インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンとなる「SOUNDPEATS Air4」を購入して凄く良かったので紹介。Apple AirPods(第3世代)の約1/3の価格はコスパは最高なので、インナーイヤー型のイヤホンを検討している人には凄くいい選択肢だと思います。
SOUNDPEATS Air4 を購入した理由
外出時に利用する完全ワイヤレスイヤホンとしては以下を持ってます。
- Technics EAH-80AZ
- SONY WF-1000XM4
- B&W PI7
- NUARL NEXT 1
- SOUNDPEATS Opera05
- SOUNDPEATS Opera03
メインはテクニクスの EAH-80AZ です。このイヤホンは音質は最高だし装着感も最高だし使い勝手もいいので最高に気に入ってます。
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こんなに完全ワイヤレスイヤホンを持っているのになぜ、SOUNDPEATS Air4 を購入したかというと、持っているワイヤレスイヤホンは全て「カナル型」となります。カナル型は遮音性が高いので外出時でも音楽に集中出来るところが魅力です。
今回購入した動機としては、自宅で「リモート会議」をする際に利用したいと思い購入することにしました。リモート会議のときのマイクとしては、この前紹介した「audio-technica AT2040USB」というダイナミックマイクを利用してますが、確実にハウリングさせないためにはイヤホンの利用が必要でした。
今持っているカナル型でも使えることは使えるんだけど、音楽であれば遮音性が高くても気にならないんだけど、リモート会議は長時間装着することも多いし、ずっと遮音性が高いと体への負担が高いなと思って、外音も自然に聞こえる「インナーイヤー型」のワイヤレスイヤホンを選択しました。
インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンの代表格は「Apple AirPods」だと思うけど、Windows パソコンとの組み合わだと微妙というのと、テレワーク時のみ利用することを考えるとコスパが悪いので、探していると SOUNDPEATS から Air4 が出ていて値段も安かったです。ただ安いだけだと不安だけど、SOUNDPEATS 製品は Opera05、Opera03 を持ってて、安いのに性能がいいのは分かっているので安心して購入出来ました。
SOUNDPEATS Air4
SOUNDPEATS Air4 の開封
SOUNDPEATS っぽいパッケージ。
内容物はこれだけでした。インナーイヤー型だからイヤーピースが無いのか。
ケースはプラスチック感が強めで高級感は無い。ただ、お手軽に扱える感じがいいですね。
手持ちの完全ワイヤレスイヤホンと並べて見ました。ケースは一番小さいかな。
イヤホン本体の質感は高めです。
SOUNDPEATS Air4 のスペック
SOUNDPEATS から形状と価格帯はほぼ一緒で「Air4 Pro」と「Air4 Lite」っていうのものあるので比較として載せておきます。
項目 | Air4 | Air4 Lite | Air4 Pro |
形式 | インナーイナー型 | カナル型 | |
Bluetooth バージョン | 5.3 | ||
対応コーデック | aptX Lossless/aptx adaptive/aptx/AAC/SBC | AAC,SBC,LDAC | aptX Voice,aptX Classic,aptX Lossless,SBC,AAC |
Snapdragon Sound対応 | ◎ | - | ◎ |
マルチポイント | ◎ | ||
防水規格 | IPX4 | ||
最大再生時間(本体) | 約6.5時間 | 約7時間 | 約6.5時間 |
最大再生時間(充電ケース併用) | 約26時間 | 約30時間 | 約26時間 |
無線充電 | - |
この次に紹介しますが、パソコンとは aptX で接続したいので Air4 を選びました。
パソコンとは低遅延で接続
パソコンとは Bluetooth で接続しますが、Bluetooth はどうしても遅延があります。
音楽再生であれば遅延してても問題ないけど、今回の利用用途は「リモート会議での会話用途」で利用するので少しでも低遅延にする必要があります。電話と違いリモート会議ソフト自体も若干の遅延が発生するので、そこにプラスしてパソコンからワイヤレスイヤホン間も遅延が発生すると会話する時に変な間になるので快適に会話出来ません。
どうにか低遅延で接続出来ないかなと考えていると、前に購入した「Nura Bluetooth5.3 Audio Transmitter」があることを思い出しました。この製品はパソコンやスマホと USB 接続することで「aptX adaptive」と「低遅延の aptX Low Latency」が利用出来るアダプターとなります。
「Nura Bluetooth5.3 Audio Transmitter」はミュージックモード(aptX Adaptive)とゲームモード(aptX Low Latency)を選択することが可能なので、ゲームモードを選択するとほぼ遅延を感じないレベルになってくれたので快適に利用出来ました。パソコンや aptX に対応していないスマホで利用を想定している人にはオススメのアダプタです。
ちなみに遅延テストは以下の動画で確認しました。aptx Adaptive 接続だと明らかにタイミングがズレて聞こえるけど、aptX Low Latency にすると中央になったところで音が聞こえて違和感なく聞こえました。
ノイズキャンセルの効きはおまけ程度?
SOUNDPEATS Air4 にはノイズキャンセルが搭載されています。
一応、試してみたけど「インナーイヤー型」はイヤーピースが無く遮音性が無いので、ほとんど効果はないと思っていいと思います。エアコンとかの一定のノイズは薄っすら低減していると思うけど、本当に薄っすらと効いているかも?というレベルなので、この部分には期待しない方がいいです。
思ったよりも音が良い
リモート会議用として購入したので音質についてはどうでも良かったんだけど、想像してたよりも良かったです。というか普通に音楽を聴けるレベル。
インナーイヤー型なので外の音も普通に聞こえるので、ながら聴きには凄くいいかもしれない。もちろん、音質重視のカナル型となるテクニクス EAH-80AZ みたいに聴き込む感じの音ではないけど、ながら聴きには最適なイヤホンかも。これなら外部も音も聞こえるしジョギングとかの用途にも使えると思う。
Windows でもタッチ操作は有効
イヤホンのタッチ操作は Windows でも有効でした。リモート会議中に使う頻度が高い音量操作も、左側を1タッチで音量を1つ下げる。右側を1タッチで音量を1つ上げるで操作可能なので快適に利用出来ました。
なお、タッチ操作時の Windows 側の音量の遷移としては「100 → 86 → 70 → 56 → 48 → 38 → 30 → 24 → 20 → 16 → 12 → 8 → 6 → 4 → 2 → 0」という感じで一定の間隔ではなかったです。
ダイナミックマイクとの組み合わせでリモート会議が快適に
購入した一番の目的のリモート会議でも使って見ましたが、凄く快適に利用出来ました! 使い方としては、相手の音声は SOUNDPEATS Air4 で聴き、こちらの音声のマイクについては、以下で紹介した audio-technica の AT2040USB(ダイナミックマイク)の組み合わせで使ってます。
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リモート会議時にはスピーカーから相手の音を出して利用することも可能ですが、スピーカーから出す音が大きすぎると、どうしてもマイクで音を拾ってしまいハウリングの原因になるので、相手の音声はイヤホンで聞くことで安心して利用することが可能になりました。
また、インナーイヤー型なので外の音も聞こえ密閉感も無いので、会議が長時間になっても体への負担が少なく利用することが出来るようになったので、感覚としては相手の声をスピーカーで聴いているレベルと同等の使い勝手で使えるようになりました。
最後に
リモート会議を外付けのマイクを使ってて、相手の声を聞くための環境に悩んでいる人には凄くいい選択肢だと思います。また、iPhone を使っててカナル型が良いけど、Apple AirPods(第3世代)までのお金を出したくないという人は約1/3の値段となる SOUNDPEATS Air4 はかなりコスパのいい選択肢だと思います。