2023年の GW を絡めて約2週間程度の阿蘇・山口ツーリングに行ってきました。
ただ、前回と同様ですが、2週間丸々バイクに乗っていたわけではなく、実家の用事をしたり地元の友達とも遊んだりしてたので、実際にバイクに乗って楽しんだのは5日間程度です。
ちなみに半年前に行った阿蘇ツーリングは以下です。
2022年10月中旬に約2週くらいかけて ZX-25R で東京から九州/山口にツーリングに行ってきたので紹介。[caption id="attachment_7883" align="aligncenter" width="900"[…]
今回も九州への移動は「東京九州フェリー」
東京から九州への移動は前回も利用した「東京九州フェリー」を利用しました。今回は行きと帰りの期間が離れていて往復割引が使えなかったので往復で6万円(ツーリストS、250cc)となりました。東京九州フェリー内の過ごし方は前回の記事を参照してください。(東京九州フェリーは GW 期間中は少し値上がりするみたいです。私は行きも帰りも GW を少しだけ外せたので通常料金でした)
東京九州フェリーの主な特徴は以下です。
- 23時45分に出港し、翌日の21時に到着(1日1便運行、日曜日は運休)
- 窓が見える共有スペースであれば、基本的には携帯の電波は届く(私は UQ Mobile なので au での実績になります)ので不自由しない。ただし、客室などの周りが覆われているところでは圏外になる
- レストランが用意されているため食事には困らない。ただ、特別美味しいとかはない
- 大浴場とサウナが用意され、タオルは受付でレンタルすることができる。私はフェイスタオルとバスタオルを借りるので合計で 300 円になりました
- 波が穏やかであれば快適な船旅になるけど、波が荒いと地獄の航海になる。。私は乗り物酔いをしないはずだったけど前回はガッツリと酔ったので今回は酔い止めを買っていきました
- 船内ではリラックスできる格好を用意していく。履き物については、ビジネスホテルにあるような使い捨てのスリッパが売店で売っているので私は使い捨てスリッパを毎回購入してます(いつも乗っているであろうトラックの運転手の方などはスリッパを持ってきてますがバイクだと荷物になって邪魔ので私は使い捨てスリッパを購入してます)
今回購入した酔い止めはこれにしました。かなり効きはよかったです。特に帰りのフェリーでは8時間くらい揺れっぱなしの時間帯があってトイレで苦しんでいる人も何人かいたけど、酔い止めのお陰で快適な船旅になりました。乗り物酔いに自信がある人でも船に乗ったことがない人であれば念の為購入していった方がいいと思います。
総走行距離は 1,957 km
前回の走行距離は 1,480km だったけど、今回は 1,957 km でした。
行ったところ
行ったところについては基本的には前回と違いはありませんが、今回のタイミングだと新緑のタイミングだったので景色が違ってよかったです。
やまなみハイウェイ 由布岳展望所・狭霧台・飯田高原道標・長者原道標・やまなみハイウェイ展望台
やまなみハイウェイは「大分県の別府市」と「熊本県の阿蘇市」を結んでいる景色も最高な凄く気持ちのいい道路です。ただ、ノンストップでも2時間弱かかるので途中の撮影スポットなどで休憩しながら進むと、結構時間はかかります。
やまなみハイウェイの前半にあるのがバイクで行ける特権となる「由布岳展望所」です。この場所は車を U ターンするスペースも駐車するスペースもないので基本的にはバイクでしか行くことが出来ない特権の場所です。ここからの景色は絶景で、由布岳と湯布院の街並みを見ることが出来ます。
由布岳展望所に入る脇道から見る「やまなみハイウェイ」はこんな感じで、めちゃくちゃ気持ちのいい道です。ここを下っていくと由布院の市街地に入ります。
「由布岳展望所」の真下にあるのが車でも立ち寄ることができる「狭霧台」です。ここの駐車場は傾斜がついているのでバイクの人は駐車する向きに気をつけましょう。前傾しているところに前から突っ込むと出るのが一苦労です。。
