックレンジ
2行目測光ブレ防止モードAF-Cカスタム設定フィルムシミュレーション
3行目セルフタイマー顔検出/瞳AF設定シャッター方式LCD明るさ

 

動画モードはこんな感じ。

X-S10, Qメニュー

1列目2列目3列目4列目
1行目撮影モード(変更不可)フォーカスモードAFモードダイナミックレンジ
2行目測光ブレ防止モードブレ防止モードブーストフィルムシミュレーション
3行目ハイライトトーンシャドウトーンカラーシャープネス
4行目シャッタースピード顔検出/瞳AF設定ホワイトバランスホワイトバランス色温度

 

静止画用と動画用で表示数が違うけど、それぞれで表示数を変更することが可能で 4/8/12/16 から選ぶことが出来ます。

X-S10, Qメニュー表示数

 

最後に

ひとまず設定をしてみたけど、これから X-S10 を使い込むことで微調整が入ると思うけど、その際はこのページを更新していこうかと思います。

 

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