バイク用のインカムは B+COM の SB6X を利用してます。SB6X のオプションとして音質アップ用のスピーカーがあるのは前から知っていたけど、結構な値段がするので買うのは我慢してたけど、春になってバイクに乗る頻度も上がると思うから購入してみました。
ヘルメットスピーカー EXP01
購入したのは EXP01 です。
対応している機種については、以下の3機種です。私は SB6X を使ってます。
- B+COM SB6XR
- B+COM ONE
- B+COM SB6X(生産終了)
私はツーリングで高速道路を移動中は音楽を聞いていることが多いです。
SB6X を使っている人なら分かると思うので、低音がスカスカなので、音楽を快適に聞くという音質では無いかなと思ってます。ただ、本来の用途となる人の声だったりナビの音の聞こえ方については特に不満はない音質のスピーカーです。あと、バイクに乗っている人なら分かると思うけど、高速道路を走行中は低音域が余計に聞こえなくなるので、余計にスカスカになって音楽を快適に聞ける状態ではないです。
ということで、少しでも音楽再生を快適にしたいなということで EXP01 を購入して音質アップを試みることにしました。
B+COM SB6X 標準スピーカーと EXP01 の比較
標準のスピーカーと比較するとこんな感じです。製品としての厚みは同じだけど、内部の部品の厚みは EXP01 の方があります。製品自体の厚みは同じだけど、ヘルメットに取り付けた時の突起量は同じなので、標準スピーカーが問題なく使えている人は安心して交換出来ると思います。
左が EXP01 で右が標準スピーカー。パット見は標準スピーカーの厚みが薄い気がするけど、標準スピーカーが外周部が薄いので薄く見えるけど、一番厚みがあるところを比べると一緒です。EXP01 は内部部品が標準スピーカーに比べて大きいので外周部も厚みがある感じ。
スピーカーの入れ替えはすごく簡単でした。SB6X 標準のスピーカーはマジックテープで取り付けられてるので、その仕組をそのまま利用出来るので標準のスピーカー剥がして EXP01 を貼り付けて、配線をきれいに整えるだけでした。
で、肝心の音質はアップしたのか?
ここからが肝心の約7千円を使った価値はあったのか?というところです。
まず言えるのは、エージングをしっかりしてから音の評価をした方がいいと思います。初音出しの時はイマイチな音質でしたが、約30時間くらいエージングをした後に確認すると確実に変わっていたので、これからの感想はエージング後の感想になります。
音質自体は、はっきり分かるくらい標準スピーカーとは違って中低音が出てます。ただ、音楽を聞くために凄くいい音かというとそこまででは無くて、あくまでも標準スピーカーに比べると低音も出ててマシになったという印象。というのも私が普段使用している音楽視聴環境は、完全ワイヤレスイヤホンはテクニクスの「EAH-AZ80」だったり、デスクトップ環境のスピーカーも「ECLIPSE TD307MK3」を使ったりと耳が肥えすぎてるので、EXP01 に期待をし過ぎていたというところもあるかな。。
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EXP01 の実売価格は約7千円弱となりますが、7千円を出すまでの価値があると言われると、うーーんというところ。感覚的には3~4千円くらいが妥当かな。音質アップに関しては、標準スピーカーと比べると2~3割くらいアップしたかなという感じ。
サウンドEQ設定は推奨の「EXP01」よりも「低音ブースト」がオススメ
B+COM のマニュアルにはサウンドEQ設定としては「EXP01」が推奨で、その他の設定は非推奨となってました。自動では設定されないので手動で設定する必要があります。
ただ、聴き比べたところ個人的には「低音ブースト」が一番良かったです。名前のとおり低音を強調してくれるイコライザになってるので、ある程度の速度で走行中は低音が聞こえづらくなるので補ってくれる感じでいいです。ここは好みもあると思うので、購入した人は試してみるのがオススメです。
最後に
音質は確実にアップするので、少しでも音楽を楽しく聞きたいという人は買う価値はあると思いますが、ただ、あまり期待値を上げすぎずに購入した方がいいと思います。