発売日に購入した X-S10 のメニュー設定を自分好みにカスタマイズします。開封時のレビューについては以下を見てください。
今日(2020/11/19)発売の X-S10 を購入しました!とりあえず開封箱のデザインはいつもの感じ。 説明書とかを取り出すと本体がお目見え。 付属品は以下でし[…]
前提
基本的には写真がメインで動画は滅多に撮らないので、動画設定に関して適当です。
ファームウェアは購入時の Ver.1.00 のままでリモートレリーズの不具合対応が入った Ver.1.01 は適用していない状態です。おそらく設定メニューに違いはないと思うので問題ないと思います。
X-S10 メニュー設定カスタマイズ
X-S10 画質設定
「画質設定メニュー」は3ページあります。
1ページ目は、富士フイルム好きな人に怒られそうだけど、富士フイルムの一番の良さの JPEG は使わないので RAW だけの出力に変更。JPEG 出力はしないので、ここも売りな部分のグレイン・エフェクトとかカラークローム・エフェクト/ブルーはデフォルトのまま。(Adobe Lightroom を使えば、フィルムシミュレーションをそれなに使えるのでそちらを使ってます)
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
画像サイズ | L 3:2 | ← |
画質モード | FINE | RAW |
RAW記録方式 | 非圧縮 | ← |
フィルム シミュレーション | PROVIA/スタンダード | ASTIA/ソフト |
モノクローム カラー | WC 0、MG 0 | ← |
グレイン・エフェクト | OFF | ← |
カラークローム・エフェクト | OFF | ← |
カラークローム・ブルー | OFF | ← |
2ページも基本的には JPEG に関することなのでデフォルトのままで変更なし。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
ホワイトバランス | AUTO | ← |
ダイナミックレンジ | DR100 | ← |
Dレンジ優先 | OFF | ← |
トーンカーブ | H 0、S 0 | ← |
カラー | 0 | ← |
シャープネス | 0 | ← |
高感度ノイズ低減 | 0 | ← |
明瞭度 | 0 | ← |
3ページ目は長秒時ノイズ低減だけ OFF に変更。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
長秒時ノイズ低減 | ON | OFF |
点像復元処理 | OFF | ← |
色空間 | sRGB | ← |
マウントアダプター設定 | 21mm | ← |
X-S10 フォーカス設定
フォーカス設定も3ページあります。
1ページは特に変更ポイントはないけど、AFモードだけ変更。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
フォーカスモード | シングルAF | ← |
AFモード | オール | シングルポイント |
AF-Cカスタム設定 | SET 1 | ← |
縦/横位置AFモード切替 | OFF | ← |
AFポイント表示 | OFF | ← |
フォーカス点数切り替え | 117点 | ← |
プリAF | OFF | ← |
2ページはデフォルトのまま。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
AF補助光 | OFF | ← |
顔検出/瞳AF設定 | OFF | ← |
AF+MF | OFF | ← |
MFアシスト | STD | ← |
フォーカスチェック | OFF | ← |
測光&フォーカスエリア連動 | ON | ← |
ワンプッシュAF時の動作 | AF-S | ← |
被写界深度スケール | ピクセル | ← |
3ページ目はレリーズ優先に変更とタッチパネルで写真が撮れるようになっているので誤作動が嫌なので無効化。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
AF-Sモード時の優先 | フォーカス | レリーズ |
AF-Cモード時の優先 | レリーズ | ← |
フォーカスリミッター | OFF | ← |
タッチパネルモード | SHOT | OFF |
X-S10 撮影設定
撮影設定も3ページの構成。
1ページ目はデフォルトのまま。X-T3/X-H1 には設定が無かった「セルフタイマー設定保持」が新設されてる。これまでセルフタイマーの設定にしても一度電源を落とすとセルフタイマーが解除されてて三脚を使う時に不便だなと思ってたんだけど、この設定をやれば解決するからいいな。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
スポーツファインダーモード | OFF | ← |
プリ撮影ES | OFF | ← |
セフルタイマー | OFF | ← |