やまなみハイウェイには、ところどころに道標があるので記念に撮りました。やまなみハイウェイはこんな感じの雄大な景色の中を走れるので、めちゃくちゃ気持ちいいです。
やまなみハイウェイには絶景ポイントが多すぎて、なかなか進めない笑
やまなみハイウェイで阿蘇市の最後まで行かずに、途中でミルクロードにあたるので、そのままミルクロードに入ることが出来ます。看板としては大観峰って案内があるので分かりやすいと思います。
ミルクロード
ミルクロードは阿蘇山の外輪山の部分を結んでる道路になります。 外輪山部分なので阿蘇市街地よりも標高が高いところにあるので温度は低めです。今回もミルクロードの全ては走ってなくて、入り口はやまなみハイウェイから入れる部分から熊本側については、阿蘇山頂を目指すために県道23号にあたったところまでとなります。
大観峰
ミルクロードの中間あたりに位置するのが「大観峰」です。ここは定番中の定番スポットなので聞いたことがある人も多いはず。ここの景色は絶景なので必ず寄りましょう。大観峰はバイクを止めてから景色の良いところまでは徒歩10分程度はかかります。
駐車場の手前には砂利にはなるけどスペースがあって、バイクと雄大な景色を一緒に撮ることができます! 左側に見えている大地のヘリみたいなのが外輪山部分なので、この大地の上を走っている道がミルクロードです。
阿蘇市街地を一望出来ます。
走ってきたミルクロード側も絶景です。
レストラン北山
阿蘇ツーリングの Youtube とかをみてて結構な出現率で気になっていた「レストラン北山」にも行ってきました。レストラン北山はミルクロードの途中にあるため、バイクツーリングでは必ず通過する場所だと思います。営業時間は 10 時からですが、食事については 11 時からなので気をつけましょう。
メニューについては「くまもと あか牛」を使った「倍喰丼(バイクどん)」にしました。味については可もなく不可もなくと行ったところ。。もう少し頑張って欲しいと言ったところでした。。(特に付け合わせの部分)
阿蘇パノラマライン
ミルクロードで南下し熊本県道23号線→国道57号と進むと、県道298号に行けるので県道298号に入るとすぐに「阿蘇パノラマライン」に入ることができ、阿蘇山頂を目指すことができます。県道298号の入り口には「ローソン 熊本阿蘇長陽店」があるので分かりやすいと思います。
米塚あたりからはこんな感じの絶景を見ながら登っていけます。
阿蘇パノラマライン 阿蘇吉田線(熊本県道111号)
阿蘇パノラマラインで山頂を目指すことができますが、米塚を過ぎたあたりでT字路があるので、山頂を目指すなら右に曲がる必要がありますが、一旦左に曲がって阿蘇吉田線(熊本県道111号)を通ります。ここも阿蘇パノラマラインの一部です。
このルートは阿蘇市街地を眺めながら、反対側のミルクロードがある外輪山を見ながら降ることができる絶景ルートです。最後まで行くと阿蘇市街地まで降りれますが、上記の Google Map で示しているところに、ちょっとしたスペースがあるので U ターンして阿蘇山頂を目指します。
草原では牛が放牧されていていい景色。対岸に見えるのが外輪山部分となりミルクロード部分となります。
阿蘇山 火口、砂千里ヶ浜
阿蘇吉田線を折り返して山頂に向かいます。ここのルートはすべてが絶景です。
山頂付近に近づくとこんな感じの景色。
山上広場に行くとこんな感じ。ここまでは無料で行けます。
前回のツーリング時は閉鎖されていて入ることができなかった阿蘇山の火口と砂千里ヶ浜にも行くことができました! なお、火口と砂千里ヶ浜に行くためには有料道路(バイクは200円)を通る必要があります。
有料道路は数分の距離なので、直ぐに山頂に到着します。山頂にはバイク専用置き場もあり、奥に見えるのが火口です。ドームみたいなのは噴火した時の待避所かな?
