X-S10 は売れる予感しかしない

X Summit OMIYA 2020 で正式発表された新シリーズの X-S10 がめちゃめちゃいい。

まずは以下の富士フイルム公式の動画を見てください。

 

X Summit OMIYA 2020 では以下の製品が発表されました。

  • XF10-24mm の第二世代目となる XF10-24mmF4 R OIS WR の発表(今年の11月発売予定)
  • 新レンズロードマップとして XF70-300mm F4-5.6 OIS の発表(発売予定は約1年後)
  • 新レンズロードマップとして XF18mm F1.4 の発表(発売予定は約1年後)
  • 新シリーズとなる X-S10 の発表

 

XF10-24mmF4 R OIS WR について

私も所有している XF10-24mm がリニューアルされます。現行の不満点だった部分が改善されてて完成度の高いレンズになってるみたい。主な変更点は以下のとおりでした。

  1. 手ブレ補正が 2.5段 から 3.5段 に改善
  2. 防塵防滴対応
  3. 絞りリングに F値の記載と A ポジションでのロック機構の採用(Xシリーズでは初めて?)

 

光学系には変更はないみたいだけど、現行の不満点が解消されてて使い勝手いいレンズに進化してました。発売も来月(2020年11月)みたいです。ただ製品画像を見てみると、手ブレ補正の On/Off の物理スイッチが省力されてるみたい。。物理スイッチがあるかどうかは使い勝手に大きく影響するので物理スイッチは付けてほしかった。。

富士フイルム公式に動画も上がってました。

 

現行のレビューは以下に書いてます。

XF10-24mmF4 R OIS レビュー【バランスの良い超広角ズームレンズ】

 

XF70-300mm F4-5.6 OIS について

これまで富士フイルムの望遠レンズはお手軽に使えるのは XF55-200mm でそれ以上の焦点距離が欲しい時は大きくて重たくて値段も高い XF100-400mm しか選択肢がなかったけど、この XF70-300mm は使い勝手の良い焦点距離とサイズ感で使いやすそう。

XF70-300mm

 

しかも驚きなのがテレコンにも対応しているという点。

他社のこのクラスのレンズでテレコンに対応してるものは無かったと思うので、なかなかの挑戦的。2倍のテレコンも対応しているので 300mm × 1.5(35mm判換算)× 2.0テレコン = 900mm(35mm判換算)がこのサイズ感で実現出来るのがいい。ただ、開放F値が F11 になるので使う環境は選ぶと思う。

XF70-300mm

 

まだ開発中で発売は1年後くらいになる見込みらしいです。

 

XF18mm F1.4 について

これまで 18mm としては XF18mmF2 R がありましたがプライムとなる XF18mm F1.4 が開発発表されました。個人的には XF16mm F1.4 を持っててお気に入りで使ってるので、直ぐに買うっていうことは無さそうだけど、なかなか良さげ。

XF18mm F1.4

 

手に持っている感じからサイズ感もコンパクトでいい感じ。

XF18mm F1.4

 

XF70-300mm と同様にこのレンズもまだ開発中で発売は1年後くらいになる見込みらしいです。XF18mmF2 R のレビューは以下に書いてます。

XF18mmF2 R レビュー【コンパクトで使い勝手のいいレンズ】

 

爆売れ必須の X-S10 の発表!

で、一番の目玉が新シリーズの X-S10 の発表です。これは売れることしか考えられない。主な特徴は以下です。

  1. X-TRANS CMOS4 & X-Processor4 搭載(最上位の X-T4 と同等)
  2. 重量は 465g(X-T4 は 607g、X-T30 は 383g)
  3. 握りやすいグリップ形状(X-H1 や他社の通常の形式)
  4. -7.0 EV 対応の AF(X-T4 は -6.0 EV)
  5. 5軸6段の手ブレ補正を搭載(X-T4 は 5軸6.5段)
  6. バリアングルモニターの採用
  7. 内蔵フラッシュの搭載
  8. 4K30P で最大30分の動画撮影可能
  9. 4:2:2 10bit の外部収録に対応
  10. 価格は 120,000円(税別)

 

なんと言っても、X-T二桁機と同等のサイズ感で手ブレ補正を搭載してるのが魅力的。あとはやっとまともなグリップ形状を採用してくれたのが嬉しい。逆に個人的なマイナスポイントはこんなところ。

  1. 防塵防滴ではない(サイズ感と値段を考えたらしょうがない)
  2. 前面のレンズの横にファンクションキーが付いていない(X-T3,H1 では再生を割り当ててるので使い勝手が変わるのは痛い。。)
  3. バリアングルモニターの採用(三軸チルトだったら最高だった。。)

 

「①」はそこまで問題ではないけど、「②、③」が使い勝手が落ちるので結構なマイナスポイント。ただ、トータルバランスとしてはかなりいいのでクラシックネガ用として欲しいなー

発売は2020年11月なので直ぐに発売です!

公式HP にもアップされてました。

Fujifilm X

富士フイルムのデジタルカメラ Xシリーズ「FUJIFILM X-S10」の公式製品ページです。…

 

好きなシリーズの開発者トークも公開されてました。

 

その他の動画も色々とアップされてました。

 

 

 

日本国内でも先行配布されてるっぽくて早速 Vlog 用途で使っている作例が上がってますが、マイク性能も高そうで Youtuber にも売れそう。最近は Youtuber には Sony の a7s3 が話題だけどボディーだけで 40万なのでそもそも買える人はごく一部だと思うけど、X-S10 は 10万円ちょっとなのでこれは売れそう。

 

 

サプライズの X-T3 へのファームウェア Ver.4.00 の発表

最後に発表されたのが X-T3 への新ファームウェアの公開情報でした。内容としては以下でした。

  1. X-T4 と同等の AF 性能へのアップグレード
  2. -7.0 EV への AF の対応

 

ただ、残念なことにクラシックネガへの対応は記載がなかったので、X-T3 にクラシックネガが搭載されることは無さそうです。。

 

新ファームウェアの公開は2週間後の 10月28日(水) からとのこと。

Fujifilm X

富士フイルム デジタルカメラ Xシリーズ「FUJIFILM X-T3」の最新ファームウエアはこちらから。…