サブPCとして使用している自作PCがあるんだけど、作ったのは 2016年2月なので約8年前となります。
利用用途としてはディスクを多めに繋いでいて、メインPCから NAS みたいな感じで使ってます。そのため、スペック自体は全く必要無いし、壊れない限り今のままでまったく不満はないんだけど、最近、知り合いの自作PCの組み立てを代行して自作PC熱が高まってしまって自分のPCも何かしたいなーと思ってました。
元々、利用期間も長いし、そろそろ作り替えようかなと思っていたけど、Windows 10 のサポートが切れる2025年10月まで使って、Windows 11 に入れ替えるタイミングで買い換えようと計画してました。そのため、今の段階ではあまりお金は使いたくないなと思って出来ることを考えていたら、サブPCで利用しているCPUが Intel Pentium G4400 という Intel 第6世代CPU となる2コアの CPU だったので、ここをアップグレードしようかなと思いました。
Intel Core i5 6600
中古で 4,980円
Core i5 6600 は発売直後は 25,000円前後くらいだったかなと思いますが、流石に発売からかなりの年月が経っているので、中古で 4,980円でした。
これまで使っていた Intel Pentium G4400 とのスペックの差は以下となります。
項目 | Intel Pentium G4400 | Intel Core i5 6600 |
世代 | Intel 第6世代 | |
アーキテクチャ | Skylake S | |
プロセスルール | 14 nm | |
コア数 | 2 | 4 |
スレッド数 | 2 | 4 |
クロック周波数 | 3.30 GHz | |
ターボ クロック周波数 (1 コア) | - | 3.90 GHz |
ターボ クロック周波数 (全て コア) | - | 3.60 GHz |
内部グラフィック | Intel HD Graphics 510 | Intel HD Graphics 530 |
TDP | 51 W | 65 W |
基本的にはコア以外はほぼ同じCPUになってます。単純にコア数が2から4つに倍増しているので、CPUを使う処理がパワーアップした形になります。あと、ターボクロックも有効なので、熱処理さえできれば少しだけクロック数も上がります。
中古だけど元箱付きでした。
リテールクーラーも付いてました。
Core i5 6600 本体。
約8年間起動しっぱなしで利用していた Pentium G4400。G4400 は発熱が全くないのでリテールクーラーで運用してました。
CPU クーラーは外して、G4400 から Core i5 6600 に換装。
CPUグリスは MX4
中古で 4,980円の CPU なので CPU グリスにはあまりお金を掛けたくなかったけど、無難に定番の MX4 にしました。
リテールクーラーを装着して交換が完了。
リテールクーラーだとフルロードで最高 95 ℃
これまで使っていた Intel Pentium G4400 だとリテールクーラーでもフルロード(100%負荷)時の CPU の最高温度は 50 ℃を超えないくらいでまったく問題なく使えていました。
Core i5 6600 をリテールクーラーで冷やしてみる
Pentium G4400 から Core i5 6600 に変えると、コア数が倍(2core → 4core)になってターボクロック時に最高で 3.60GHz まで行くのでリテールクーラーでどこまで冷やせるか試してみました。今は 2024年2月上旬ですがエアコンを付けている室温は約24℃くらいの環境です。
CPU 負荷を 100% を掛け続けたところ、最高温度は 95℃ を記録しました。。
サブPCの CPU をスペックアップした1つの要因に、メインPCの CPU に負荷をかけたくない時(ゲームしている時とか)にサブ PC で動画エンコードすることを想定してました。そのため、長時間 100% の負荷を掛けても安心できる温度を維持できる必要があります。
CPU クーラーをパワーアップ(DEEPCOOL AK400)
ということで、リテールクーラーだと無理だったので、空冷クーラーでコスパのいいものを探してみると、DEEPCOOL の AK400 が安くて性能が良いみたいなので購入してみました。約3千円くらいです。ただ、中古の CPU が 4,980円だったのでちょっと複雑な気分 笑
内容物はこんな感じ。対応しているソケットは、Intel LGA1700/1200/1151/1150/1155 と AMD AM5/AM4 なので基本的にはどんな環境でも利用出来ると思います。
上からみるとこんな感じ。付属されているファンは普通の 120mm ファンです。
CPU への接地面はこんな感じで、ヒートパイプが直接 CPU に触れるタイプなのが魅力的。
実際に取り付けるとこんな感じ。装着も簡単でした。
利用しているケース(Node 804)がキューブタイプで少しだけ不安だったけど、高さも問題ありませんでした。
ケースファンをパワーアップ
利用しているケースについては、Fractal Design の Node 804 っていうケースを使ってて、Pentium G4400 は発熱が無いし GPU も使ってないというのがあったので、ケースに標準で3つのファンが付属してますが、実際に稼働させているのは2つだけという状態でした。
Core i5 6600 に変えて CPU からの排熱が増えるというのがあって、夏になると不安だなということでケースファンを2つ追加して、合計5つのファンを使って冷却するように構成変更しました。ただ、中古で5千円の CPU のためにあまりお金を掛けたくなかったので、できるだけ安価で良さげなケースファンを選んでみました。あと、利用しているマザーボードは低価格帯のものというのがあって、ケース用のファンコネクタが2つしかついてないので、合計5つのファンを駆動させるために、3分岐ケーブルを2つ追加購入しました。
元々ケースに付属していた3つのケースファンを全てフロントに移植。このケースはキューブ型だけどファンも大量に付けられるから、内部の構成に応じて対応出来るのが魅力的。
追加購入した2個のケースファンについては、背面に設置しました。写真は取り忘れました。。
CPU 温度が大幅改善
CPU クーラーを交換後にフルロードにてテストしたところ、CPU の最高温度は 63℃ となり、リテールクーラーの 95℃ と比べると 32℃ も下がる結果となり大満足。これだけ温度が下がってくれればお金を掛けた甲斐がある。
最後に
8年前の PC だけどスペックには不満は無くなって、冷却性能も安心して利用できるレベルになったので、これで、Windows 10 のサポートが切れる 2025年10月まで安心して使えそうです。あとは、Windows 11 にする際にサブPCとメインPCを作り変えることになるからお金を貯めとかないかなと。。