前から欲しいと思っていた iFi audio の ZEN Blue v2 だけど、たまたま公式サイトを見てみると 2022年9月1日から価格改定があり大幅値上げ(22,000円→33,000円)との情報があったので今のうちに購入したの簡単に紹介します。
iFi audio ZEN Blue v2 について
Bluetooth ストリーマー
ZEN Blue は Bluetooth DAC で以下の機能を持ってます。
- スマホ、タブレット、PC、Mac などと Bluetooth 接続を行い、デジタルまたはアナログ出力が出来る
- Bluetooth は Bluetooth 5.0(aptX、aptX HD、aptX Adaptive、aptX LL、LDAC、HWA/LHDC、AAC、SBCコーデック)に対応しているため、再生機器が対応している最高音質で接続が出来る。
- デジタル出力は「同軸ケーブル」または「光角ケーブル」に対応
- アナログ出力は「RCAケーブル」または「4.4mmバランス」に対応
私はこれまで iFi audio の製品は以下で紹介した「ZEN DAC Signature」「ZEN CAN Signature」「iPurifier 3」などを使用しており、音質に関しては信頼してるので、今回も迷いなく購入できました。
2021/4/20 発売の Zen Signature Set が届いたので開封とファーストインプレッション(1日間使用した状態)をします。Zen Signature Set についてZen Signature Set は3つの製品[…]
前々から興味はあったんだけど、値段が値段だったので購入は躊躇してたんだけど、導入してみたら思った以上に効果があったので紹介。iFi audio iPurifier 3 って?オーディオを噛じっている人であれば知ってる人が多い[…]
iFi audio ZEN Blue v2 の開封
化粧箱は iFi audio のいつもの感じ。
内容物はこんな感じで AC アダプタも同梱されてました。いつか AC アダプタもアップグレードして「iPower II」とかにしてみたいな。
前面はすごくシンプルでペアリングのためのボタンと接続状態がわかる LED のみになってます。
LED の色によって以下の接続状態がわかるのでマニアが喜ぶ感じです。
フォーマット | LED(中央) |
SBC | 消灯 |
AAC | 黄 |
aptX | 青 |
aptX HD | マジェンタ |
aptX Adaptive | 緑 |
aptX LL | 赤 |
LDAC | シアン |
HWA | 白 |
kHz | LED(右側) |
44/48 | 青 |
99/96 | 白 |
背面はこんな感じで、左から以下になってます。
- 4.4mm バランス出力
- シングルエンド RCA 出力
- デジタル/アナログ切り替えスイッチ
- デジタル出力(同軸)
- デジタル出力(光角ケーブル)
- アンテナ
- DC5V 電源
アンテナ端子に同梱のアンテナを接続します。
4.4mm バランス → XLRオス ケーブル
私はバランス接続を行いたかったので 4.4mm バランス → XLR オスケーブルを購入しました。iFi audio からも出てますが値段が高すぎて手が出ませんでした。。
ということで中華製の以下にしました。値段は iFi audio の 1/5 以下です。
梱包も丁寧でした。
質感もすごく良くて満足。ケーブルの長さは 30cm です。
XLR 端子側はこんな感じです。
私の使い方
私が ZEN Blue を購入したのは、以前購入した以下のプロジェクターで使用するために購入しました。プロジェクターはかなりのお気に入りで、ほぼ毎日寝る前に使っているので、音の部分を少し強化しようと思って ZEN Blue を購入しました。
XGIMI Elfin というホームプロジェクターを購入して暫く使ってる(約2ヶ月程度)んだけど、凄く良かったので紹介。(購入するときは心のどこかでどうせ使用頻度は低くなるんだろうなと思ってたけど、ほぼ毎日使うくらいの使用頻度になってます![…]
これまでの構成
ZEN Blue を購入する前の構成としては、以下になります。
項目 | 機器名/構成 |
プロジェクター | XGIMI Elfin |
音声接続 | 3.5mm ステレオジャックで接続 |
パワーアンプ | Thomann S-75mk2 |
スピーカーケーブル | FosPower 16AWG |
スピーカー | WHARFEDALE EVO4.1 |
この構成でも、音質にはまったく不満がないくらい良かったです。プロジェクターでは約100インチ程度で映像も見れて、クリアな音声で楽しめてました。
ちなみにパワーアンプやスピーカーは以下で紹介してるやつです。
プロケーブルが激押ししていることで有名なトーマンのパワーアンプ S-75mk2 をPCオーディオ用として購入してみました。 Thomann (トーマン) S-75mk2 についてプロケーブルでのラインナップ[…]
ZEN Blue を入れた構成
「これまでの構成」でも問題はなかったんだけど、もっと音質を上げたいなということで「3.5mmステレオジャック」で接続している部分を高音質化することにしました。3.5mm ステレオジャックで接続する場合には、DAC(デジタルからアナログへの変換)はプロジェクター内で行われるのでオーディオ的なアプローチが行われていないと思うので、この部分を信頼する iFi audio に変えることにしました。
プロジェクターの「XGIMI Elfin」は音声出力は「3.5mmステレオジャック」か「Bluetooth」の2択になるので、今回は Bluetooth 接続が出来る DAC となる「ZEN Blue v2」を選びました。
変更後の構成は以下のとおりで、変更部分は赤字にしてます。
項目 | 機器名/構成 |
プロジェクター | XGIMI Elfin |
音声接続 | Bluetooth 5.0 |
Bluetooth DAC | ZEN Blue v2 |
音声接続 | 4.4mm バランス接続 |
パワーアンプ | Thomann S-75mk2 |
スピーカーケーブル | FosPower 16AWG |
スピーカー | WHARFEDALE EVO4.1 |
iFi audio ZEN Blue はパワーアンプ(Thomann S-75mk2)の上に設置しました。
この設置位置であれば、30cm のケーブルがぴったり。
Bluetooth 接続での遅延も感じない
Bluetooth 接続で問題の出やすい遅延問題ですが、まったく気になりませんでした。基本的に Bluetooth は遅延があるので映像と合わせて見るときにはリップシンクが合わなくなる問題がありますが、今回の構成では OK でした。
Bluetooth の再接続は高速で不満なし
購入時に少し不安に思ってたのが、プロジェクターの電源を入れた後の Bluetooth の再接続がうまく行かずにイライラするかもとあったんですが、そんな不安は全く不要で、プロジェクターの電源を入れると直ぐに再接続されて快適に利用出来ます。
パワーアンプ(Thomann S-75mk2)のスリープ機能が使えない
パワーアンプ(Thomann S-75mk2)には音声信号が来ない場合には、自動的に電源が切れて、音声信号が来た場合には自動的に復帰してくれる機能があります。3.5mm ステレオジャックで接続していた時には問題なく機能してたんですが、ZEN Blue で接続した場合には音声が出てなくても Thomann S-75mk2 としては音声が来ていると判断されてるみたいで自動的にスリープになってくれなくなりました。
音質の向上はあったのか?
で、肝心の音質の向上はあったのか? についてですが、明らかに良くなりました!
音の分離も良くなったし聞いてて心地よい感じになりました。映画とかを見てるとセリフ部分はそこまで大きな違いはないけど BGM とかが凄く綺麗に聞こえるようになりました。いい音で聞いてるなというのが実感出来ます。
最後に
iFi auido だけあって、今回も満足な買い物をすることが出来ました。購入を迷っている人がいれば、2022年9月1日から価格改定なので安いうちに購入しておいた方がいいと思います。