山頂の駐車場から山上広場を見るとこんな感じで。すぐ近くにあります。人によっては山上広場に車・バイクを停めて歩いてくる人もいました。
火口の駐車場から少し降りると砂千里ヶ浜の駐車場があるので移動して、砂千里ヶ浜に行ってきました。
砂千里ヶ浜から火口側を見るとこんな感じ。意外と距離がありので余裕を持っていきましょう。
砂千里ヶ浜の駐車場を出て少し走るといいところがあったのでパシャリ。
砂千里ヶ浜を歩いて疲れたので「阿蘇山上ターミナル」内にある売店で「火山灰ソフトクリーム」を食べました。実際の味は黒胡麻でしっとりしてて凄く美味しいです。
阿蘇パノラマラインを通って南阿蘇へ
山上広場からは阿蘇パノラマラインを通って南阿蘇に移動します。南阿蘇では好みのところに行って OK ですが、このルートでは参考として道の駅「あそ望の郷くぎの」までを示しています。このルートも絶景です。ただ、後半は普通の市街地です。
ただ、バイクと一緒に写真を撮る場合には下りだとあまり撮影ポイントがないので、バイクと撮りたい場合には折り返して上りルートで撮った方がいいです。上りルートだとこんな感じに撮れます。
高千穂峡
前回行った時は台風の影響で遊歩道が破壊されてて、満足に見ることができなかった高千穂峡にリベンジに行きました。高千穂峡のバイク置き場は専用の場所が用意されていて無料で駐車することができますが、そこに行くまでの道中が信じられないくらいの激坂&ヘアピンの連続なのでバイクの操作に慣れていない人はかなり注意しましょう。
今回行った際も小回りが利かないハーレーの人がペアピンのところで立ちゴケして、自力では立てない状態になって、みんなで手伝うことになりました。
今回のタイミングでも完全復旧はできてなかったけど、高千穂峡の定番となる「真名井の滝」を見ることができました。
ただ、本来は川沿いに遊歩道がありますが、まだ復旧中のようでした。手前の人がいる所が「真名井の滝」を見るところで、本来はその先に続いている遊歩道は看板が設置され通行止めになってました。前回行った時は、この場所の手すりが全て流されていたのでだいぶ復旧した感じですね。
高千穂神社
高千穂峡の近くにある「高千穂神社」にも行ってきました。
天岩戸神社・天安河原
前回のツーリングでは行けなかった「天岩戸神社・天安河原」ってところにも行ってみました。バイクの駐輪場は以下の場所でした。
天岩戸神社から天安河原まで徒歩で約10分くらいで、川の横を歩いていくので気持ちのいい道でした。
仙酔峡
前回のツーリングでは行けなかった仙酔峡にも行ってきました。この場所はあまり有名ではないと思うので GW 期間中でもあまり人もおらずいい感じでした。5月上旬だったのでミヤマキリシマはまだ咲き初めという感じでしたが、5月下旬に行くと満開みたいです。
昔営業していたであろうロープウェイの支柱だけが残ってました。
駐車場から10分くらい登ると絶景が見れます。
仙酔峡から降りときも絶景が見れます。
KCBM SP にも行ってきた!
Twitter をみてると KCBM SP がオートポリスで 5/5(金) にあることがわかって、せっかくならと思って行ってきました。ただ、前日までの天気予報では雨予報だったので行くのはやめておこうかなと思っていたけど、朝起きてみると雨が降らない予報に変わっていたので行くことにしました。
キッチンカーも出てて美味しかったです。
KCBM SP はオートポリスの駐車場で開催されてましたが、サーキット場の方ではスーパーカーのイベントもやってました。レーシングカーならではの爆音でめちゃくちゃいい音がしてました。GFX50S II で流し撮りしてみたけど難しい笑
山口ツーリング
平尾台カルスト
前回も行った平尾台カルストに今回も行ってきました。
前回は近くにある「千仏鍾乳洞」に行きましたが、半年前に行ったばかりで今回は山口側に時間を使いたかったのでパスしました。
関門橋(火の山公園展望台)
九州から本州に渡るために使った関門橋を「火の山公園展望台」に見に行きました。ここは駐車場が円柱状の大きい建物になってて入り口が一番下にあって、駐車場内は一通になってます。行く時期にもよるかもしれないけど前半部分は停められないようにロープが張られていて後半部分が停められるようになってます。ただ、基本的に利用者は少ないので一番最後の屋上まで行っていいと思います。屋上に行くとこんな感じに停められるところと景色が見れます。
駐車場から5分程度あるくと展望台に行けて関門橋を見渡せます。
角島大橋
雲が多くてイマイチな天気だったけど、やっぱり角島大橋はいいな。
角島大橋を渡ったところから撮るとこんな感じ。
元乃隅神社
元乃隅神社には初めて行ってみました。行ってみると意外と人が居てびっくり笑 で駐車場も有料でした。。
青島
青島は特に何かあるというわけでは無いですが、海沿いをのんびり走ることが出来て凄く気持ちいいところでした。
こんな感じの道が続いてて海沿いを走れます。ただ、本当に何もないです。
秋吉台
