【2021年版】Amazon Alexa (アレクサ) を中心としたスマートホーム化の作り方

Amazon Alexa (アレクサ) を中心としたスマートホーム化の環境が整って来たので使い勝手とかを紹介します。

スマートホーム化について

スマートホーム化で出来ること

スマートホーム化で出来ることとしては以下です。

  1. 自宅内で音声操作で家電を操作する
  2. 自宅内でスマホから家電を操作する
  3. 外出先からスマホで家電(エアコンとか)を操作する

 

スマートホームに対応している機器単体でも、そこそこ便利なんだけど、一番便利だと思うのはスマートデバイスに一言話し掛けると、いろんな動作を連動して操作出来るところが一番の魅力です。現時点で私が使っているのは以下になります。

アレクサ、おはよう」と話しかけると以下の項目を自動実行します。通常だと毎朝起きるたびに4アクションを実施する必要があるけど、アレクサに話しかけるだけで自動実行してくれて凄く快適

  1. 天井照明を点ける
  2. パソコンデスクのデスクライトを点ける
  3. パソコンデスクの間接照明を点ける
  4. パソコンに繋がっているプリメインアンプの電源を入れる

逆に夜寝る時は「アレクサ、おやすみ」と話しけると朝とは反対の動作をするようにしてます。

 

その他に使っているのは、以下になります。

  1. エアコンの On/Off の操作
  2. 目覚まし機能

 

スマートホームの中心に Amazon、Google、Apple のどれを選ぶべきか?

スマートホームの中心となるのが、スマートスピーカーを提供している大手となり代表的なところは Amazon、Google、Apple の 3社 になります。

私のオススメとしては Amazon のアレクサ です。なぜアレクサを選んだかというと、アレクサに対応しているデバイスが豊富というところも根底にはあるけど、一番の理由が話しかける時に一番自然に話しかけられると言う点です。

 

各スマートスピーカーは、スマートスピーカーが操作を受け付けるウェイクワードというものがありますが、各社のウェイクワードは以下です。実際に声に発してもらうと分かるけど、Google と Apple は日本人には向いてないと思います。。

メーカーウェイクワード
Amazonアレクサ、○○○○○○ して
GoogleOK Goole、○○○○○○ して
AppleHey Siri、○○○○○○ して

 

注意点としては、スマートホーム対応機器は Amazon、Google にはほぼ対応してますが、Apple には対応していないものがあるので、Apple を選ぶ場合には注意が必要です。よほど Apple に拘りがなければ Amazon か Google を選びましょう。

 

Amazon アレクサでのスマートホーム化の実施手順

自宅に無線LAN環境は必須の装備

スマートホームを構築する上で、まず最低限必要になるのが無線LAN環境です。スマートホームデバイスは無線LANにつながる前提の物が多いため、無線LAN環境が無い人は無線LAN環境から準備しましょう。

無線LAN は Wi-Fi 6(家庭内のデバイスの高速化)と IPv6プラス(自宅とプロバイダ間の高速化)に対応しているものがオススメです。私は以下で紹介した NEC のルータを導入してます。

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Amazon アレクサのデバイス選び

Amazon アレクサを使うためには Amazon Echo シリーズが必要です。Amazon Echo シリーズは設置環境や利用用途に応じて様々な物が用意されています。私は以下のエントリーで紹介した 5.5型のモニターが付いた Echo Show 5 というものをパソコンデスクで使い、ベットサイドには Echo 第2世代(2018) のものを使用してます。

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出来るだけ価格を押さえたい人は、Echo Dot シリーズ。スピーカー性能とかは期待できないので、音楽再生とかの用途には向いてないと思う。

 

音楽再生も視野に入れている人は、値段は張るけど Echo Studio

私も 2021年1月に購入しました。買って損はなし。

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スマートホームに対応してない家電もスマートホーム化可能

スマートホームに対応していない機器も、Amazon アレクサと連携させて使うことができます。前段で紹介した私の環境でも各機器の操作は以下のとおりで、スマートホームに正式対応しているのもはデスク用の間接照明(Philips Hue)のみです。

対象デバイスデバイスのスマートホーム対応実現している方法
天井照明×赤外線リモコンと連動し、On/Off を実現
パソコンデスクのデスクライト×Amazon スマートプラグと組み合わせて実現
パソコンデスクの間接照明スマートホームに対応した Philips Hue を使用
プリメインアンプ×赤外線リモコンと連動し、On/Off を実現
エアコン×赤外線リモコンと連動し、On/Off を実現

 

ということで、殆どの機器は赤外線リモコンが使えるものなので、Amazon アレクサと連携出来る赤外線リモコン装置を使って実現してます。

 

Amazon アレクサと連携出来る赤外線リモコン対応機器を選ぶ

私が使っている Amazon アレクサと連携出来る赤外線リモコンは eRemote mini ってやつを使ってます。基本的な機能としては、スマホのアプリを操作して赤外線リモコンに対応した機器の操作が可能になる物です。

 

ただ、初期のセットアップとかイマイチ安定してない時があるので、あまりオススメでは無いかな。。Youtube とかのレビューを見るとNature Remo mini っていうのが良さそうな感じ。eRemote mini が壊れたら買い直してみよう。

