AVアンプとして「Marantz SR6015」を使ってますが、有料アプリの「Audyssey MultEQ Editor app」を購入してみたので紹介。
Marantz SR6015(AVアンプ)
スピーカー構成など
現在利用しているAVアンプの Marantz SR6015 のスピーカー構成とかは以下に書いてます。
以前紹介したAVアンプ(マランツ NR1711)を購入してから約2年が経過しました。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://fuji-x-life.tokyo/marantz-nr1711/ targ[…]
この前、AVアンプを NR1711 から SR6015 にアップグレードして、ハイトスピーカーを4個利用出来るようになったので、ハイトスピーカー用のスピーカーを1組追加することにしました。[sitecard subtitle=関連記[…]
自動音場補正(Audyssey MultEQ)
MarantzのAVアンプに限らず、各社のAVアンプにも自動音場補正の機能はついていると思います。自動音場補正を使うとスピーカーの特性や部屋の鳴りの特性などをマイクで測定して補正することで理想的な音にしてくれる機能になってます。
MarantzとDENONのAVアンプについては、「Audyssey MultEQ」という機能の自動音場補正機能が付いてて利用することが可能です。
この機能自体は無料で使うことが可能になってますが、今回購入した有料アプリの「Audyssey MultEQ Editor app」を使うことで、補正状態を可視化したり細かな設定を自分でカスタマイズが可能になるアプリになってます。このアプリは iPhone/iPad 版は3,000円でAndroid版は2,400円となかなかの金額がするアプリになってます。ただ、アプリ目線で見ると高額だけどオーディオ機器と考えたらそこまでの金額に感じないという不思議 笑
無料で使える「Audyssey MultEQ」でも満足出来てたし、自分でカスタムするセンスも無いしなと思って購入せずに来たんですが、使っている人の感想を見てると人によってはカスタムせずとも無料機能よりもスピーカー間の繋がりが良くなったというものをみて試してみようとなりました。
Audyssey MultEQ Editor app
iPhone/iPad版を購入
私はタブレットは iPad を使ってるので App Store で購入。
Audyssey MultEQ Editor app から測定の実施
アプリを起動して「新規作成」をタップ。
同じネットワークに繋がってるAVアンプを自動検出してくれるのでタップ。
AVアンプ側で設定している現状のスピーカー構成を表示してくれます。無料のやつはAVアンプのリモコンを使いながらする必要があるので面倒でしたが、こっちは iPad の画面で操作出来るので凄く楽。
いつものマイクを使った測定が開始されます。
測定が終わると、以下の機能の有効/無効の画面が表示されるので好みに設定して「次へ」をタップ。
Audyssey MultEQ Editor app の測定結果の確認、カスタマイズ
測定した結果を確認したり好みの設定に変更できるメニューは以下です。
スピーカー検出結果画面。
「ルーム補正」画面。
AVアンプ本体の無料の「Audyssey MultEQ」だと測定結果と補正結果を見ることは出来ないけど、有料アプリだと測定結果が見れるので、この画面を見るだけで有料アプリを買った満足感がある笑 この画面はスピーカー単位で結果を確認することが出来、以下の画面は「フロント左」なので「JBL 4309」の結果になってます。これを見ると素の状態だと低音が出すぎてるのかな?
「ターゲットサウンドオプション」だと高域の出方を選べるみたい。
「中音域補正」はスピーカーの種類単位で On/Off が設定出来ます。
「カーブエディター」ではスピーカーの種類単位で自分でカーブをカスタマイズすることが出来ます。
「Audyssey設定」では各機能の On/Off が設定できます。私は全て On が好みなので On にしてます。
Audyssey MultEQ Editor app の設定内容をAVアンプに転送
ここまでの結果はAVアンプには適用されていないので、補正結果やカスタマイズ結果をAVアンプに転送する必要があります。転送に関しては左上のアイコンをタップするし「AVアンプへ転送」をタップ。
同じネットワークにいるAVアンプが表示されるので転送先のAVアンプをタップ。
「転送する」をタップ。
SR6015 は Audyssey の測定結果を「プリセット1」と「プリセット2」に保存できるので、どっちに保存するか選択します。「プリセット1」には本体に無料でついている「Audyssey MultEQ」での補正結果を保存してたので、今回は「プリセット2」を選びました。
AVアンプへの転送が開始されます。転送自体は1分もかからず完了します。
これだけで適用は完了です。AVアンプ本体での操作は不要なので操作性だけでも有料アプリの方が使い勝手はいいな。
Audyssey MultEQ Editor app で音は変わった?
で、肝心の音はどうかというと、体感できるレベルで各スピーカー間の繋がりが良くなりました。
ただ、カスタマイズしない限りはAVアンプに無料で付いている「Audyssey MultEQ」と変わらないのかなと思ってたんだけど、これはプラシーボなのか?とも思ったけど、本体の「Audyssey MultEQ」で計測した「プリセット1」と「Audyssey MultEQ Editor app」で計測した「プリセット2」を聴き比べても違いを感じるんだよな。
個人的には音質は良くなったことを体感できたので、アプリとしては高額でしたが買って正解でした。
最後に
AVアンプを使っている人は音場補正の効果は抜群なのは理解できていると思いますが、今回改めて音場補正の効果を確認出来ちゃうと、PC用のスピーカー環境も音場補正を導入したくなるんだよなー