最後は定番の秋吉台に行きました。秋吉台は停めれる所があまりないので写真自体は少ないですが、カルスト台地としては結構な広さがあって雄大な景色を見ながらツーリングすることが出来ます。ただ、今回も時間的に秋芳洞に行くことが出来ませんでした。。
関門トンネル
新門司港に戻る時は、これまで通ったことが無かったので「関門トンネル」を通ってみました。
通ってみた感想としては「二度と使わない!」です笑
山口側から入ると前半部分は道路が濡れててバイクは汚くなるし、湿気も多いし空気も悪くてバイクで通る道では無いですね。次からは関門橋を使いたいと思います。
九州ツーリングに持って行ってよかったもの
防水グローブ
前回の反省も生かして、今回のツーリングのために購入した「アルパインスターズ HYDE XT DRYSTAR XF GLOVE」は持って行ってよかったです。今回のツーリングでは何回か雨に打たれることがあったけど、快適に利用することができました。
今度の GW に2度目の九州への長距離ツーリングを予定してるので、前回の反省を踏まえて防水グローブを購入したので紹介。長距離ツーリングには防水グローブが欲しいいつもは都内から伊豆半島や富士山周辺への日帰りツーリングしかしない[…]
また、GW といっても阿蘇の朝と日没後は結構寒くて(最低気温が 10℃を切ることがある)普通のグローブだとかなりキツイですが、この防水グローブとインナーグローブを合わせることで快適にツーリングすることができました。
ただ、天気の良い日中帯だと暑くなるので、いつも使っている HYOD のメッシュグローブも活躍しました。GW 時期の防水グローブとメッシュグローブ+インナーグローブの組み合わせがいいと思います。
大容量SDカード
これも前回の反省を活かして、大容量のSDカード(256GB)を購入して持っていきました。
以下で紹介した前回の九州ツーリングでは、複数枚のSDカードを持っていって管理が面倒だったので、次の長距離ツーリングに向けて SD カードケースを購入したので紹介。[sitecard subtitle=関連記事 url=https:/[…]
GFX50S II で RAW 形式で撮影すると1枚あたり約100MB になるので大容量のSDカードが必要でした。今回の撮影枚数としては 1,981 枚となり 198 GB の消費となりました。
服装はレイヤリングで対応
GW の時期だと天気によって気温のバラツキもあるし、太陽が出ているか出てないかと朝方・日中・夜とでは温度がかなり違うので服装の準備がすごく大事です。服装については前回の反省も活かしてレイヤリングで対応することにしました。
具体的に持っていった服装としては以下です。基本的な考え方は登山と一緒ですね。
- クシタニ アメニタジャケット(アウター)
- モンベル スペリオダウン ラウンドネックジャケット(ライトダウン)
- モンベル シャミースジャケット(フリース)
- ロンT(一番下に着る物になるので好みでいいです)
アウターとなるアメニタジャケットは雨と風は防いでくれるけど防寒性能はないので、インナーの②〜③の有無で温度調整を行います。具体的な使い分けとしては以下のような感じでした。また、アメニタジャケットはメインのファスナー部分の止める位置で大型のベンチレーションに出来たり、腕の部分のインテークからも風を入れることも出来ので、温度がかなり上がっても快適に使うことができるので凄くオススメです。
目安の温度 | 組み合わせ |
10℃ 以下 | ①+②+③+④ のフルセット |
15℃ 以下 | ①+③+④ のセット |
20℃ 以上 | ①+④ のセット |
こんな感じで、この組み合わせだけでかなりの温度に対応することができます。また、②のライトダウンについてはコンパクトに収納することができるので使わない時もあまり場所を取らないので絶対に持っていた方がいいです。
今回の反省点は日焼け止め対策のみ
前回は、初めての長距離ツーリングで反省点が色々とあったけど、今回は前回の反省点を活かして準備してきたので基本的には反省点はありませんでした。ただ、前回も失敗した日焼け対策をするのを忘れてて、初回の阿蘇へのツーリングが凄く天気が良くて、景色も最高でシールドを開けている時間も多かったためか目の周りと鼻の頭が日焼けして軽く皮が剥ける感じになりました。。
途中から日焼け止めを購入し対策し、それ以降は快適なツーリングとなりました。ちなみに購入した日焼け止めは以下のやつでサラサラで使えるので凄く良かったです。
最後に
やっぱり阿蘇・山口ツーリングは最高でした。私の場合には実家を拠点にして活動出来るので宿泊費がかからないのと、天気に合わせて予定を決めやすかったので凄くいいツーリングになりました。
GW 期間中は渋滞するようなことはあまりなかったけど、食事処や撮影スポットは人が多すぎて快適に過ごせないので、長距離ツーリングに行く人は思い切って何もないところで1週間程度休みを取って行ったほうがいいかなと思います。