Nature スマートリモコン Nature Remo mini ネイチャーリモミニ Remo-2W1 Alexa/Google Home/Siri対応
Nature Remo

 

構成イメージとしてはこんな感じです。操作したい機器が赤外線リモコンに対応していれば基本的には対応可能です。有名所のテレビとかエアコンはデフォルトで登録されているので、そのプリセットを使えるし、プリセットに無いものも学習機能を使えば赤外線信号を覚えさせることが可能です。

スマートホーム, 赤外線リモコン

 

eRemote Mini を操作するスマホアプリの画面はこんな感じです。ここで付けた機器の名前をアレクサから呼ぶ必要があるので、呼びやすい名前を付けておいた方がいいです。

eRemote Mini

 

スマホアプリからだと ON/OFF とかのボタンを押せばリモコン代わりになります。アレクサを通じで音声操作する時は以下のような感じです。

  • アレクサ、エアコンを点けて
  • アレクサ、エアコンの温度を 25℃にして
  • アレクサ、天井照明を点けて
  • アレクサ、アンプを切って

 

この eRemote mini は外出先からの操作にも対応しているので、外出先からエアコンの電源を入れることが出来ます。そのため、夏とか暑い時に帰宅中にエアコンを On にすることで、帰宅した頃には部屋を涼しくすることも可能です。

 

Amazon アレクサと連携出来る照明(ライト)を選ぶ

私が使っている天井照明はスマートホームには対応してなくて赤外線リモコンで操作してますが、照明の中にはスマートホームに対応しているものがあります。所有している照明としては Philips Hue シリーズをパソコンデスクの間接照明として使ってます。

具体的な商品名としては Philips Hue Play ライトバー ってやつです。

 

ただ単体だと Amazon アレクサとは連携できないので、連携するためには Philips Hueブリッジ が必要です。

 

構成イメージとしてはこんな感じです。Philips Hue ブリッジを使えば、Philips Hue の照明を 50個まで制御することが可能です。

スマートホーム, Philips Hue

 

Philips Hueブリッジを使えば、複数の照明をグループ化できたりして、纏めて消したりすることも可能です。Philips Hue のスマホアプリの画面はこんな感じです。私は Philips Hue Play ライトバーを2本使ってますが、2本を「デスク間接照明」というグループに纏めてます。

Philips Hue アプリ画面

 

Philips Hue Play ライトバーは 1600 万色以上に対応しているので、アプリ内で細かく色を調整することも可能で、間接照明の色を好みの色にすることができます。上記のようにグループに纏めておくと「アレクサ、デスク間接照明を点けて」といえば、Philips Hue Play ライトバー2つが同時に操作できます。

 

Philips Hue Play ライトバー は間接照明用だけど、普通の照明としては E26 ソケット E17ソケット に対応している LEDライトが販売されてます。

 

Amazon スマートプラグ でコンセントをスマートホーム化

スマートホームに対応してなくて、赤外線リモコンに対応してないものでも、条件を満たせばアレクサと連携することができます。

私の環境ではデスクスタンドがそれに当たります。デスクスタンドは電源の On/Off の物理スイッチだけが付いている単純な機器なんですが、こういった単純な機器であれば、Amazon スマートプラグを使えば連携できます。

Amazon スマートプラグは以下のエントリーで書いてます。

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Amazon純正 スマートプラグ

 

Amazon スマートプラグの機能としては、コンセントの電源の On/Off だけです。なので、コンセントの抜き差しだけで使えるのもであれば対応可能です。注意が必要なのは、コンセントを差した後に本体側のボタンを操作しないと電源が入らないようなものだと使えません。

 

Amazon アレクサの定型アクションが便利

冒頭で紹介した「アレクサ、おはよう」で操作してた部分が、アレクサの「定型アクション」という機能です。これまで紹介したスマートホーム化した機器とかを一つずつ音声操作しようとすると以下のようになります。

  1. アレクサ、天井照明を点けて
  2. アレクサ、デスクライトを点けて
  3. アレクサ、デスク間接照明を点けて
  4. アレクサ、アンプを点けて

 

毎朝、アレクサに4つ話し掛けるのは面倒です。こういう時に利用するのが定型アクションという機能で、色んな操作を事前に定義しておくことで決めた言葉をいうだけで自動実行することが可能です。

定型アクションの設定は「Amazon Alexa」アプリから設定できます。実際の画面はこんな感じで「その他」→「定型アクション」から出来ます。

Amazon Alexa 定形アクション

 

Amazon アレクサはアラーム機能も便利(スマートホームとは関係ないけど。。)

スマートホームとは関係ないけど、Amazon アレクサはアラーム機能も便利です。

アラームは定型アクションメニューの上にあります。また、定型アクションの実行条件として音声操作だけでは無くて「アラームを止めた時」という条件も指定できるので、アラームを止めた時に自動実行したいアクションを設定出来ます。

私は以下の画面のように「天気予報を読む」を設定して、その日の天気を聞いてます。

Amazon Alexa アレクサ, アラーム設定

 

最後に

1つのデバイスだけを操作するだけだとスマートホーム化の魅力は低いけど、複数の機器を連携させたりすると格段に利便性があがるので便利です。毎日決まったルーティーンを行っているような人であれば凄く効率が上がるのでオススメです。