パソコンと ZEN DAC Signature 間の接続用の USB ケーブルとして、ACOUSTIC REVIVE の USB ケーブル(R-AU1-PL)を購入したので紹介。
ACOUSTIC REVIVE USB ケーブル R-AU1-PL
ACOUSTIC REVIVE って?
アコースティックリバイブは、オーディオ関連のアクセサリーを販売しているメーカーです。創業は平成6年で群馬県にある会社みたいで歴史の長い会社ですね。アコースティックリバイブの製品作成の理念は以下のようです。
ソースに刻まれた信号をピュアに伝送し、よりリアルな音のステージをリスニングルームに解き放つ。それは私達の理念であり、Acoustic Reviveの由来がここにあります。私達は製品開発において、テクノロジーから素材の物性に至るまで、既成概念に捕らわれず、技術と感性を惜しみなく注ぎ、妥協することなく突き詰め続けております。
Acoustic Reviveは要求の厳しいプロの世界、とりわけレコーディング・スタジオやマスタリングスタジオで多くのエンジニアの支持を得て導入されています。また弊社の多くの製品が受賞、海外誌でも高く評価されております。
引用:https://acousticrevive.jp/about/
バイオリニストの葉加瀬太郎さんも自身のホームスタジオに Acoustic Revive のアクセサリーを大量導入して満足しているようです。
ACOUSTIC REVIVE の USB ケーブル ラインナップ
今回購入した USB ケーブルは、ACOUSTIC REVIVE の中では下のグレードになります。
製品名 | 特徴 | 実売価格(2023/07時点) |
USB-1.0SP-TripleC(1m) | ・オーディオ専用導体として開発された鍛造製法による夢の新導体PC-TripleCを採用 ・信号ラインと電源ラインを完全分離 ・USB端子には2017S航空グレードアルミ合金の削り出しボディを採用し、優れた制振効果により更に音質を向上 ・USB-1.0SP-TripleC は、出力側のA端子を2個使用し、信号ラインと電源ラインをプラグの時点から分離させる事で、更にセパレート構造を徹底 ・長さは特注に対応。0.5m あたり 15,000円(税別) | 63,162 円 |
USB-1.0PL-TripleC(1m) | 52,272 円 | |
R-AU1-SP(1m) | ・USB-1.0 Triple Cのノウハウはそのままに価格をおさえたバージョン ・オーディオ専用導体として開発された鍛造製法による夢の新導体PC-TripleCを採用 ・絶縁材には比誘電率に優れたフッ素樹脂を採用 ・R-AU1-SP は、出力側のA端子を2個使用し、信号ラインと電源ラインをプラグの時点から分離させる事で、更にセパレート構造を徹底 ・長さは特注に対応。0.5m あたり 5,000円(税別) | 23,958 円 |
R-AU1-PL(1m) | 19,602 円 |
ラインナップとしては大きく2つに分けれてて、1つのシリーズの中でパソコン側に接続する USB 端子を信号ラインと電源ラインを分離したプラグを搭載しているかの違いで合計4パターンになります。
今回購入したのは下のグレードで、信号ラインと電源ラインのプラグが分離されていないモデルにしました。プラグが分離されているバージョンだと、電源ラインの USB 端子をパソコンに刺したらノイズが乗るから意味ないかなと思い、そこに専用の電源を供給するのは面倒すぎるなと思い、プラグは一体型を選びました。
ラインナップを見てもらうと分かるけど、ハイエンドのUSB ケーブルだと約6万円という超弩級価格! 葉加瀬太郎さんの動画を見る感じ、ホームスタジをに採用されているのは当然だけど、こっちの上位グレードでした。
今回は頑張って下の USB ケーブルにしたけど、それでも 1m の USB ケーブルで約2万円という超絶価格笑
ACOUSTIC REVIVE R-AU1-PL の外観
流石に高級品だけあって、USB ケーブルなのに箱入り。
ケーブルは結構固めです。曲げると癖が付く感じです。ただ、質感は良くて所有欲は満たしてくれる。
端子の部分の質感も良し。ケーブルの部分を見てもらうと分かるけど、2つのケーブルが使われています。USB ケーブルの中身ってデータを転送するための線とバスパワー駆動とか充電で使うための電力線があるんだけど、電力線はノイズ元となるのでデータ線と分離している構造です。
パソコンと ZEN DAC Signature との USB 接続
これまでパソコンと ZEN DAC Signature 間の USB 接続に使っていたのは、エレコムから出ているオーディオ用と歌われている USB ケーブルです。約2,000円くらいかな?
ACOUSTIC REVIVE とエレコムのケーブルを比べるとこんな感じで、ACOUSTIC REVIVE の方は明らかにノイズ対策が優秀そうで期待できる。これが価格差10倍ってことか笑 まぁ、単純な品質の差というよりも大量生産か少量生産っていうところの差がデカそうだけど。
これまでも iFi audio の USB アクセサリの iSilencer+ と iDefender+ と iPurifier 3 を組み合わせて使ってたので、今回も同じ構成で行きます。
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最終構成としては「Windowsパソコン」→「iDefender+」→「iSilencer+」→「ACOUSTIC REVIVE R-AU1-PL」→「iPurifier 3」→「ZEN DAC Signature」という構成になりました。USB ケーブル周りの合計が約7万円くらいになってて、ZEN DAC Signature 本体の値段を超えとる笑
ZEN DAC Signature の背面はこんな感じになりました。iPurifier 3 と組み合わせると、USB ケーブルの重みでコネクタに変な力が掛かる感じがあったので、ゴムを挟んで負荷がかからないようにしました。
ACOUSTIC REVIVE R-AU1-PL で音は変わったのか?
で、USB ケーブルを変えただけで音質に変化はあったのか?
思ったよりも変化がありました! 具体的には雑味がなくなった様なクリアな音質になって見通しが良くなったように感じがするし音圧も若干上がった気がする。イメージとしては、音は見えないけど眼の前にガラスがあるとしたら、透明度が上がったような感じです。
私の勝手なイメージだけど、オーディオに興味がない人の音が良くなったというと自分色にガラスを染めていくイメージ(低音を強調したり)だけど、オーディオ好きな人って、ガラスの透明度を極限まで上げていくっていうイメージです。
今回の変化はスピーカーでもヘッドホンでも感じることが出来たけど、特にヘッドホンでの変化の感じ方が大きいな。後ろで鳴っている楽器やライブ映像だと声援が音の分離が良くなったからなのか埋もれずにキレイに聞こえるようになって臨場感が上がった。
USB ケーブルでここまで変わるんだな笑
最後に
USB ケーブルに2万円は高いと思うけど、お気に入りのアンプ・USB DAC・スピーカーを使ってて、もう一歩先に行きたい人はかなりいい選択肢だと思います!
私の環境で導入したいと思うアコースティックリバイブの製品としては、スピーカーケーブルも気になるんだよな。。
アコースティックリバイブのスピーカーケーブルは切り売りなので端子が付いてないけど、私はバナナプラグ付きが欲しいです。この前、ゼンハイザー HD6XX 用のバランスケーブルを購入した音光堂からバナナプラグに加工済みのケーブルが販売されてるんだけど、1.5m で 25,800 円というなかなかなの金額なので勇気がいるな。。
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