前から欲しいなと思っていたけど、高級すぎて考えないようにしていた有線イヤホンの Meze Audio の「RAI PENTA」を購入したので紹介。
購入したきっかけ
Meze Audio の「RAI PENTA」という有線イヤホンは前から欲しいなと思ってたんだけど、新品価格が 128,000円というド級価格なので、欲しくならないようにあまり考えないようにしてました笑
ちなみに、Meze Audio はルーマニアの会社で、有線イヤホンよりも有線ヘッドホンで有名です。ハイエンド有線ヘッドホンは約50万円という超弩級価格で、一般人が手を出せると価格帯ではないです。一応、有線ヘッドホンのエントリーは3万円くらいからはあります。
情報をみてると「RAI PENTA」が生産終了したみたいで在庫限りになってました。まぁ、2019年4月発売の機種で4年以上販売されている機種なので販売終了になるのは不思議ではないんですが、もう買えなくなっちゃうのかと思うと、物欲がモリモリと湧いてきました。
ただ、私の生活スタイル的に、有線イヤホンの優先度は高くないので、それに 128,000円出すのはキツイなと思っていたところ、中古相場ってどうなんだろ思って調べたところ、フジヤエービックの AB+品で 77,900円で販売されてました。この金額でもなかなか勇気がいる金額だけど、新品価格と比べると購入障壁は減ったので、今回は中古での購入としました。
持っている有線イヤホン
今持っている有線イヤホンは以下で、メインは「LETSHUOER S12 Pro」です。値段的には一番高くても2万円台くらいの有線イヤホンなので、今回の Meze Audio の「RAI PENTA」はかなり冒険した金額です。
- LETSHUOER S12 Pro(中華イヤホン)
- Sennheiser IE200
- BQEYZ Summer(中華イヤホン)
- SHURE SE425
- KZ ZSTX(中華イヤホン)
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Meze Audio 「RAI PENTA」
Meze Audio 「RAI PENTA」の開封
中古だけど箱も付いてました。特段高級感はないかな?
付属品も全て揃ってました。イヤーピースも色んなタイプが付属してました。
イヤーピース以外の付属品は以下でした。
シェルは 1つのアルミブロックから精密CNC加工で切り出されているだけあって、凄くキレイですね。この造形だけで所有欲が上がる。
ノズル部分も金属でした。あと、ノズルに3つの穴が空いているのも珍しい。もう一つ珍しいのが、シェル部分に筐体内のエアフローをコントロールするためのポートが空いてるのが特徴かな。
ドライバは 4BA+1DD 構成
Meze Audio RAI PENTA のドライバ構成は、中高音用としてBAドライバが4つと低音用として1つのダイナミックドライバのハイブリット構成になってます。多ドライバ構成は全体の音の一体感を出すのが難しいと思うので、チューニングバランスが腕の見せどころって感じです。
ノズル部分の3つの穴についてですが、メーカーが公開している以下の写真を見ると、一番大きい穴が低音用のダイナミックドライバに繋がってて、小さい方の2つの穴は、1つの穴に2つの BA ドライバが繋がっているようです。この穴のサイズとか長さとかも音質調整に影響してるんだろうな。
艶がある音で完璧
中古なのでエージングとかは関係ないと思うので、早速普通に聴いてみると、笑っちゃうくらい音がいい笑
音については、私好みの美麗系サウンドで、女性ボーカルとか弦楽器とかピアノの音が凄くキレイに聞こえて、音楽を聴いてて心地よくなるイヤホンだなぁ。これはいい。というかめちゃくちゃいい。
それでいて、ダイナミックドライバを使っているだけあって、低音についても必要十分に出てて、ここも心地よく聴ける要因なのかな。
この RAI PENTA のいいところは、BAドライバを搭載してるから解像度は高いんだけど、不思議と聞き疲れしない感じで高音が刺さる感じもしないし、チューニングバランスが凄いな。あと、このイヤホンが変わってるのが、エアフローをコントールするためにシェルにポートが開いてるってところです。このおかげかはわからないけど、密閉感がないので長時間つけてても耳への負担が少なく感じます。
うーん、値段が高いだけあるけど、これは買って後悔しない有線イヤホンだなー
ゼンハイザー IE200 用の 4.4mm バランスケーブルをお試し試聴
Meze Audio RAI PENTA は標準だと 3.5mmシングルエンドのケーブルが付属してて、4.4mmバランス接続も試してみたいなと思っていたところ、この前購入した IE200 用のゼンハイザー 4.4mm バランスケーブルが MMCX だなということを思い出して、試しに接続してみたら普通に使えました。
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4.4mm バランスケーブルを試した感想としては、ちょっとイマイチでした。。
これはバランス接続の影響なのかゼンハイザーのケーブルの影響なのかはわからないけど、付属していた 3.5mmシングルエンドのケーブルに比べると、音がスッキリする感じになって音の余韻とかが無くなって艶やかさがなくなる感じなんだよな。
これなら標準付属の 3.5mmシングルエンドのケーブルの方が好みなので、標準ケーブルを使っていこう。
色んなイヤーピースを試してみる
イヤーピースで装着感だったり音の傾向も変わるので、持っているイヤーピースを全て試してみて相性がいいものを探ってみました。左から順番に以下です。
- RAI PENTA 純正イヤーピース
- AZLA SednaEarfit Crystal
- Symbio Eartips
- COREIR
- Crystalline Audio クリスタルチップス
色々試したところ、一番相性が良かったのがウレタンタイプの「Crystalline Audio クリスタルチップス」でした。標準のイヤーチップもいいなと思ってたけど、「Crystalline Audio クリスタルチップス」に変えて聴いた瞬間「あっ、この音好き」って思うくらいいい感じになりました。標準のイヤーチップに比べると、少しだけウォーム寄りになって更に心地よい聞き心地になりました。
あと、ウレタンタイプなので装着感も抜群なので、これはオススメの組み合わせ。
遮音性はイマイチ
シェルに穴が空いている影響かはわからないけど、通常のカナル型でウレタンタイプのイヤーピースを使ったものにしては、遮音性がイマイチな気がします。ただ、私はこの有線イヤホンは外での利用予定はないので問題ない。
最後に
中古だとしても、なかなか勇気のいる値段での購入になったけど、一切後悔のない買い物でした。ここまで良いと、リケーブルも試してみたいな。