セルフタイマー設定保持 | OFF | ← |
セルフタイマーランプ | ON | ← |
2ページ目は AEブラケティングの設定とシャッター方式を変更。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
インターバルタイマー撮影露出平準化 | ON | ← |
AEブラケティング設定 | ± 3、1/3ステップ | ± 3、1ステップ |
フィルムシミュレーション BKT | PROVIA、Velvia、ASTIA | ← |
フォーカス BKT 設定 | 1コマ、1ステップ、0秒 | ← |
測光 | マルチ | ← |
シャッター方式 | メカニカルシャッター | メカニカル+電子 |
フリッカー低減 | OFF | 全コマ |
ブレ防止モード | 常時 | ← |
3ページ目では ISO感度の AUTO 設定を行っておきます。
X-S10 では ISO オートは3セット準備されてます。本格的な撮影の際は ISOオートは使うこと無いけど、記念写真目的とかスナップであれば ISOオートの方が使い勝手いいので、ISOオートの設定を行っておきます。
AUTO1 は ISO感度が上がってもいいので記録として残しておきたい時用に設定します。最低シャッター限界を 1/125 にしておけば高速に動いているもの以外であれば、そこそこ撮れるのでこの設定です。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
基準 ISO 感度 | 160 | ← |
上限 ISO 感度 | 800 | 6400 |
低速シャッター限界 | AUTO | 1 / 125 |
AUTO2 は静物専用で少しでもキレイに撮りたいので ISO感度の上限は 1600 までにしてます。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
基準 ISO 感度 | 160 | ← |
上限 ISO 感度 | 3200 | 1600 |
低速シャッター限界 | AUTO | ← |
低速シャッター限界で AUTO を設定しておけばレンズの焦点距離に応じて、シャッタースピードが自動的に設定されます。具体的な焦点距離に応じたシャッタースピードは以下で公開されてます。
上記の設定値を見てもらうと分かるけど、広角域はシャッタースピードが落ちるので人物とかの撮影には向いてないと思う。
AUTO3 はデフォルトのままとしています。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
基準 ISO 感度 | 160 | ← |
上限 ISO 感度 | 12800 | ← |
低速シャッター限界 | AUTO | ← |
X-S10 フラッシュ設定
フラッシュは使うことがないのでデフォルトのまま。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
赤目補正 | OFF | ← |
TTL-LOCK モード | 直前の発光条件 | ← |
X-S10 動画設定
動画設定のメニューは上部のモードダイヤルによって項目数が異なります。モードダイヤルを動画モードにしておけば全部の項目が表示されますが、静止画モードだと最低限の項目だけが表示されます。
まずは静止画モードでの動画設定を見ていきます。静止画モードだと以下の項目しか表示されません。
動画を撮影する際には、上面のモードダイヤルを動画モードに変更します。
動画モードにすると以下のように設定項目が動画専用になって、静止画モードとは別に設定が行なえます。
X-S10 はこのクラスのミラーレス機としては、動画設定メニューは豊富に用意されていると思います。まずはデフォルト設定だけど動画設定メニューを全て載せてみます。X-T3 とかと同様にタリーランプも用意されてレンズ側からみても録画されているかを LED の状態で把握することが出来るので便利だと思います。
私は動画撮影は殆どしないので最低限の設定のみを変更します。
撮影モードは「プログラムオート」から「マニュアル」に変更。
フィルムシミュレーションは「エテルナ」に変更して「カラーをプラス1」にしておきます。
フォーカスモードは「AF-S」にして「AFモードはエリア選択」にします。
X-S10 セットアップ
セットアップメニューは大きく、基本設定/音設定/表示設定/操作ボタン・ダイヤル設定/消費電力設定/保存設定/接続設定 に分かれてます。
基本設定は2ページで構成されているけど、マイメニューとかは後で設定するので一旦デフォルトのままで。
音設定もデフォルトのまま。
表示設定の1、2ページ目はデフォルトのまま。
3ページ目の「画面のカスタマイズ」で撮影時に画面に表示される項目を設定します。
デフォルトから変更した点は、1ページ目の「フレーミングガイド」と「電子水準器」と「ヒストグラム」を有効にしただけで、それ以外はデフォルトのまま。
操作ボタン・ダイヤル設定は2ページで構成されてます。1ページ目は「ファンクション(Fn)設定」「半押しAF」「レンズなしレリーズ」「カードなしレリーズ」を変更します。
