QUAD Vena II (プリメインアンプ) をデスクトップオーディオ用として導入

パソコン用のオーディオ環境として QUAD Vena II というプリメインアンプを導入したので簡単にレビュー。

これまでのパソコン用オーディオ環境について

テレワーク生活が始まってからパソコンのオーディオ環境に凝りだして、以下のエントリーで紹介したとおりの経緯を辿ってきました。

オーディオに凝るまでは「harman/kardon SoundSticks II」という 3.5mm ジャックを接続して使用する 2.1ch のシステムを使ってました。正直、音に関しては十分で不満という不満は無かったんだけど、本格的なものを体験したいなという思いでブックシェルフスピーカーを導入することになりました。

スピーカーは DALI OPTICON1 で、アンプに関してはあまり予算をかけずに中華USB DAC&中華アンプにしました。

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DALI OPTICON 1

 

その次は中華アンプをリプレースして、プリメインアンプとしてマランツ PM6006 を導入しました。中華USB DAC に関してはヘッドホンアンプとして継続利用してます。

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Marantz PM6006 プリメインアンプ

 

次は見た目に一目惚れしてワーフェデール EVO4.1 のホワイトモデルのスピーカーを購入。

 

最後はパワーアンプとしてトーマン S-75mk2 を購入しました。

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Thomann (トーマン) S-75MK2

 

QUAD Vena II について

QUAD Vena II を発注したのは3ヶ月前

今回購入した QUAD Vena II については、実はマランツ PM6006 を購入する前に発注(2020年8月)だけしてました。ただ在庫がなくて納期未定状態でいつ来るかもわからない状態で我慢できずに PM6006 を購入して繋いでいる状態でした。

なので PM6006 に不満があって QUAD Vena II を購入したわけではないです。

QUAD Vena II を選んだ理由としては、以下です。

  1. 小さい筐体(パソコン机の上に設置するので小さいは正義。PM6006 よりも2周りくらい小さいです)
  2. 入力系統が豊富(USB、Bluetooth、光デジタル、同軸デジタル、AUX、PHONO)
  3. 見た目がカッコいい(あまりオーディオ機器っぽくなくてシンプル)
  4. 頑張って出せる値段の中で音も良さげで上記を満たしてる

 

QUAD Vena II の現在の実売価格としては 約14~15万円 なので購入するのはかなりの勢いが必要でした。。

 

QUAD Vena II の外観

見た目は凄くシンプルで、中央列の一番左からは以下です。

  1. リモコン受光部
  2. 入力ソース切替ボタン8個(ソースをダイレクトに押せるので便利)
  3. 音量調整ダイヤル(クリック感はなくてリニアに動きます)

 

下段には以下の2つです。

  1. ヘッドホン端子
  2. 電源ボタン

QUAD Vena II

 

上面はこんな感じ。

QUAD Vena II

 

QUAD Vena II のインターフェースは豊富

背面端子はこんな感じです。

  1. Bluetooth(apt-X対応)(写真ではまだアンテナは差して無いけど、ANTENNA ってところにアンテナを差します)
  2. アナログ入力としては、RCA 端子で PHONO、AUX1、AUX2
  3. アナログ出力としては、RCA 端子でプリアウトが1系統
  4. スピーカーへの出力端子はバナナプラグにも対応

QUAD Vena II 背面端子

 

  1. デジタル出力としては、光デジタルx1/同軸デジタルx1
  2. デジタル入力としては、同軸デジタルx1/光デジタルx2/USBx1

QUAD Vena II 背面端子

 

基本的にはパソコンで使うので USB 接続が前提となります。たまに iPad とかを繋げたい時は Bluetooth を使う感じです。

 

QUAD Vena II は USB 接続で 最大PCM:384kHz/32bit DSD/11.2MHz まで対応

これまで使っていた PM6006 は 192kHz/24bit までの対応だったけど、QUAD Vena II は USB で接続することで、最大 PCM:384kHz/32bit、DSD/11.2MHz まで対応してます。ただ、私の使い道ではそんなハイレゾ音源は使うことは無いので、完全に宝の持ち腐れだけど、将来的に使うかもしれないのであって損はない。

日本でのハイレゾ音源の販売サイトの大手としては e-onkyomora だと思うけど 384kHz/32bitDSD/11.2MHz に対応している楽曲は少な目で対応しているのはほぼクラシックとかそのあたりです。ちなみに、今日時点(2020/12/03)では以下の件数でした。

配信サイトPCM:384kHz/32bitDSD/11.2MHz
e-onkyo3アルバム610 アルバム
mora0 アルバム20 アルバム

 

PCM:384kHz/32bit DSD/11.2MHz を実現するためか、QUAD Vena II をパソコンに USB で繋ぐだけでは認識してくれません。そのため付属している CD メディアに格納されているドライバを導入する必要があります。導入手順としては以下です。

  1. パソコンと QUAD Vena II を USB ケーブルで接続
  2. QUAD Vena II の入力ソースを USB に設定
  3. 付属の CD メディアに ZIPファイルがあるので解凍してドライバのインストールして OS 再起動
  4. コンパネのサウンドから QUAD Vena II の詳細タブから共有モードじのサンプルレートを選択

 

リモコンは凄くシンプル

リモコンも付属されてました。私の場合は手の届くところに設置するので使うことは無いかな。

QUAD Vena II リモコン

 

リモコンを使うためにはボタン電池が必要だけど付属してなかったので、別途購入が必要です。

 

肝心の音質は凄くいい

これまでの中華アンプマランツPM6006トーマン S-75mk2 と比較すると、どれよりもいい感じの音質で、文字で表現するのは難しいんだけど、力強さもあるんだけど繊細さもあるといった感じです。マランツPM6006 は繊細、トーマン S-75mk2 は力強さといった印象だったけど、好いとこ取りをしたような感じです。

音に不自然さがなくて素直に聴けて凄くいい。

スピーカーは DALI OPTICON1ワーフェデール EVO4.1 の2つで聴き比べしたけど、DALI OPTICON1 との相性が抜群。めっちゃいい音が出る。トーマン S-75km2 の時も感じたけど OPTICON1 って駆動させるアンプの性能の影響を受けやすいのか、いいアンプと組合せると凄く力を発揮してくれます。

ただ、マランツ PM6006 は5万円を切る程度で現行機となる PM6007 は5.5万円。で、QUAD Vena II の新品は約 14~15 万円ということを考えると、PM6006 か PM6007 で十分かなという気もする。。

 

パソコン環境への設置はこんな感じで、モニターアームで設置している 24インチのデュアルモニタの下に設置してます。

Amazon Echo Show 5 開封、設置

 

圧迫感も無いし、ボリューム調整とかも手元で出来るので凄く使い勝手がいい。あと見た目もマッチしてる。

 

外装の素材的に汚れが取れづらい

唯一の欠点だと思うけど、今回購入したのは「ランカスター・グレイ」なんだけど、ホコリとかが目立ちやすくて、しかも塗装がザラザラしてるからなのか汚れが取れづらくてイマイチです。。

もう少しメンテナンスしやすい素材にして欲しかった。

 

最後に

値段は凄く高かったけど、満足度は凄く高いです。パソコン環境でいい音を構築したいのであれば最適な選択だと思ってます。

 

2021年5月1日追記

iFi audio ZEN DAC Signature + Thomann S-75mk2 との組み合わせと QUAD Vena II を比較しました。

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