ファンクション設定は2ページで構成されてて1ページ目のカスタマイズはこんな感じ。画面のタッチアクションは誤動作が嫌なので全て無効化。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
REC | REC | 再生モード |
ISO | 感度 | ← |
Q | クイックメニュー | ← |
Fn | ホワイトバランス | 電子水準器 |
T-Fn1 | ヒストグラム | 未割り当て |
T-Fn2 | スポーツファインダーモード | 未割り当て |
T-Fn3 | 情報表示拡大モード | 未割り当て |
T-Fn4 | 電子水準器 | 未割り当て |
2ページ目はデフォルトのまま。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
AE-L | AE LOCK のみ | ← |
AF-ON | AF-ON | ← |
Fn-D | デフォルト | ← |
半押しAF はどちらも無効化。この設定でシャッターボタンでは AF が動作せず、背面の AF-ON ボタンでのみ AF が駆動します。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
AF-S | ON | OFF |
AF-C | ON | OFF |
2ページ目は AEロック時の操作を押してる間だけではなくて、押すたびに変わるモードに変更。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
フォーカスリング | 時計回り | ← |
フォーカスリング操作 | ノンリニア | ← |
AE/AF-LOCK設定 | AE/AF-LOCK押下中のみ | 押下切替 |
AWB-LOCK設定 | AWB-LOCK 押下中のみ | ← |
消費電力設定はデフォルトのまま。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
自動電源OFF | 2分 | ← |
パフォーマンス | ノーマル | ← |
ブースト設定 | フレームレート優先 | ← |
保存設定は「ファイル名編集」だけを変更。
sRGB しか使わないので sRGB のみを設定。
項目 | 初期値 | 設定変更(←はデフォルトのまま) |
sRGB | DSF | XS10 |
AdobeRGB | DSF | ← |
接続設定はデフォルトのまま。
X-S10 の Qメニューのカスタマイズ
X-S10 の Qボタンメニューは、静止画モードと動画モードで別々のメニューを設定出来ます。Qボタンは上面に配置されているので撮影中に簡単に呼び出せるモードで、写真撮影と動画撮影に関しては撮影中に設定を変えたい項目は大きく異なるので、これは便利だと思います。
Qメニューに割り当てることが出来る項目は以下の項目です。
まずは静止画モードの Qボタンメニューのカスタマイズ結果はこんな感じ。
1列目 | 2列目 | 3列目 | 4列目 | |
1行目 | 撮影モード(変更不可) | フォーカスモード | AFモード | ダイナミックレンジ |
2行目 | 測光 | ブレ防止モード | AF-Cカスタム設定 | フィルムシミュレーション |
3行目 | セルフタイマー | 顔検出/瞳AF設定 | シャッター方式 | LCD明るさ |
動画モードはこんな感じ。
1列目 | 2列目 | 3列目 | 4列目 | |
1行目 | 撮影モード(変更不可) | フォーカスモード | AFモード | ダイナミックレンジ |
2行目 | 測光 | ブレ防止モード | ブレ防止モードブースト | フィルムシミュレーション |
3行目 | ハイライトトーン | シャドウトーン | カラー | シャープネス |
4行目 | シャッタースピード | 顔検出/瞳AF設定 | ホワイトバランス | ホワイトバランス色温度 |
静止画用と動画用で表示数が違うけど、それぞれで表示数を変更することが可能で 4/8/12/16 から選ぶことが出来ます。
最後に
ひとまず設定をしてみたけど、これから X-S10 を使い込むことで微調整が入ると思うけど、その際はこのページを更新していこうかと思います。
2021年2月3日追加
X-S10 を 2ヶ月使用したレビューを書きました。
発売日に購入した X-S10 だけど、購入から2ヶ月経過したので使い勝手とかのレビューをしたいと思います。といってもこのご時世なので、外での使用はそこまで出来てないけど。。ちなみに、これまで購入してきた富士フイル[…]
2021年2月23日追加
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X-S10 用に SmallRig のL型ブラケットを購入したので簡単にレビューします。SmallRig X-S10用Lブラケット 3086X-T3 とか X-H1 とかであれば中華メーカーが安価なL型ブラケットを発売してくれてたん[…]